映画『ワイルド・スピード』シリーズで、ローマン・ピアース役を演じてきたタイリース・ギブソンは、ルーク・ホブス役の“ザ・ロック”ことドウェイン・ジョンソンに、シリーズ9作目の公開日を遅らせないようインスタグラムで必死にお願いした。『ワイルド・スピード』シリーズ9作目は、2019年4月19日に全米で公開される予定だが、その一方でジョンソン演じるキャラクターが主人公のスピンオフ映画が製作されるという噂も広がっている。Entertainment Weeklyが伝えている。
ギブソンは自身のインスタグラムでジョンソンに対して、「(スピンオフの)“ホブス”映画の製作を進めるなら、本当のことを隠すかもしれない。一緒にスプリンターに乗っただろ。僕らで話し合ったことを思い出してくれるまで、連絡して欲しくないよ。僕が君の(インスタグラムの)タイムラインでコメントしているのは、僕のメールに返事をくれないからだ。ワイスピファミリーはそんなファミリーだろ………単独での離脱はなしだ」と投稿した。
ギブソンによるジョンソンへのアピールはまだ続き、12日には長文のメッセージを送った。
ギブソンは、「これまでも、これからもこの大スターとは問題はない。彼は兄弟だ」とコメントしたが、ジョンソン主演の最新作『Baywatch ベイウォッチ』(原題)は好きではないことを明かしている。「僕はただ連絡を取ろうとしているだけなんだよ。ホブスが主人公の単独映画について連絡がないからだ。撮影は、今はしてほしくない。『ワイルド・スピード』の9作目の公開日がもう決定しているし、大切なファミリーや『ワイルド・スピード』の熱心なファンの期待を裏切ることはできないからだ。公開日の延期とか、いろいろな問題を理由にね………。『ワイルド・スピード ICE BREAK』がどれだけヒットしたかわかるだろ?もう公開日を発表しているし、変更したくないんだよ」とコメントした。
さらに、「僕はもうプライベートでファミリーとの問題は公表しない」と述べた。以前、ジョンソンは『ワイルド・スピード ICE BREAK』の撮影で共演した一部のキャストたちを“臆病者”と指摘していた。「15年間、作品に携わってきたファミリーやキャスト、スタッフを代表しているんだ……全員の問題だよ…撮影の時は一緒に食事をしてファミリーの愛を感じたし、おもしろいことや話も覚えているよ……僕やキャストが笑顔だったのは、ワイスピの撮影が休日のようであったからだ……公開日は遅らせたりしない」とギブソンは語った。
ギブソンは最後に、「これは暴言じゃないし、ロックを嫌ってもいない。自分のためにこんなことをしたいんじゃない…ワイスピファミリーのためなんだ。僕は誠実だし、こんなメッセージを送っていることを謝りたい」と締めくくった。
ギブソンは文中で、「反応してくれたら、この投稿を全て削除する」と述べている。投稿は全て削除されたが、その後、ギブソンはジョンソンとの写真をインスタグラムに投稿し、「メールはしてないよ。反応してくれ」とコメントした。