【全起こし】嵐・松本潤の34歳の誕生日を有村架純、行定勲が“ナラタージュン”ケーキで祝福!

MC:10月7日の全国ロードショーに向けていよいよ完成披露試写会になります。さっそくお呼びしたいと思います。皆様心の準備はよろしいですか? 盛大な拍手でお迎えください。『ナラタージュ』主演の松本潤さんです。そして有村架純さんです。最後に本作の監督を務めました行定勲監督です。まず皆様からご挨拶いただきたいと思います。高校の社会科教師、そして演劇部の顧問である過去の出来事で逃れられない影を背負っている主人公、葉山貴司を演じました松本潤さん、よろしくお願いします。

松本:葉山を演じました松本潤です。今日はお暑い中お集まりいただきありがとうございます。去年の夏に撮っていた作品がこうやって皆さまに観ていただけるようになり、とてもワクワクしております。今日は楽しんでいってください。よろしくお願いします。

MC:ありがとうございます。そして高校在学中に葉山と出会い、全身全霊で彼を愛するようになる演劇部の元生徒、工藤泉を演じました有村架純さんお願いします。

有村:工藤泉を演じました有村架純です。一年前の夏『ナラタージュ』という世界の中にいられたことが、今はとても誇りに思います。当時は23歳でしたが大人の恋愛というものを23歳で演じられたことは、きっと私にとって一生忘れられないことだと思います。そのような作品を皆さんに観ていただく日が来てとてもうれしく思います。最後まで楽しんでいって下さい。よろしくお願いいたします。

MC:そして本作の監督でございます。行定勲監督です。よろしくお願いいたします。

行定:本日は忙しい中集まっていただいてありがとうございます。この映画は12年くらい前に映画の企画としてやらないかっていう話を映画会社の方からいただいて出会った作品です。その時に非常に赤裸々に大人に変わっていく少女、そして謎の先生の存在の不確かさを、時にはエロスで時には死を感じさせるような物語で重厚に描かれた島本理央さんの小説でした。昨今こういうラブストーリーというか恋愛劇というのは映画化されないようになっている気がして、やりたいと思っていたんですが10年かかったんですね。キャストがうまくハマらなかったっていう。10年待ってここにいる2人と出会いました。2人ともリスクの非常に高い部分もあったと思うんですけど、一緒に作ることを2人も受け入れてくれて、今日の日を迎えられたと思っています。2時間20分あるんですけど、あっという間だと思います。濃密な時間を楽しんでいってもらえたらと思います。ありがとうございます。

MC:ありがとうございます。話を伺っていきたいと思います。今日一般の皆様には初めて披露ということになります。まず松本さん、有村さん、このお話が来た時、出演が決まった時のお気持ちをお聞かせ下さい。

松本:行定監督の作品でお声がけいただいたことが嬉しかったですね。プライベートで(行定監督に)お会いしたことがありまして、そのときに「面白い作品があったら一緒にやりたいね」と言っていただいたことを思い出しまして、本当に声かけてくださったんだなと思って、すごく嬉しかったのを覚えています。また同時に、台本をいただいた時に戸惑いもありました。というのも葉山という人物の描写があまりにも少ない台本だったので、どうやって演じるのかというのが…、それを読む限りでは意図が分からなかったので、一度行定さんとプロデューサーの小川さんにお会いさせてもらって、そこでお話しさせていただいた時に「葉山っていうのはこういう人物にしたいんだ」って言ってくださった言葉がすごく素敵な言葉で、その言葉を聞いた時に同時に楽しみになり、やらせていただいたことを嬉しく思います。