【監督降板!】『スター・ウォーズ』の若きハン・ソロを描くスピンオフ映画でフィル・ロードとクリストファー・ミラー監督が降板

phil_lord_chris_miller_-_headshot_-_h_-_2016

The Hollywood Reporter

フィル・ロードとクリストファー・ミラーが、『スター・ウォーズ』でハリソン・フォードが演じたハン・ソロの青年時代を描いたスピンオフ映画の監督を降板したようだ。ルーカスフィルムの代表であるキャスリーン・ケネディは「フィル・ロードとクリストファー・ミラーは、素晴らしいキャストとスタッフを集結させる優れた映画製作者です。しかし、私たちが持つ本作の製作ビジョンと違うことが明らかになり、二人とは別々の道を行くことになりました。新たな監督はまもなくお知らせします」と述べた。The Hollywood Reporterが伝えている。

フィル・ロードとクリストファー・ミラーは文書において、「残念ながら、私たちのビジョンと方針が製作会社と一致しませんでした。本来ならば、“創造的な考えの不一致”というフレーズは使いたくありませんが、この件に関してはそう言わざるを得ません。世界でトップレベルの素晴らしいキャストやスタッフの皆さんと一緒に仕事ができたことをとても誇りに思っています」と述べている。

ロードとミラーは、アニメ映画『LEGO ムービー』をはじめ、コメディ映画『21ジャンプストリート』、その続編にあたる映画『22ジャンプストリート』などの監督を務め、2015年7月には『スター・ウォーズ』の若きハン・ソロを主人公にしたスピンオフ映画のメガホンを取ることが決定していた。この『スター・ウォーズ』のスピンオフ映画では、アルデン・エーレンライクが若きハン・ソロ役を演じるほか、エミリア・クラーク、ウディ・ハレルソン、ドナルド・グローヴァーらが出演する。

2017年2月より、本作の撮影がロンドンで開始されているが、まだ数週間ほど撮影が残っているようだ。現在は誰が現場の指揮を取っているのかは公表されていないが、夏に残りの撮影を再開する予定だ。本作は2018年5月25日に全米で公開予定だが、今のところ公開日の変更は発表されていない。

『スター・ウォーズ』シリーズの製作において、監督降板の問題に直面するのは今回が初めてではない。『ローグワン/スター・ウォーズ・ストーリー』はギャレス・エドワーズが監督を務めたが、トニー・ギルロイが脚本を書き直し、大幅な変更を加えて再撮影を行なった。ここ数年は、“創造的な考えの不一致”が原因で、複数の監督が映画の製作中に撤退している。ティム・ミラーは20世紀フォックスのマーベル映画『デッドプール2』を、主演のライアン・レイノルズとの意見の不一致で降板している。リック・ファムイーワはワーナー・ブラザースとDCエンターテイメントが製作する映画『The Flash ザ・フラッシュ』(原題)を降板した。また、ミシェル・マクラーレンはDCコミックス原作の映画『ワンダーウーマン』の監督を降板し、その後『ワンダーウーマン』の監督を務めたパティ・ジェンキンスは『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』の監督を事前に断わっている。