【監督降板→後任監督決定】『スター・ウォーズ』の若きハン・ソロを描くスピンオフ映画の新監督はロン・ハワード!!

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The Hollywood Reporter

『スター・ウォーズ』シリーズのハン・ソロを主人公にしたスピンオフ映画の新監督にロン・ハワードが正式に決定した。本作はフィル・ロードとクリストファー・ミラーが監督として4か月半ほど現場を指揮してきたが、二人は脚本のローレンス・カスダンとの製作方針の意見の違いにより先日降板したばかりだった。The Hollywood Reporterが伝えている。

撮影は約4分の3を終えており、この段階での監督の交代は非常に珍しい。撮影は3週間半ほど残されていて、7月10日より再開される予定だ。本作には、アルデン・エーレンライクが若きハン・ソロ役で主演するほか、ランド・カルリジアン役のドナルド・グローヴァー、ウディ・ハレルソン、エミリア・クラーク、タンディ・ニュートンらが出演する。

ハワードは自身のツイッターにおいて、「1977年5月25日以来ファンである『スター・ウォーズ』シリーズの製作に参加することにとても感謝しているよ」と述べ、「すでに完成している部分を尊重したいと思うし、約束通りハン・ソロの映画を実現させるよ」と加えて投稿した。

ハワードは1995年の映画『アポロ13』などの監督を務め、2002年の監督作品『ビューディフル・マインド』ではアカデミー賞で監督賞や作品賞を受賞した。ハワードはジョージ・ルーカスやルーカスフィルムとの繋がりがあり、今回の『スター・ウォーズ』のスピンオフ映画の監督に決定したようだ。ハワードは、ルーカスが監督を務めた1973年の映画『アメリカン・グラフィティ』に出演しており、ルーカス原案の1988年の映画『ウィロー』の監督も務めている。さらに、ハワードはかつてルーカスに1999年の映画『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』の監督をしないかと話を持ちかけられていたことを明かしている。『インフェルノ』(2016)や『白鯨との闘い』(2015)など、近年のハワードの監督作品には、興行収入が製作費を下回るものもあるが、ハワードはうまく仕事をこなして作品を完成させることを第一に考えているようだ。

ルーカスフィルムの代表であるキャスリーン・ケネディは文書において、「ルーカスフィルムでは、我々はジョージ・ルーカスが40年前に始めた冒険に対する情熱を貫くことで、各作品が達する最高の目標が満足するものになると信じています」と述べた。さらに、ケネディは「その点を考慮し、我々はロン・ハワードが『スター・ウォーズ』のスピンオフ映画の監督を引き継ぐという発表ができて感激しています。見事な脚本、優れたキャスト陣とスタッフで素晴らしい映画を完成させることを約束します」と述べている。

『スター・ウォーズ』シリーズのハン・ソロの青年時代を描くスピンオフ映画は2018年5月25日に全米で公開予定だ。