【全文掲載】吉岡里帆「リップを塗られながら…」中村倫也「手を振るときの…」、“覇権をとれること”に爆笑!

MC:素敵なスピーチを先生から頂きましたけど、監督どうなんですか?

吉野:原作自体に魅力があったので、この素晴らしいキャストスタッフが集まっていただけたと思います。それをこれから観ていただけるので、ドキドキとともに幸せがいっぱいですね。

MC:吉岡さんも、辻村先生からの言葉は励みになったんじゃないですか?

吉岡:もうすごく本当に感謝しかないですし、初めて原作を読ませていただいて、お話を頂いたときに、自分が何年もこの仕事をしていて心が折れそうになる瞬間とか、どうすればいいんだろうってずーっと悩んでたことの、まるで解決方法を「こうすればいいんだよ」って作品が言ってくれてるようで、「もっと自分のことを信じていいんだよ」って背中を押されて、不安だった気持ちがどんどん解消されていくというか、ほぐれていくのを感じました。瞳を演じてアニメを作る、みんなで1本の作品を作るって言う行為と、本編でのアニメを作るっていう思いが重なって、人に作品を映画館で観ていただけるってことの幸せを感じたし、好きなものがあればどんな状況でも頑張れるって本当に辻村さんの作品から頂いたので、これからの人生にとってもお守りになる、そんな作品になりました。

MC:ありがとうございました。さて、ここで皆さんに共通質問をしたいと思います。本作は登場人物たちがアニメの頂点、すなわち覇権を目指して奮闘します。そこで、皆さんがこれだけは負けない、覇権をとれると思うものは何でしょうか?

吉岡:この質問、本当に難しくて(笑)。そんなのないっていうのがすごいシンプルな答えなんですけど…、さっき尾野さんと中村さんに「リップを塗られながらしゃべるのが、すごい上手だね」って褒めてもらいました。「それで覇権とれるよ」って(笑)。お二人のお墨付きをいただいたんで、それを私の自信を持てることにしたいと思います。

中村:すごかったですよ。ぜんぜん口が動かないで、リップ塗られているから。でも眼球と言葉だけこっちに来るっていう(笑)。「えっ?誰がしゃべってんの?」みたいな(笑)。

吉岡:「腹話術に向いてるんじゃない?」って尾野さんが教えてくださいました(笑)。

MC:中村さんはいかがですか?

中村:こういうイベントやると、この後フォトセッションやって、奥のムービーのカメラに向かって「手を振ってください」って、各番組とかwebサイトに載せるような映像になるんですけど、そこのムービーさんのカメラに対する、手を振るときのスマイル?それは覇権がとれるんじゃないかと。この後やるので、覇権をとれる笑顔だったら、あふれんばかりの拍手を、おひねりなどを、お願いしますね。

MC:尾野さんはいかがですか?

尾野:私はビーフジャーキーが好きなんですよ。ビーフジャーキーを一袋食べる速度は、一番早いと思う。すごい硬いんですよね。それを秒速で食べる。歯がぐらっぐらになるまで食べるから。

中村:歯はぐらつかせない方がいいと思いますけどね(笑)。

尾野:食べ終わるとグラグラになってるから(笑)。ぐらい好きなんですよ。名刺サイズぐらいのジャーキーを、ぺっぺ、シャンシャンシャン、グリみたいな(笑)。もう秒速。

中村:ないすかね、ジャーキー(笑)。

吉岡:見たい(笑)。

尾野:持ってこないで(笑)。お店でなんて頼めない。少なすぎて。

中村:このノリで覇権とれますよ(笑)。

尾野:(笑)。

MC:辻村先生に聞いてみます(笑)。

辻村:色んな他の作家さんに「違うだろ」って言われるかもしれないんですけど、作家としての映像化に関する運の良さは覇権がとれるなって思います。

吉岡:素敵な答えすぎる!?

辻村:本当にそうなんですよ。『ハケンアニメ!』も完成まで結構道のりが長くて、だけど最高の形で今年観られるっていうことがすごく嬉しいですし、他の作家さんにうらやましがられるぐらいだろうなぁと思ってます。

中村:こういうことを言えばいいんだね。

吉岡:こういうことを言わないとですよ(笑)。

中村:なんだ「スマイル」って(笑)。大喜利だと思っちゃったからなあ(笑)。