ジェームズ・フランコが主演を務め、マーベル・コミックのキャラクターであるマルチプルマンを主人公とした『X-MEN』シリーズのスピンオフ映画の製作が、20世紀フォックスによって進行中のようだ。Deadlineが伝えている。
本作の脚本は、『ワンダーウーマン』のアラン・ハインバーグが手掛け、製作には『X-MEN』シリーズのサイモン・キンバーグらが参加すると言われている。
マルチプルマンの正体であるジェイミー・マドロックスは、自分のクローンを作り出す能力を持ち、出生時に医師に身体を叩かれた際にも分裂する力を見せた。ロスアラモス国立研究所の職員である彼の父親は、一家を人里離れた土地に移住させ、マドロックスは、プロフェッサーXがデザインしたクローン作製能力をコントロールするコスチュームを着て静かに暮らすようになる。マドロックスはその特殊な能力によって様々なトラブルを引き起こすが、X-MENやファンタスティック・フォーと関わるようになっていく。
本作の製作プロジェクトは、キンバーグが脚本を執筆した、フランコと弟である俳優のデイヴ・フランコが出演する映画『The Hardy Men ザ・ハーディ・メン』（原題）の製作途中で生まれたという。
20世紀フォックスは、現在、『X-MEN』シリーズのスピンオフ映画として、『X-MEN：Dark Phoenix ダーク・フェニックス』（原題）のほか、若きミュータントたちを描く『ニュー・ミュータンツ』（原題）、ライアン・レイノルズ主演の『デッドプール2』、チャニング・テイタム主演の『Gambit ガンビット』（原題）の製作を進行している。
