MC:どうもありがとうございます。リリー・フランキーさん、いかがでしょうか?
リリー:さっきエンドロールのことで、あっちゃんが観てないことに責められたりしてましたけど、何で僕がずっと黙っていたのかというと…。
大泉:ちょっと待ってください。
リリー:まだね、完成したものを観てないんですよ。
前田:え!?
大泉:リリーさんにいたってはまだ観てないということですか?
リリー:(大泉が)さっき「台本に書いてあるだろう」と言っていたから、「あれ、最後どうなったかな」って。あれですか?最後、洋ちゃんと龍平くんが…。
大泉:言っちゃだめですよ!?何を言おうとしたのか知らないけど!
リリー:あれでしょ?雪の中、全裸で絡み合う…。
大泉:違う違う!!そんなシーンないです!!まだ観てないんですか?
リリー:まだ観てないからさっきからおとなしくしてたんですよ。
大泉:あのね、こんなこと言いたくないんですけど、どの面下げてここに…!
リリー:さっきから観てない映画の取材を2時間も受けているんです。
大泉:絶対観るべきですよ!僕だって時間はなかったけど、自分の映画をDVDで観たんですよ!?
リリー:スクリーンで観たいから我慢してるんですよ。
大泉:どういう取材受けたんですか!観てないのに。
リリー:らしいですよ的な話を…。
(会場爆笑)
大泉:いやいや!生き方が適当すぎる!!今日だってみんな早く来てメイクしてるのに、出る直前にふらーっと現れるっておかしいでしょ!何も準備してないでしょ、あなた!
リリー:今日はこういう日ですから。ちゃんとまつエクの予約も入れていろいろやってきたわけです。
大泉:家からそのままじゃないですか!しかも若干やっぱり遅刻してきたし。遅刻して僕らが待っているのにふーっと現れて。
リリー:ふふ(笑)。待ってる感がハンパないね(笑)
(会場爆笑)
大泉:当たり前ですよ!待ってるんですよ、こっちは!15分待ってるんだ!あなたが来ないから!
リリー:今日もみなさんがうらやましいですよ。これから観られるんですから。
大泉:じゃあ観てったらどうなんですか、あなた!観ないで終わりそうじゃないですか。
リリー:何をおっしゃいますか。僕は撮影しているときは、さっき龍平くんが言ったみたいに4があったら絶対いいなって。その予感が。
大泉:予感もクソも!観てもいないで!?
リリー:『チャイルド・プレイ』のチャッキーの映画でも5までやってるんですから。
大泉:『チャイルド・プレイ』と一緒にされてもね!『探偵はBARにいる』ですから。
リリー:探偵が毎年冬に観れる、みたいなね。
(会場拍手)
大泉:正直、毎年は厳しいですよ。毎年拷問を受けないとですよ、この映画はひどい目に遭うからね。何年かにいっぺんくらいはいいですけど。いや、びっくりしましたよ、観てない人がいるんですもん。来るべきじゃない。
リリー:大体おおまかな話は知っていますよ。
大泉:本が出てるんだ!おおまかな話を知ってるだけの人が来ちゃいましたね。参ったな。
MC:ありがとうございました(笑)。前田敦子さんはいかがでしたでしょうか?
大泉:最後まで観てないやつですからね!
前田:最後は見逃しただけです!観ました、本編はもちろん。私は好きなシーンがいくつかあるんですけど、小さいところだったら車が絡んでるシーンが好きですね。かわいいですね。
大泉:高田の車ね。
前田:車が生きているかのような感じが好きですね。
大泉:今回、監督は車の顔をよく撮っていたんだっけ?
吉田:いや…車の顔、撮ってましたかね?
リリー:洋ちゃん、観てないんじゃないの?
大泉:車のシーンはかわいいですよね!
前田:後半はすごく盛り上がっていく感じが好きでしたね。あまり言えないですけど、マリさんがきっかけ…それぐらいですかね、言えるのは。3人のバーのシーンもすごく好きでした。あそこからどんどん進んでいく感じ。
大泉:私がでしょ?
前田:そう!!あれ、いいです。探偵さんはちゃんと心情をわかってるんだなって。
大泉:そりゃそうですよ。探偵だって馬鹿じゃないんですから!あそこいいシーンですよね。
前田:いいシーンでした。あそこからラストまでが大好きですね。ぜひ楽しんでほしいです。