ミッツ・マングローブ 「ただただ美しかった!」 『ノクターナル・アニマルズ』トークショー レポート

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世界的ファッションデザイナーのトム・フォードが『シングルマン』以来、7年ぶりに監督を務めた最新作『ノクターナル・アニマルズ』が11月3日(金・祝)より、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開されるのに先立ち、10月24日(火)にトークショー付き特別試写会が行われ、女装家でタレントのミッツ・マングローブが登壇した。

来場者の前にサプライズゲストとしてミッツ・マングローブが登場すると、驚きと歓喜の声が上がった。エイミー・アダムスが演じた主人公スーザンの衣裳のような、深緑のロングドレスで登壇したミッツは、ため息交じりに第一声「ただただ美しかった」と話し出した。映像美はさすがトム・フォード!と思わせるテクニックが満載で、監督自身のルーツになるものも多く登場する。特にミッツのお気に入りになった、凶悪犯レイ役のアーロン・テイラー=ジョンソンとルー役のカール・グルスマンには「かわいい!」を連発!さらに自身の恋愛談と合わせて、本作にいかにトム・フォード監督の想いがつまっているかを丁寧に解説した。

イベントのMCを担当した秀島史香とミッツは大学時代の同級生。ちょいちょいツッコミを入れてくる秀島に対し「あんたは昔から変わらないわね~」と、TVで見せるようなキレのよいジャブを飛ばすミッツ。トークショーは終始和やかな雰囲気で進行し、盛況のうちに終了した。

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『ノクターナル・アニマルズ』
2017年11月3日(金・祝)より、TOHOシネマズ シャンテ ほか全国ロードショー
監督:トム・フォード
出演:エイミー・アダムス ジェイク・ギレンホール マイケル・シャノン アーロン・テイラー=ジョンソン
アイラ・フィッシャー カール・グルスマン アーミー・ハマー ローラ・リンレー アンドレア・ライズブロー マイケル・シーン
配給:ビターズ・エンド パルコ

STORY アートギャラリーのオーナーとして成功をおさめ、経済的には恵まれながらも、夫との関係が上手くいかず満たされない日々を過ごすスーザン(エイミー・アダムス)。ある週末、20年前に離婚した元夫のエドワードから、彼が書いた小説「夜の獣たち(ノクターナル・アニマルズ)」が送られてくる。彼女に捧げられたその小説は暴力的で衝撃的な内容だった。精神的弱さを軽蔑していたはずの元夫の送ってきた小説の中に、それまで触れたことのない非凡な才能を読み取り、再会を望むようになるスーザン。彼はなぜ小説を送ってきたのか。それはまだ残る愛なのか、それとも復讐なのか。

(c)Universal Pictures PhotocMerrick Morton/Universal Pictures Internationa