『ヨコハマメリー』監督11年ぶりの長編、『禅と骨』8月24日に渋谷でカウントダウン上映会開催!

このたび、『ヨコハマメリー』の中村高寛監督11年ぶりの長編ドキュメンタリー『禅と骨』を9月2日(土)よりポレポレ東中野、キネカ大森、横浜ニューテアトル他全国にて順次公開。先日告知解禁され、田原総一朗、鹿島茂、森達也らが登壇する『禅と骨』完成披露プレミア上映会(7月23日・横浜市開港記念会館)が好評につき、東京での公開直前カウントダウン上映会の開催が決定した。

『禅と骨』main

2006年に公開され大ヒットを記録したドキュメンタリー『ヨコハマメリー』の中村高寛監督が11年ぶりに放つ最新作は、横浜生まれの“青い目の禅僧”ヘンリ・ミトワを追ったドキュメンタリー。1918年、アメリカ人の父と日本人の母の間に生まれた日系アメリカ人であるヘンリ・ミトワは、日本文化をこよなく愛し、茶道・陶芸・文筆にも優れた才能を発揮、世界遺産に登録されている京都嵐山・天龍寺の禅僧として晩年を過ごしていた。しかし80歳を目前に突如、童謡「赤い靴」の映画化を宣言、長年追い求めた夢の実現に動きだす。家族や周辺の人々を巻き込みながら、これまで築き上げてきた“青い目の文化人”という地位から大きく逸脱していく様を、ヘンリの波乱に満ちた人生と絡めながら、ドラマ、アニメなど、様々なジャンルを駆け巡る異色のドキュメンタリー映画として、中村監督が8年の歳月を費やして完成させた。

『禅と骨』sub1

ゲストは、「生命とは動的平衡にある流れである」と提唱する『生物と無生物のあいだ』の著者、福岡伸一と、「フィクションとノンフィクションに境はない」を基調に、『A』『ドキュメンタリーは嘘をつく』『FAKE』を制作するドキュメンタリー監督、森達也。分野こそ違い、それぞれの境界のボーダレスを標榜、意識する二人の作家により、本映画の持つ意味や意義、表現するとは?生きるとは?死とは?禅とは?骨とは?についての世界観やその境地を探っていく。

↓福岡伸一
福岡伸一(c)阿部雄介

↓森達也
森達也

『禅と骨』公開直前!カウントダウン上映会 詳細

日時:2017年8月24日(木)19時~21時:映画上映  21時~22時:シンポジウム
場所:ユーロライブ(渋谷区円山町 1-5 KINOHAUS 2F tel.03-3461-0211)定員178名
料金:2,000円
チケット販売:イープラス(パソコン/スマートフォン/携帯共通)
sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002231162P0030001
タイトル:『表現すること生きること』
ゲスト:福岡伸一(生物学者)、森達也(映画監督、作家) 進行:中村高寛監督

↓中村高寛
中村高寛監督

<中村高寛監督 プロフィール>
1997年、松竹大船撮影所よりキャリアをスタート、助監督として数々のドラマ作品に携わる。99年、中国・北京電影学院に留学し、映画演出、ドキュメンタリー理論などを学ぶ。06年に映画『ヨコハマメリー』で監督デビュー。横浜文化賞芸術奨励賞、文化庁記録映画部門優秀賞、ヨコハマ映画祭新人監督賞・審査員特別賞、藤本賞新人賞など11個の賞を受賞した。また NHK ハイビジョン特集『終わりなきファイト“伝説のボクサー”カシアス内藤』(10年)などテレビドキュメンタリーも多数手掛けている。

『禅と骨』
2017年9月2日(土)より、ポレポレ東中野、キネカ大森、横浜ニューテアトルほか全国順次
監督・構成・プロデューサー:中村高寛
出演:ウエンツ瑛士 余貴美子 利重剛 伊藤梨沙子 チャド・マレーン 飯島洋一 山崎潤 松浦祐也 けーすけ  千大佑 小田島渚 TAMAYO 清水節子 ロバート・ハリス 緒川たまき 永瀬正敏 佐野史郎
ナレーション:仲村トオル

©大丈夫・人人 FILMS