「私はトランプ支持の共和党員ではない。だから私は彼に投票しなかったんだ」と、アーノルド・シュワルツェネッガーはCNNの番組で語り、改めてトランプとの対決姿勢を示した。The Hollywood Reporterが伝えている。
CNNの番組に水曜の夜に登場したシュワルツェネッガーは、NBCのリアリティ番組「アプレンティス／セレブたちのビジネス・バトル」についてのトランプの”口撃”について尋ねられると、「私は神経がずぶといんでね、あれくらいは気にならないよ。だっておかしいじゃないか。3分の1の視聴者が、ドナルド・トランプがエグゼクティブ・プロデューサーだという理由で番組を見なくなったというじゃないか。広告主が去り、観客が去り、私はこの政治的な事情に巻き込まれただけなんだよ」。しかし「そのおかげで私は攻撃し返すチャンスを得たんだけどね」
シュワルツェネッガーとトランプとの間にある確執は最近深くなっている。シュワはツイッター動画でトランプの低支持率について馬鹿にし、以前にトランプは、シュワが「アプレンティス／セレブたちのビジネス・バトル」の司会を自発的に辞めたのではなく、実際には「ひどい視聴率のせいでクビになったんだ」と愚弄した。
番組収録の場で、シュワルツェネッガーは、トランプが子どもの放課後の活動に要する政策の予算を削減しようとしていることについて、子どもを犠牲にして予算の均衡を図ろうとしていると、トランプをこき下ろした。
「私たちは子どもを救うためのお金を取り上げることを許してはいけない」と彼は語った。「トランプはアメリカを偉大にすると何度も話していた。しかし、子どもたちから12億ドルを奪い取ることは、アメリカを偉大にすることではない」
シュワルツェネッガーはトランプとの関係について、「私たちは何年にもわたって友人だった。実際には何十年もだ。彼を怒らせたのは、私が彼に投票しなかったという事実があるから。私は彼に投票しないと表明したし、他の人に彼に投票しないようにとも言っていた」
そう言いながらも最後にシュワルツェネッガーは、トランプには大統領として成功してほしいと言った。「ドナルド・トランプは大統領選に勝ったし、私は彼にすぐ電話して『おめでとう、あなたは私たちの大統領だ』と言ったんだ。同じ事をオバマにも言ったけどね」と。
