【全起こし】蒼井優はロケ拒絶、松坂桃李は究極の恐怖体験を告白!? 映画『彼女がその名を知らない鳥たち』初日舞台挨拶レポート全文掲載!

奥浜:ありがとうございます。上映前ですが、映画がさらに面白くなるお話を伺っていきたいと思いますが、まずは蒼井さん。蒼井さんが演じられている十和子は三者三様の男性と関係を持ちそれぞれに対する思いが違っていると思うんですけが、演じる上でそれぞれに向かっていく気持ちはどのように違ったのか教えていただけますか。

蒼井:そうですね。十和子っていう女性はものすごく自分勝手なように見えて、主体性がない女性なんじゃないかなというのがあったので、お三方とそれぞれに対して違う面を見せていけたらいいなと思いながらやっていました。

奥浜:やはり阿部さん演じる陣治に対する時と、松坂さん竹野内さんに向かう時と、気持ちが違ったんですか?

蒼井:全然違いましたね。あとロケ地も全然違うので、なんか阿部さんとのシーンは汚いところが多かったですね。あ、でもロケとかで借りているお店があったりするからちょっと失礼ですけど(笑)。で、松坂さんとは、キラキラしたような。

松坂:そうでしたね。

蒼井:ライトが綺麗なところが多くて、竹野内さんとは嘘みたいなロケ地で。

竹野内:そうでしたね。

蒼井:嘘みたいに白いお家とか、白い砂浜とかで撮影してました。

奥浜:ロケーションでも気分が変わってくるというか?

蒼井:3本の作品を撮っているような感覚でしたね。

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奥浜:なるほど。そして阿部さん、本作はオール関西ロケで行われたということでしたが、関西で印象に残った出来事があったらお聞かせいただきたいんですが。

阿部:関西で印象に残った出来事…。ずっと映画を撮ってましたからね、すごいことが起きないんですよね、そんなにね。ただ、僕は千葉の松戸の男なんで、関西弁でしゃべんないですよね、普段。だから言葉がすごい苦労しました。毎日、鬼のような方言指導の方が居て、山田ってやつなんですけど。(会場爆笑)その人が結構厳しかったので、それはすごく苦労したなっていう感じですね。だから、あんまりどっかに遊びに行ったとか、そういうのはないんですよ。ただ、大阪でしか撮れないような画がいっぱい撮れていると思うので、それは本当に助かりましたね。いい風景のところで。(劇中で)本当に汚いところに住んでますから、僕たちは。知らなかった…、あんな所で、あんな夢みたいなシーンがあるなんて…。(会場爆笑)

奥浜:ぜんぜん違う世界観でしたよね。

阿部:ビックリしました。

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