【全文掲載】田中圭「あんまり言いたくないんですけど…」ある共演者の“秘密”を暴露!?

MC:ありがとうございます。本作は驚きと感動が待っているわけで、その一つのキーワードとして“秘密”という部分があると思います。今回共演してみて、この人の秘密を知ったみたいなことはありますか?

永野:監督! 監督は赤が好き(笑)。赤が好きなんです。

前田:違う違う…。

永野:ポスターの優子も赤い服を着ていて、衣装部さんと話をするときに、「監督が赤をイメージしている。優子のイメージでもあるし、監督の好きな色でもある」ということで赤が多かったんですけど、否定したいみたいです(笑)。

前田:いや、あの…そうですね。ヒロインは赤は映えるので、永野さんも似合うので、それは重要なアイテムとして赤を着ていただいたんですけども、でもグリーンの服もかなり着ていました。

永野:グリーンも着ましたけど、監督は何色が好きなんですか?

前田:赤い色…とグリーンは好き(笑)。

MC:秘密が暴けました(笑)。田中さんはどうでしょうか?

田中:あんまり言いたくないんですけど…、芽郁ちゃん。

永野:え〜!? じゃあ言わなくていいですよ(笑)。

田中:あんまり言いたくないんですけど、芽郁ちゃんね、赤、赤、言ってたのに、トマト苦手なんですよね。赤、赤、言うから思い出してしまい。皆さん映画を観る前なので、観た後だったらめちゃくちゃしゃべりたいことがあるんですけど、とりあえず一回目はフラットに観ていただきたいので、これ以上は言いませんが、一つだけ言うとしたら森宮さんと優子ちゃんでご飯を一緒に食べるシーンがあるんですけど、そこも何食べてるのかなーって観ていただけると、芽郁ちゃんはトマトが苦手っていう事だけ覚えておいていただけると、色々と面白いことが発見できるんじゃないかなと思いますね(笑)。

永野:あら〜? なんだろ?

MC:秘密は合っているということでよろしいですか?

永野:合ってます(笑)。

MC:石原さんはどうですか?

石原:芽郁ちゃん、頑張ったねえ(笑)。

永野:ありがとうございます(笑)。

石原:私はくるみんかな(笑)。田中圭くんと大森南朋さんに対してだけは、なぜかいたずらな顔をするというか、強いというか(笑)。

MC:田中さんも感じていましたか?

田中:感じてるというより、接し方が子供っぽいなーって思ったんですけど。後から聞くと、あんまりしないと。

MC:来泉ちゃん、そうなんですか?

稲垣:してました(笑)。

石原:私とかは全然、すっごく仲良くするんですけど、南朋さんとかには、なぞなぞを出して答えられないことに対するイジリが(笑)。それを分かった上でなぞなぞを出したりとか。南朋さんとかが良いリアクションをしてくれたからね(笑)。

MC:そんな来泉ちゃんが知っている秘密はありますか?

稲垣:秘密とか気づかなくって(笑)。私の秘密ならあって、多分前田監督も気付いてないと思うですけど、みぃたんという役は7歳から10歳までを演じるんですけど、私は声と表情と動作としゃべり方を微妙に変えてたんですよ(笑)。

前田:それは、気づいてますよ(笑)。

稲垣:気づいてたか〜(笑)。

MC:考えてやっていたということですもんね。市村さん、秘密があれば教えていただけますか?

市村:僕も秘密を知ってるんですよ。芽郁ちゃんの。僕は再来年で50周年の役者なんですけどね、いろんな女優さんを見てきたけど、こんなに自然な女優さんって、初めてお会いしたんですよ。なんでこんなに自然に演技できるのかなと思っていたら、その理由が分かったんですよ。秘密がね。僕が思うに、いつもメイクするときに、おかか入りのおにぎりを食べてるんですよ。毎朝、おかか入りのおにぎりで。この間、取材で会ったときも、今日もおかか入りのおにぎりで。おかかが好きなのね?

永野:お仕事の日は、おかか食べがちですね(笑)。

市村:だから、そこに秘密があるかなと。以上です。

MC:永野さん、それはゲン担ぎかなにかなのですか?

永野:ゲン担ぎとまではないですけど、4年前ぐらいからおかかのおにぎりなんですよね(笑)。ずっとシャケ派だったんですけど、ある日、シャケじゃないしょっぱいものが良い、朝からちゃんと食べてる感じが欲しい、おかかだ!ってなったわけですね(笑)。そこから早4年が経ちました(笑)。

田中:本当に食べるものが変わらないよね。

永野:そうです、ずっと同じものを食べてます。

田中:現場の時に、芽郁ちゃんから麻辣湯を教えてもらって、すごいハマったんですよ。今日、ここに入るときに芽郁ちゃんのマネージャーさんがお昼ご飯を持ってて、僕、何も言ってないのに、マネージャーさんが「麻辣湯です」って(笑)。一年経っても同じで、マジでブレないってすごいですよね。

MC:だいたい、おかかのおにぎりか麻辣湯で、トマトが嫌いということが明らかになりましたけど(笑)。もうちょっとお話を聞いていたいと思いましたけれどもお時間です。最後にキャストを代表して永野さんと監督からメッセージをお願いします。

永野:1年前に撮影して、今日皆さんに観ていただけるということで本当に嬉しい気持ちでいっぱいなんですけど、この映画全体を通して誰かを大切に思ったり、大切に思われたり愛情深く何かを思うということがすごく素敵なんだなというのを改めて感じましたし、家族だったり友人だったり自分が大事にしたい人を前にして、また改めて何か言葉をかけたいなという思いでいっぱいになりました。皆さんにもそういう思いになっていただけたらと思います。楽しんで行ってください。ありがとうございました。

前田:卒業式のシーンを、永野さんをはじめとして、素晴らしい芝居をしてもらってます。ピアノを弾くだけでも大変なのに、そこに感情を乗せてっていうところで、観客役にどなたが出てるって言えないんですけれども、俳優さんが輝かれたら映画が輝くと僕はそういう思いでずっと映画に携わってきたんですけれども、今回ほどこの輝きを出していただけたことは本当に感謝しかないし、それをこうやって皆さんに届けられることは本当に喜ばしいです。このバトンが最初のバトンなので、お渡しする最初のお客さんであるので、今日観たバトンを周りの人たちにぜひ渡してもらえたらありがたいと思っています。宜しくお願いします。

『そして、バトンは渡された』
10月29日(金) 全国公開
監督:前田哲
原作:瀬尾まいこ「そして、バトンは渡された」
脚本:橋本裕志
音楽:富貴晴美
インスパイアソング:SHE’S「Chained」
出演:永野芽郁 田中圭 石原さとみ 岡田健史 稲垣来泉 朝比奈彩 安藤裕子 戸田菜穂 木野花 大森南朋 市村正親
配給:ワーナー・ブラザース映画

【ストーリー】 血の繋がらない親の間をリレーされ、4回も苗字が変わった森宮優子(永野芽郁)。わけあって料理上手な義理の父親、森宮さん(田中圭)と二人暮らし。今は卒業式でピアノを弾く「旅立ちの日に」を猛特訓中。将来のこと恋のこと友達のこと、うまくいかないことばかり…。そして、夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性の女・梨花(石原さとみ)。泣き虫な娘のみぃたんに精一杯愛情を注ぎ共に暮らしていたが、ある日突然、娘を残して姿を消してしまう…。全く違う二つの物語が繋がったとき、驚きとともに感動が訪れる。

©2021 映画「そして、バトンは渡された」製作委員会