【全文掲載】田中圭「あんまり言いたくないんですけど…」ある共演者の“秘密”を暴露!?

MC:共通点はほとんどないということでしたけども、その中でも分かるなぁとか、ここはちょっと分からないということありましたか?

田中:森宮さんは料理がすごく得意で、その料理が優子ちゃんにいろんな想いを届けるんですよね。でも、僕は料理しないですし、普段メガネもかけてないですし、共通点っていうのは…まあ、懐の広さぐらいですかね…。(会場の笑いに)今、笑った人は笑った人で失礼ですからね(笑)。

MC:皆さん、あまり笑い声を出さないように気をつけていらっしゃるかもしれませんけどもね(笑)。石原さんは、今回初めての母親役、それもシングルマザーということだったんですけど、そのあたりいかがでしたか?

石原:正直あんまり母親役だからというので気負いはしなかったですし、なぜなら小4の女の子の血のつながらない娘を持つというのって、梨花としても多分初めての経験なので、私自身が不安もある中でくるみん(稲垣)に会いにいったのが、ほぼクランクインの時だったので、現実とリンクしていて良かったのかなと思いました。同時に、梨花がみぃたんのことを好きなように、私が来泉ちゃんのをどれだけ好きになれるのかにかかってるなーって思った時に、監督の計らいでクランクインを前に2人の時間を設けさせていただいて。そこでたくさん話して遊んで、本当に好きになって。そこでツーショット写真を撮らせていただいて、それをずっと待ち受け画像にして、愛を育んでいたんですけど(笑)。それで役作りは終わったと思って、どんどん愛を深めていくだけでいいんだと思うと、なんてありがたいんだろうと思って、楽しくできました。

MC:そんな来泉ちゃんは、石原さんのお母さん役はどうでしたか?

稲垣:楽屋以外でも撮影の合間とかにもずーっとお話とかしてて、本当に親子みたいな関係が作れて、すごくよかったです。この間、久しぶりにお会いした時にも「くるみん、くるみん」ってさとみちゃんが言ってくれて、とても嬉しかったです(笑)。

MC:石原さんのこと、さとみちゃんて言ってるんですか?

稲垣:はい(笑)。

石原:いつのまにかでしたね(笑)。私もいつから“くるみん”って呼んでるのか記憶がないんですけどね(笑)。

MC:そんなお二人を見守っていた市村さんですけれども、意識していた部分というのはどんなところがありましたか?

市村:さとみちゃんとは昔、親子の役をやったことがあるんですけども、まさか夫婦みたいな形になると思わなかったんですが。今回はみぃたんがいるということで、うちは男の子が2人なので、来泉ちゃんみたい可愛い子と一緒にお芝居できたことが毎日るんるんで、仕事をしているのか遊びに来たの分からなかったですけどね(笑)。まあ、お金持ちの役ということでね、その辺は地で行けたかな(笑)。

MC:ありがとうございます(笑)。さて今回は大ベストセラーの映画化ということになりました。監督に改めてお伺いますけれども、どんな思いでこの作品を映画化しようというふうに思われたんでしょうか?

前田:瀬尾まいこさんの原作と出会って、ちょうどその頃、人とのコミットを控えなきゃいけない窮屈で寂しいっていう状況の中で、実際にこれを作る時もそういう状況で作れるかどうかというのはあったんですけれども、この物語を今の観客の皆さんに届けたいという思いがあって、そっと支えてくれるような優しく手に手を添えてくるような物語だと思うんですね。「大丈夫だよ」っていう気持ちを瀬尾さんからバトンを受け取って、キャスト、スタッフの方々と一緒にそのバトンを手放さないように観客に届けられたらいいなあという思いでいました。