田中圭「芽郁ちゃんをいじり倒したい」、永野芽郁「上司と部下を演じたい」コメディ作品で再共演を熱望!

2018年2月発売直後より感動傑作との多数の反響が大きな話題を集め、累計発行部数は80万部を突破、本屋大賞を受賞した瀬尾まいこによる同名小説を、永野芽郁、田中圭、石原さとみ共演で映画化する『そして、バトンは渡された』が、10月29日より公開中。このほど、11月4日に新宿ピカデリーにて大ヒット御礼舞台挨拶が行われ、永野芽郁と田中圭が登壇した。

上映後、映画の余韻が冷めやらぬまま涙を流す観客も多くいる中で、主人公・優子役の永野芽郁と、義理の父親・森宮さん役の田中圭の森宮親子が登場。二人は作品の感動を伝えるかのような観客たちの大きな拍手に出迎えられ、永野は「今日は最初で最後の森宮さんと二人での舞台挨拶になるので、最後まで楽しみたいと思います」、田中は「優子ちゃんと二人では初めてなので、軽妙なトークをやっていきたいと思います!」と挨拶した。

本作の大ヒットに対し、二人の周りからも大きな反響があったようで、永野は「ここにくるまでの間に、観に行ってきたよと友人から連絡があって、泣きすぎてマスクがびしょびしょで、替えのマスクを持ってくれば良かったと言っていました。友達も泣いてくれるんだな、と嬉しかったです」と喜びを露わに。また、「引くぐらい泣いたとか、何回泣いたよとか言ってくれる人が多いです。泣くポイントが沢山あるんですよね!」と田中の周りでも号泣する方が続出しているという。元々原作のファンで主人公・優子役を芽郁に演じてほしいと熱望されていた永野の母も作品を鑑賞したようで、「母から電話がかかってきて、3秒間くらい沈黙だったんです。間違い電話かと思っていたら、鼻が詰まっていて本当に泣いてたんだなという声で、『泣きました~』と喜んでいました(笑)」と言葉にならないほど嬉しかったことを口にした。

昨日の興行収入は、初日と比較し170%という、初日からの口コミが広がり、観に行った方が増えた結果でもあり、まさに幸せのバトンが繋がっている。そして本作は、「もう一度見て、もっと泣く。本当にその通りで1回目よりも涙が溢れ出てきました」、「2度目は1度目と違う視点で観ることが出来ました!そして、何度観ても泣ける!!」と何度観ても楽しめる作品として、SNS上では「追いバトンしてくる!」というキーワードと共にリピーターの声も相次ぐ。永野は田中との追いバトンを目論んでいるようで、「森宮親子で行きたいですよね。森宮さん、日程合わせて絶対行きましょう!」とその場で約束を交わした。

今回、永野と田中は初共演で血の繋がらない親子役を演じたが、永野は「元々田中圭さんという方を知ってましたし、いつかご一緒できたらいいなと思っていたんですが、初めて現場でお会いして、一瞬で田中さんを好きになる魅力が爆発している人だなと思いました。そんな人が自分の父親役を演じてくれて本当に嬉しかったです。森宮さんは優しくて温かくて、優子だけじゃなく、周りの皆を気づかないうちに包んでくれているような人だなと思っていたので、すごくぴったりで、ただ安心して付いて行こうと思いました」と田中をべた褒め。照れくさそうな田中も「芽郁ちゃん自身も、優子ちゃんみたいにずっとキラキラした笑顔を見せていて、現場も明るかったですし、一緒にお芝居をしているときも、完成品を観ても優子ちゃんのお父さん役を演じさせていただいて良かったなと、どや顔したくなりました(笑)。本当に幸せでした」と年が離れた血の繋がらない森宮親子という難しいキャラクターも、相思相愛な二人の信頼関係から、違和感なく家族愛として表現できたことが感じられる。

本作では二人揃っての取材やTV出演も多かったが、ポジティブな空気感や、場を和ませる雰囲気がお互い似ているとSNSでも評判に。永野は「お芝居の向き合い方が似ているなと思った、と田中さんが言ってくださったことがあり、すごく嬉しかったです」と役者として通ずる部分もあるようで、田中は「現場でのスタンバイ中から本番が始まるまでの自分の持って行き方だったり、アプローチのぶつけ方や受け取り方が、いい意味で女優さんぽくなく、切り替えが自然ですごく好きでした」と共通点を明かした。更に次はどういう役で共演してみたいか?と尋ねられると、「上司と部下をコメディで演じたいです!」という永野に、「芽郁ちゃんをいじり倒したいです。台本に無いこととかを言って、シンプルに困らせたいです(笑)」と田中もアドリブ満載のコメディ作品の想像を膨らませた。

ここで、感謝の気持ちを込めて、二人から観客へサプライズが用意された。「私達からの感謝の気持ちを込めた、メッセージカードです!」と永野が言い、観客は事前に配られていた封筒を開けると、中には仲睦まじい森宮親子の写真入りメッセージカードが。舞台挨拶だけでは終わらないまさかのサプライズに観客からは笑顔が溢れた。すると「二人から感謝の気持ちのバトンを受け取って頂けましたか?」という司会の合図に合わせ、それに答えるように会場は一面、お花に包まれた。なんと観客から永野と田中への逆サプライズも用意されており、用意されていたお花(オレンジのガーベラ:「応援してます」、黄色のひまわり:「素晴らしかったです」、赤のバラ:「大好き」、ピンクのカーネーション:「ありがとう」、白のネリネ:「また観たいです」)には作品に対しての気持ちに沿った花言葉が込められていた。永野は「うわーすごい!お花の種類が違う!私達にもサプライズをしてくれるなんて、ありがとうございます!」とバトンパスのように繋がれた逆サプライズに驚きつつ、田中も「びっくりしました!嬉しいです!」と喜びを露わにした。会場を見渡すと、「応援してます」と「素晴らしかったです」という意味が込められたオレンジのガーベラと黄色のひまわりを選んだ人が多く、追いバトンでまだまだ続く大ヒットの兆しがうかがえた。

最後に、永野は「本当にありがとうございました。皆さんが花言葉で気持ちを伝えてくれて、私達も今、すごく温かい気持ちになり嬉しいです。映画を通して心を温めることだったり、愛情を受け取ったり渡したりすることが、改めて素敵なことだと伝わればいいなと思います。この映画を観たことによって、皆さんの毎日が素敵で温かいものになりますようにと願っています」、田中は「本日は本当にありがとうございました。美しく清らかで温かい気持ちになれるのってすごく素敵だなと思いますので、映画を観ていただいて、この気持ちを自分の中で大事に持って帰ってください。そしてこの温かさを分けてあげられるように、周りの皆さんにも勧めてくれたら嬉しいです。この映画に込められた愛がもっと多くの人に届けばいいなと思います」と締めの挨拶をし、イベントは幕を閉じた。

『そして、バトンは渡された』
10月29日(金)より、全国公開中
監督:前田哲
原作:瀬尾まいこ「そして、バトンは渡された」
脚本:橋本裕志
音楽:富貴晴美
インスパイアソング:SHE’S「Chained」
出演:永野芽郁 田中圭 石原さとみ 岡田健史 稲垣来泉 朝比奈彩 安藤裕子 戸田菜穂 木野花 大森南朋 市村正親
配給:ワーナー・ブラザース映画

【ストーリー】 血の繋がらない親の間をリレーされ、4回も苗字が変わった森宮優子(永野芽郁)。わけあって料理上手な義理の父親、森宮さん(田中圭)と二人暮らし。今は卒業式でピアノを弾く「旅立ちの日に」を猛特訓中。将来のこと恋のこと友達のこと、うまくいかないことばかり…。そして、夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性の女・梨花(石原さとみ)。泣き虫な娘のみぃたんに精一杯愛情を注ぎ共に暮らしていたが、ある日突然、娘を残して姿を消してしまう…。全く違う二つの物語が繋がったとき、驚きとともに感動が訪れる。

©2021 映画「そして、バトンは渡された」製作委員会