映画『ワイルド・スピード』シリーズで主要キャラクターを演じるドウェイン・ジョンソンとジェイソン・ステイサムが主演するスピンオフ映画の公開が決定し、ジョンソンが自身のインスタグラムで心境を語っている。Entertainment Weeklyが伝えている。
先日、シリーズ第9弾の全米公開日の延期が発表されたが、同シリーズで主要キャラクターを演じるタイリース・ギブソンが、その原因はスピンオフ映画の製作のせいだとジョンソンを非難し、キャストの間で亀裂が生じていた。
ジョンソンは、自身のインスタグラムでスピンオフ映画の公開について説明した。「彼が戻ってくる、ホブスだ。『ワイルド・スピード』シリーズは拡大し、プロデューサーのクリス・モーガンとハイラム・ガルシア、そしてニール・モリッツによってクールでおもしろいものになる。ユニバーサル・スタジオが、この大きなスピンオフ映画のアイデアを数年前に持ちかけてくれて、素晴らしいパートナーになってくれたことに感謝したい。そして、ファンのために格好良くて新鮮味がある映画を作りたいと言ってくれた、仲間のジェイソン・ステイサムにも感謝したいよ」とジョンソンはコメントした。
ジョンソンは、シリーズ第5弾『ワイルド・スピード MEGA MAX』以降の作品に出演しているが、シリーズに新たな俳優を迎えたいという気持ちもつづった。「僕はこのシリーズをこの上なく尊重しているし、何年にもわたって血と汗を流して楽しんできた。僕のビジョンでは、何か新しくてクールなものを取り込むにあたって、『ワイルド・スピード』のキャストである仲間だけでなく、他の素晴らしい俳優たちにもチャンスを与えたいと思っている。このスピンオフ映画に新しいキャラクターを登場させることで、ファンのみんなには最終的にこのシリーズ全体を楽しんでもらいたい。映画やテレビ、デジタル配信、バーチャル・リアリティなど…ファンのみんなが楽しんでもらえるような機会をもっと増やすことができる。スマートなビジネスだ」とジョンソンは述べた。
ジョンソンとステイサムが主演を務めるスピンオフ映画が製作されるという噂は以前から広まっていたため、ギブソンは過去にジョンソンに対して、スピンオフ映画の撮影がシリーズ第9弾の撮影に影響を与えないよう、インスタグラムで懇願していた。
しかし、シリーズ第9弾の全米公開日が延期されることが決定したため、ギブソンは自身のインスタグラムにジョンソンを非難する投稿をした。「ロックとプロデューサーのハイラム・ガルシアをお祝いするよ。君たちは最高だ。ワイスピファミリーを崩壊させたんだから。“ホブス映画”は引き受けるべきではなかった。オリジナルのワイスピファミリーは君を称賛するよ。ヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカー、ロブ・コーエン監督、(僕が演じた役である)ローマンも、(リュダクリス演じる)テズも全員スピンオフ映画のオファーを断った!!!」とギブソンはコメントした。
一方、シリーズの主演を務めるヴィン・ディーゼルは、スピンオフ映画の製作に理解を示しているようで、「『ワイルド・スピード』第9弾の公開日が延期した理由について、様々な憶測が広がっていることはわかっている…。しかし、誰かのせいだと責めるのはフェアではないだろう。長年のファンの意見も助けになるが、どんな車でも世界を8周すればそうなるように、このシリーズにもメンテナンスが必要になる」と自身のインスタグラムで意見を述べた。
『ワイルド・スピード』シリーズのスピンオフ映画は2019年7月26日に、『ワイルド・スピード』シリーズ第9弾は2020年4月10日に全米で公開予定だ。