【監督降板!】クイーンの伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』の現場からブライアン・シンガー監督が失踪!

伝説のUKロックバンド、クイーンの伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』(原題)のブライアン・シンガー監督が、本作の製作から降板することがわかった。The Hollywood Reporterが伝えている。

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The Hollywood Reporter

製作会社の20世紀フォックスは、「ブライアン・シンガーが『ボヘミアン・ラプソディ』の監督を務めることはもうありません」とコメント。本作は、TVシリーズ『MR.ROBOT/ミスター・ロボット』の主演で知られるラミ・マレックが、クイーンのフロントマン、フレディ・マーキュリーに扮する。

撮影はイギリスのロンドンで行われてきたが、今回のシンガーの降板は、主演のマレックとの対立が原因であるようだ。12月1日には、シンガーの“突然の不在”により、フォックスが本作の撮影を一時中断すると発表していた。シンガーは感謝祭の休暇後に撮影セットに姿を現さず、10日間ほどアメリカにいたという。関係者は、シンガーは撮影セットの張り詰めた雰囲気によるストレスを感じていたと述べている。

シンガーが撮影セットに現れないことは何度もあったようで、シンガー不在時の数日間は、撮影監督のニュートン・トーマス・サイジェルが指示しなければならない状況になった。また、クイーンのマネージャーであるジム・ビーチ役のトム・ホランダーは、シンガーの振る舞いが気に入らず一時的に撮影現場を去ったが、製作会社から復帰するよう説得されたと言われている。マレックも、シンガーはプロ意識に欠けると製作会社に伝えていた。

本作の撮影が開始される前、シンガーはフォックスの上層部から職業倫理に反する行動は許されないと警告されていたほか、全米監督協会の代表も撮影セットを訪れて現場をチェックしていた。

シンガーとマレックの対立は、シンガーが物を投げるほどに発展していたが、その後2人は和解したと言われていた。本作の撮影期間は、およそ2週間残されており、後任の監督がまもなく発表される予定だ。

映画『ボヘミアン・ラプソディ』は2018年12月25日に全米で公開予定だ。