村上佳菜子が “イナバウアー”ならぬ“フレバウアー”を披露!『ボヘミアン・ラプソディ』公開記念ロンドンバス出陣セレモニー レポート

“世界で最も売れたアーティスト”に名を連ね、ロックの殿堂入りを果たした伝説のロックバンド「クイーン」のリード・ボーカルで、1991年にこの世を去った史上最高のエンターテイナー、フレディ・マーキュリーの姿を描く『ボヘミアン・ラプソディ』が、11月9日より公開となる。このほど、映画公開を記念して、クイーンの本拠地ロンドンにちなみ、フレディの象徴的なポージングビジュアルで特別ラッピングされた、二階建てロンドンバスが全国を駆け巡るのに先だち、その出陣セレモニーが大阪・ジーライオンミュージアムで10月12日に行われ、プロフィギュアスケーターの村上佳菜子が登壇した。

このロンドンバスはクイーンが活躍していた1970年から1990年代に実際にロンドンを走行していたもので、車内には撮影で使われたフレディのレプリカ衣装やパネルなども設置されている。また2階の窓からはメンバーが顔を出し、走行時にはクイーンの名曲が流れるなど、まさに一台の「走るショー」として、大阪、名古屋、東京と縦断しながら、約30日間にわたって日本中に映画の魅力をアピールする。

その出陣セレモニーで、名曲『ウィ・ウィル・ロック・ユー(We Will Rock You)』の音楽と共にスペシャルゲストとして登壇したのは、プロフィギュアスケーターの村上佳菜子。「氷上の“スマイルクイーン”」として人気を博した村上が、クイーンつながりで今回スペシャルゲストに選ばれた。

いつもと雰囲気の違う衣装に身を包んで登場すると「今日は普段はあまり着ないロックテイストの衣装を着て、新鮮な気持ちで頑張りますのでよろしくお願いします」と挨拶。クイーンを知っていたか?との質問には「正直なところあまり詳しくはないんですが、曲は色々な場面で聞いたことがあります。映画の予告編を見て、この映画を観ると、きっと曲が生まれたエピソードなども知ることができるんだろうなって思うので、本当に早く観たくなりました。町田選手がクイーンの『ドント・ストップ・ミー・ナウ(Don’t Stop Me Now)』で滑っているのを見た時にも、とても素敵だなあと思っていました」とコメントした。また、今回のために製作された二階建てのロンドンバスを見た村上は「ジュニアの試合でイギリスに行ったときは、この二階建てバスを見ることができなかったので、今日は実際に見ることができてとても嬉しいです」と喜んでいた。

バスにも描かれているフレディ・マーキュリーの有名なポーズが、フィギュアスケートの技“イナバウアー”に似ていることから、フレディにかけて、“フレバウアー”と名付けたポーズをお願いすると、「いいですよ!」と快諾。華麗に『佳菜子“フレバウアー”』を披露した。『佳菜子“フレバウアー”』を披露した村上には、フレディがライブのクライマックスで着用することが多かった王冠とガウンがスベリー・マーキュリー(スベリー杉田)から手渡され、「とても豪華だし可愛いですね」と感想を述べ、王冠を被った瞬間、佳菜子スマイルもマックスになった。

吉本芸人のスベリー杉田はスベリー・マーキュリーというキャラで活躍しており、「日本のみなさん、私がフレディ、いやスベリー・マーキュリーです、ロックユー」と軽快に挨拶。『佳菜子“フレバウアー”』についても「さすがプロスケーターのポーズは美しいですね」と感動の様子だった。スベリーからフレディ・マーキュリーのポージングのレクチャーを受けた村上は「難しいけど楽しい!」と喜び、「スベリーさんて、迫力がすごいですね」と笑っていた。

出陣式ということで、村上とスベリー・マーキュリーは、フレディ・マーキュリーのようにこぶしを掲げ『ロンドンバス、出発進行!』と高らかに出発宣言をすると同時に銀色の紙ふぶきが舞い上がり、まるでコンサート会場さながらゴージャスな雰囲気に。すると、村上は「私も今度はクイーンの楽曲で演技してみたいです!」と興奮。イベントは終始“佳菜子スマイル”の爽やかな雰囲気の中、終了した。

『ボヘミアン・ラプソディ』
11月9日(金)全国ロードショー
監督:ブライアン・シンガー
製作:グレアム・キング ジム・ビーチ
音楽総指揮:ブライアン・メイ ロジャー・テイラー
出演:ラミ・マレック ジョセフ・マッゼロ ベン・ハーディ グウィリム・リー ルーシー・ボイントン マイク・マイヤーズ アレン・リーチ
配給:20世紀フォックス映画

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