イ・ビョンホン「とても光栄、気分がいい」 映画『MASTER/マスター』全10スクリーンにて舞台挨拶ジャック!

韓国で実際に起きた大規模詐欺事件“チョ・ヒパル事件”をもとにした、ノンストップ・クライム・アクション『MASTER/マスター』が11月10日公開。本作の舞台挨拶が9月4日、TOHOシネマズ 新宿にて行なわれ、本作の極悪詐欺師役を演じるイ・ビョンホンが登壇。全10スクリーンにて舞台挨拶ジャックを行った。

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大歓声に迎えられて登場したイ・ビョンホンは、「遅くなってすみません。到着してすぐに走ってここに来ました。皆さん、待っていてくださいましたよね。今日は大きな劇場にも関わらず、会場を満席にしてくださってどうもありがとうございます」と挨拶。海外の俳優としては初のスクリーンジャックが行われるということを聞いて「映画館をジャックするということは映画の多様性、いろんな映画を観客の方に観ていただくということを考えると余りいいことではないかもしれませんが、今日一日は試写の意味もありますので、たぶん許していただけるのではないかと思います。そして海外の俳優として、映画館ジャックをするのが初めてということを聞いて、とても光栄に思っていますし、気分がいいです」と笑顔を見せた。

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悪役を演じる上での感想を聞かれたイ・ビョンホンは「どんな役を演じるときにも、自分が演じる以上は、その役柄に説得されなければいけない。自分がしっかりとその役を掴まないと演技ができませんし、今までは役に説得されて演じてきたんですが、今回私が演じた人物は実在の事件の実在の人物なんですね。実在の人物の行動ですとか、言葉ですとか、いろいろと残ってはいるんですけど、なかなか理解するのが難しくて、この役に説得されるのが大変でした。ですのでアプローチするのがとても大変なキャラクターでした」とコメントした。

最後にイ・ビョンホンは「この映画は実際の事件をモチーフにしているものです。こんなことも起こり得るんだなと考えながら観ていただければ、より楽しめると思います」と締めくくり、イベントは和やかに終了した。

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『MASTER/マスター』
11月10日(金)全国公開
監督・脚本:チョ・ウィソク 出演:イ・ビョンホン カン・ドンウォン キム・ウビン

STORY 金融投資会社のトップに君臨するチン会長(イ・ビョンホン)は、カリスマ的なテクニックで集めた多額の投資金で裏金を増やし、国の権力者たちへ賄賂をバラまきビジネスを拡大してきた。知能犯罪捜査班長のキム・ジェミョン刑事(カン・ドンウォン)は、その悪徳行為を追跡するなか、会長の側近で天才ハッカーのパク・ジャングン(キム・ウビン)に「捜査に協力すれば自由の身にする」と司法取引を持ちかける。チン会長は周囲に裏切り者の匂いを感じ取り、警察の猛追をかわし、大金と共に忽然と姿をくらました。1年後、チン会長の遺体が海外で発見されたというニュースが国中を震撼させる…。一歩も譲れぬプライドに突き動かされた男達の”絶対悪VS.正義”のチェイスバトルは、海を越えた異国の地でさらにエスカレート。チン会長の逮捕と被害金を取り返すためのリベンジが始まった。

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