人々に“じんじん”感じてもらいたい 映画『じんじん〜其の二〜』初日舞台挨拶レポート

映画『じんじん~其の二~』の初日舞台挨拶が、イオンシネマ新百合ケ丘、イオンシネマ海老名、イオンシネマ茅ヶ崎の3箇所にて行なわれ、古谷義幸秦野市長による挨拶のあと、主演の大地康雄をはじめ、福士誠治、菅野莉央、苅谷俊介、山田大樹監督が登壇した。

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企画・主演の大地康雄は「神奈川県・秦野市「名水の里」で撮影させていただきました。“じんじん”ってどんな意味?とよく聞かれます。脚本が仕上がった時、脚本家が『“じんじん”と、人に感動してもらいたくてタイトルをつけました』と言ったので、それを聞いてプレッシャーを感じました。今は、「じんじん」楽しんで“じんじん”感動していただければと思います。夢や目標が見出せなくて、自分はダメな人間だという自己否定な若者が多く、ある調査によると世界でもダントツだそうです。そんな若者たちに少しでも元気になっていただきたいという思いを込めた作品です。そして、前作の『じんじん』は、全国30万人に観ていただけました。今回の作品も、地道に映画を届けていきますので、これからもよろしくお願いいたします」と、映画を企画したときの思いとこれからの願いを伝えた。

福士誠治は、「1年くらい前に撮影がはじまり、本日とうとう初日を迎えました。新百合ケ丘での公開は嬉しいです。ここは私の地元で、この劇場は僕が何度も足を運んだ映画館です。今日はスクリーンの前に立たせていただいて、舞台挨拶をする機会をいただきました。小さな凱旋ができたたような気がします。一人でも多くの方に観ていただきたい気持ちでいっぱいです」と喜んでいた。

菅野莉央は、「この作品は林業の話でもあるので、私は9割がた山の中で撮影していました。本編で木を切っているシーンがありますが、実際に資格をとって、私が木を1本切りました。絶対に失敗できないので、ものすごい緊張しました。監督の「やれよ!」の圧も感じ、福士さんと一緒に無事に木を倒せた時に、達成感がありました。すごくいい思い出になりました」と女優魂を感じさせた。

苅谷俊介は、「大地さんは、人に何かあったかいものを与えて、映画がよかったなあと思っていただければ一番幸せだと思っている方だと思います。『じんじん~其の二~』で感動いただけたら、たくさんの人にお話しして、どんどんこの作品を広めていっていただけたらと思います。よろしくお願いします」と語った。

最後に山田大樹監督は、「映画の舞台である秦野市に住んでいます。秦野に住んでいる監督が秦野をどう紹介できるか、どう描くかというプレッシャーの中で、スタッフ・キャストとともに頑張りました。古谷市長を筆頭に、秦野市の皆様が一丸となって全面協力していただき作り上げた作品です。秦野のスピリッツを感じてもらえると思います。立石銀三郎が旅する場所として、今回は秦野市に来れました。作品に勢いをつけて、どんどん色んな土地にいけたらいいなあと思います。たくさんの人にみてもらえるように応援よろしくお願いいたします」と伝えた。

『じんじん~其の二~』
2017年9月2日(土)より全国順次公開
監督:山田大樹
企画・出演:大地康雄
出演:福士誠治 鶴田真由 菅野莉央 岡安泰樹 佐藤B作 中井貴惠 山野海 高川裕也 須藤正裕 津田寛治 苅谷俊介 永島敏行
配給協力:クロックワークス

STORY 主人公・立石銀三郎は大道芸人。今は神奈川県秦野市で居候の身。ある日、一人の若者・山下哲生が現れ、ふとしたことから世話を焼くことになる。自らの進む道に迷い悩む中、銀三郎や周囲の人たちの温もりに触れ、次第に心を開き、林業のアルバイトに就く哲生。仕事の傍ら、同僚らの環境保護の活動にも興味を抱くことで、生きる目標を見出す。しかし、突然みんなの前から姿を決してしまった。哲生に一体何があったのか…。再び秦野を訪れた哲生は、銀三郎に悩みを打ち明け、もがき苦しむ。そんな哲生が、一歩を踏み出せたのは、銀三郎の励ましと、一冊の手作り絵本だった。

© 2017 『じんじん~其の二~』製作委員会