ガッツ石松「撮影がようやく“OK牧場”に!」大地康雄、村田雄浩ら第9話&第10話出演のゲスト発表!吉田羊「コールドケース3」予告編

WOWOWがアメリカ国外としては世界初となる制作と放送を手掛け、“世界に見せたい日本のドラマ”を選出・表彰する「東京ドラマアウォード2017」の特別賞を受賞した「連続ドラマW コールドケース ~真実の扉~」。その待望の第3シリーズで、WOWOW開局30周年記念作品となる、吉田羊主演の「連続ドラマW コールドケース3 ~真実の扉~」が、12月5日より放送される。このほど、第9話と第10話に、大地康雄、村田雄浩、ガッツ石松、趙珉和、富田靖子、北香那、神野三鈴らが出演することが発表され、併せて、予告編がお披露目となった。

シーズン3となる今作では、石川百合(吉田羊)率いる神奈川県警捜査一課チームの結束力がより高まり、闇に葬られた悲しき事件の真実が次々と明らかに。さらに、今まで語られることのなかった個々の物語にも注目だ。

第9話のタイトルは「故郷」。捜査一課の刑事・百合(吉田羊)たちのもとに、川村琴美がやってくる。先月亡くなった父親・恭介の最期の言葉が「大川さん、すまなかった」という意味深な言葉だったという。その「大川さん」とは、当時川村家も住んでいた団地で常に酒に酔いトラブルばかり起こしていた大川竜雄という中国残留孤児の男であり、ある日殺害されたのだ。琴美は父の最期の言葉の意味と、同級生だった竜雄の息子・正雄の為にも事件解決を願い出る。百合たちは調べを進めるため捜査資料に目を通す。竜雄の事件の一ヶ月前、町内ではホームレスが鉄パイプで襲われるという事件が起き、当時中学生だった二人組が逮捕されていた。本件も同一犯とみて調べられたが、その夜二人にはアリバイがあり、ついに犯人は見つからなかった。百合たちはもう一度事件を洗い直すために、当時の団地の住人たちに話を聞いて回ると、中国残留孤児だった竜雄の過酷な日々が語られるが…。

団地の自治会長・佐々木義久役に大地康雄。団地の住民で事件の目撃者でもある工藤俊哉役に村田雄浩。同じく団地の住人・児玉利治役にガッツ石松。殺された竜雄の息子・正雄の現代の役に趙珉和。琴美の母・川村清子役に中山忍。琴美の父で意味深な言葉を最期に残した川村恭介役に梨本謙次郎が扮する。果たして犯人は一体誰なのか?事件に隠された哀しき真実とは?

第10話のタイトルは「母の条件」。ある日、亡くなった娘に瓜二つの孫を見たとパニックを起こした千鶴が捜査一課へ駆け込んでくる。彼女は以前薬物依存症だったため、半信半疑で話を聞く百合たち。千鶴は「娘は自分の子供と心中なんてするはずない」と言い張り、これまで娘に対して行ってきたひどい仕打ちに後悔の念を抱いていた。当時の捜査資料によると2016年夏、山奥の川で千鶴の娘である雅の水死体が見つかった。死体のすぐ傍には雅の娘・ミクのぬいぐるみが見つかるも、ミクの遺体は見つからなかった。当時警察は無理心中と判断した。百合と信次郎(永山絢斗)は、雅が死ぬ直前まで過ごした民間の母子保護施設「アカシア園」の代表・大野律子に話を聞きに行く。この施設には依存症やDVで苦しむ母子が身を寄せており、律子の話では、雅は恋人から暴力を受け、母親である千鶴にも頼れず、ミクと公園で野宿しているところを保護されたという。また当時、雅はミクに虐待をしていたことも分かった。雅が亡くなる前日、アカシア園ではBBQが開催され、その最中にミクの行方が分からなくなってしまい、探しに行った雅はそのまま帰らぬ人となっていた。その日、二人の身に一体何が起こったのか…。そんな中、百合のもとに、音信不通となっていた妹の沙耶が訪ねてきて、息子の真人を数日預かってほしいとお願いされる。百合は冷たい言葉を言い放つも、翌日沙耶は真人を置いて姿を消していた…。

保護施設「アカシア園」の代表・大野律子役を富田靖子。水死体で発見された菱田雅役を北香那。雅の母・菱田千鶴役を神野三鈴が熱演。さらに、百合の妹・沙耶役の平田薫がシーズン1以来の登場を果たす。ミクは今生きているのか?息子を置いて沙耶はどこに行ったのか?

▼キャスト コメント

■大地康雄(佐々木義久役)
脚本を読む前にどんな役ですか?と聞いたら「ある秘密を長い間抱えて生きてきた男です」と、そこにまず興味が湧きました。そしてその「秘密」もなるほどなぁと、こんな風に事件に巻き込まれたり、長い間秘密を抱えたまま生きたり、自分でもあり得るなと感じました。僕が何かを演じるときに大事にしているのは「どれだけその役に共感できるか」ということです。自分でも同じように「秘密」を準備しながら演じさせてもらいました。こうやってコロナで撮影期間が延び、秘密を抱えている期間が長かったもので(笑)、終わった今はちょっと肩の力が抜けてほっとした気分です。瀧本さんの脚本に出演するのは二度目ですが、大事なところはなにもト書きに書かれていなくて「…」なんです。「これは監督と俳優、現場に託す」というそんなメッセージが込められているのではないかと勝手に推測しながらラストの表情を演じました。皆さんだったら運命の分かれ道でどんな選択をするのか、考えながら楽しんでみていただけますと嬉しいです。

■村田雄浩(工藤俊哉役)
シリーズのファンでいつか出たいなとずっと思っていたので、この役を頂けたことに感謝していますし、とても嬉しかったです。「コールドケース」は実際にあった事件などを題材にしていることも多いと思いますが、この話も外国の方とのコミュニケーションの取り方の難しさだったり、私の役のように自分の世界に入り込みすぎてしまうとトラブルが起きてしまいますよということを発信していて、そんな物語をつくられている番組スタッフの皆さんに敬意を表します。事件の真相に至るまでの積み重ねの部分を、大地さんをはじめとする大ベテランの先輩方と一緒につくりあげていますので、その流れを意識してみてもらえると嬉しいです。日常の中のほんのちょっとしたことが起爆剤になって何か大きなことが起きてしまうものだし、人には言えることと言えないことがあるよねと改めて痛感した回でした。

■ガッツ石松(児玉利治役)
まずは「コールドケース」に出演出来て嬉しかったです。そして、コロナの影響で撮影が中断し、長らく撮影が止まっておりましたがようやく「OK牧場」になり、ホッとしております(笑)。今回は児玉という個性派の男の役を演じておりますが、現代は自分の年齢よりも上の84歳の役でした。それなりになりきった演技をしているつもりでございますので、注目してみていただけますと嬉しいです。仕上がりももちろんですが、この物語が皆さんにどう届くのかが非常に楽しみですね。

■趙珉和(大川正雄役)
質の高い脚本と監督をはじめ最高のスタッフに恵まれた作品にただただ圧倒されるばかりでしたが、本当にいい現場だなと思いました。WOWOW独自のあまり日の当たらないようなところにしっかり光を当てるという、そんな素敵な作品に関われて凄く嬉しかったです。僕自身も在日韓国人ですが、日本の状況や実際のところは、問題を抱えて生きている人がたくさんいるわけで、今回の役を演じることで「このままじゃいかんな」と考えなおすきっかけにもなりました。今回の最後のシーンや祭りの風景が、ご覧いただく皆さんのなかでどういうカタルシスを生むのかが非常に気になります。反応を楽しみにしております。

■富田靖子(大野律子役)
もっと律子の思いが自分にのし掛かってくるのではと撮影前は思っていたのですが、演じていくうちに律子という女性の選択が理解できて、いま不思議とすごくさわやかな気持ちです。律子という女性はまたおなじことが起こったとしても、迷わずまた同じ選択をすると思います。百合さんと出会ったことで彼女が気づかされた部分もあります。そして羊さんとの共演はなんだかトキメキましたし、光が見えた気がしました。今回「コールドケース」に出演させていただくにあたっては「偽らないこと」を一番大切にしようと思いながら演じました。そういう意味でも羊さんとの二人のシーンは、同じ思いを共有できていたと思いますし、お互い偽らずに演技ができた印象的なシーンだったと思います。

■北香那(菱田雅役)
「コールドケース」といえばレギュラー陣の方々はもちろんのこと、ゲストの皆様もそうそうたる方々が出ていらっしゃいますので、自分が雅役として呼んでいただけたことが本当に光栄でした。ここまで重い役を演じることも母親役も初めてですので、色々なものを抱えながら演じることの難しさを今回でたくさん学びました。富田さんとも共演させていただけて光栄でしたし、あるシーンでの富田さんの演技の迫力がありすぎて、その時の自分の怯えは自然に出たものでした。今回の話は“勘違い”が生んだ悲しいお話ですが、私自身幼いころからずっと“固定概念”というものが無くなればいいのにと思いながら生きてきました。いま複雑な環境下にいる人も、このお話を観て「自分次第でいろいろ変われる」ということを感じ取ってもらって、元気や勇気を少しでも与えることができたらいいなと願っています。

■神野三鈴(菱田千鶴役)
海外版も日本版もどちらも見ていた大好きな作品だったので出演できて光栄でした。羊さんとの共演は初めてでしたが、いつか一緒に仕事をしたいねとずっと話していたので、とっても嬉しかったです。児童虐待が増えている世の中で虐待をしてしまう親自身もまた、自分が親から与えられていないことが多くて、そんな悲しい連鎖が出会う人や環境で変わることを、千鶴を演じてみて祈らずにはおれませんでした。子供を亡くしてはじめて親としての自覚がうまれた千鶴と、そんな千鶴を通して百合が自分の母親と少しずつ思いを寄せていく部分の揺れをみなさんには見ていただきたいです。あとはスタッフの優秀さにも是非注目してください。メイクや美術、カメラや音声、すべてが素晴らしいです。この作品のクオリティを支えている一つが、隅々まで目が行き届くスタッフ皆様のまなざしや精神なのだなと思いました。

「連続ドラマW コールドケース3 ~真実の扉~」
12月5日(土)より、WOWOWプライムにて放送開始(全10話)※第1話無料放送
毎週土曜22時〜放送
監督:波多野貴文 内片輝 守下敏行
脚本:酒井雅秋 吉田康弘 野木萌葱 蓬莱竜太 瀬々敬久
音楽:村松崇継
出演:吉田羊 永山絢斗 滝藤賢一 光石研 三浦友和 (第1、2話)江口洋介 緒形直人 戸田菜穂 井之脇海 横田栄司 黒沢あすか 山本未來 岡部たかし 松角洋平 渡辺大 利重剛 (第3話)有村架純 岩田剛典 泉澤祐希 仁村紗和 松原智恵子 若林豪 (第4話)仲村トオル 音尾琢真 (第5話)松澤匠 織田梨沙 小久保寿人 (第6話)山口紗弥加 久保田紗友 赤楚衛二 (第7話)黒木華 高杉真宙 駿河太郎 中島ひろ子 山路和弘 真野響子 (第8話)竹原ピストル 玉置玲央 濱田めぐみ 梅垣義明 宮沢和史 水野美紀 (第9話)侯偉 趙珉和 中山忍 梨本謙次郎 ガッツ石松 村田雄浩 大地康雄 (第10話)富田靖子 北香那 中島広稀 中田クルミ 平田薫 西尾まり 神野三鈴

【第1話「鼓動:前編」ストーリー】 とあるビルから小児性犯罪の前科者が突き落とされ殺害された。神奈川県警捜査一課の女性刑事・石川百合(吉田羊)らが事件を調べていると、現場に残された携帯電話に、9年前、自分の息子を殺害した罪で逮捕され、服役を終えた日向秀樹から着信が入る。秀樹は百合たちに9年前の事件の冤罪を訴え、さらなる小児性犯罪者の殺害を予告する。9年前の事件を洗い直すことにした百合たち。殺された秀樹の息子・大樹は臓器移植法改正後、心臓移植で命を救われ、奇跡の子として世間で注目された子であった。そんな中、百合の相棒・高木信次郎(永山絢斗)は、小児性犯罪者に対して特別に強い敵意を見せる…。

「連続ドラマW コールドケース ~真実の扉~」
12月1日(火)、2(水) 全10話一挙放送

「連続ドラマW コールドケース2 〜真実の扉〜」
12月3日(木)、4(金) 全10話一挙放送

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