ISSA「旅をするなら“USA”!」『映画 きかんしゃトーマス Go!Go!地球まるごとアドベンチャー』公開記念舞台挨拶レポート

世界の子どもたちに大人気のロングセラーキャラクター「きかんしゃトーマス」の劇場版最新作『映画 きかんしゃトーマス Go!Go!地球まるごとアドベンチャー』が4月5日に公開初日を迎え、4月7日に新宿バルト9にて公開記念舞台挨拶が行われ、新キャラクターのレーシングカー、エース役を務めるゲスト声優のISSA(DA PUMP)とトーマスが登壇した。

ISSAが集まった子供たちに手を振りながら舞台上にあがると、会場からは大きな拍手と歓声が。遂に公開を迎え、「とっても嬉しいですね!この長年続く作品で、今回エース役として、トーマスと一緒に旅をさせていただけたことが本当に光栄です」と今の心境を明かし、今回ISSAと共にゲストに招かれたトーマスと喜びを分かち合い、笑顔を見せた。

ISSAが演じるのは、黄色いボディが印象的な、小さなレーシングカーのエース。今回の役どころについて「一言で言うと、自分のことをカッコイイと思っている、ちょっとわがままで“うぬぼれ屋”なレーシングカーです」と説明。本作は、そんなエースに憧れ、世界一周の旅へと飛び出すトーマスの大冒険が描かれる。ISSA演じるエースは、「トーマスを連れ出すというよりは、若干そそのかすようなところもあり…(笑)。トーマスは純粋なので、“世界一周してみたい”という自分の夢を叶えるために、冒険に飛び出していくんですよね」と本作で描かれる物語について明かすと、トーマスから「でもエースは動物が苦手なんだよね」と暴露される場面も。「臆病なところがあって、エースのそんなところは僕にも似ているなと。僕もお化け屋敷とか大嫌いなので…(笑)」と明かすと、エースとISSAの意外な共通点に場内は笑いに包まれた。「そんな旅の中でトーマスは少しずつ成長していく。最後には大切なことをみんなに伝えてくれる作品になっているので、そこも見所の一つですね」と魅力を熱弁。また、ISSAは本作が劇場アニメ初出演ながらも歌唱シーンにも挑戦しており、「自由奔放な性格がエースの特徴なので、そこを表現しながら感情を乗せて歌うことができたかなと。普段の歌い方とは違って、ミュージカルに近いような感じで歌っています」とアピールした。

さらに公開記念舞台挨拶に合わせ、映画公式Twitterでは一般ユーザーから質問を募集し、その中からいくつかISSA本人が質問に答える「教えてエース」企画も実施。まず寄せられたのは、本作で自由気ままに冒険に飛び出していく、“怖いもの知らず”な一面を持つエースを演じていることもあり、「怖がらず未知の世界や冒険に飛び込むことが出来るのはなぜだと思いますか?」という質問。ISSAは「エースの自由奔放な性格もあると思いますが、エースは何か怖いことがあっても“スピード”を出して乗り切るんだと思います。怖いことがあっても、自分で吹き飛ばすことも大切」と子供たちに向け語り掛けた。

今回のコーナーで最も多く寄せられたという、世界各国を巡る本作の物語にかけた「旅をするならどこへ行きたいですか?」という質問には、「USAでお願いします!」と即答すると、場内からは拍手と笑い声が。「以前、本作のアフレコイベントの際に同じことを聞かれたのですが、普通に『セネガル』と答えてしまって、ああ!と思って…(笑)。なので、今回はUSAでお願いします(笑)」と茶目っ気たっぷりに答え、会場を沸かせた。最後に、「誰かを乗せてレースに参加するとしたら、誰に乗ってもらいたい?」という質問には、「どうしよう…」と悩みつつも、「やっぱり(DA PUMPの)メンバーですかね!全員乗せたいです。レースじゃなくなりますが、キャンピングカーで行ったことのない国を8年くらいかけて長旅してみたいですね」と答え、“グループ愛”を垣間見せる場面も。さらにトーマスも「僕もまだまだ行ったことがない国がたくさんあるから、冒険に出かけられるといいな」と続き、終始二人の仲睦まじいやり取りに、場内の子供たちからは笑いが沸き起こった。

本日7日より放送開始となるTVアニメ新シリーズでは、本作から登場するニアを始め、同じく女の子機関車のレベッカの2台が新キャラクターとして仲間に加わるなど、様々なキャラクターが登場する本作。MCから「こんな機関車がいたらいいのに」と思う“新キャラ案”を求められると、「トーマスは男の子キャラなので、その相方は女の子かなと思うので、性別は女の子。色は鮮やかなカラフルなピンクをベースにした感じで…、出身は沖縄ですね!」と具体的なイメージを明かすISSA。さらに車体番号を聞かれると「13です!」と即答し、場内の笑いを誘いました。そんなISSAの案をモチーフにした、ピンク色をベースに、沖縄を彷彿とさせるミンサー織りの柄でハイビスカスがちりばめられた“新キャラクター”のイメージ図がスクリーンに映し出されると、会場に集まった子供たちからは「かわいい!」という声も沸き起こり、大いに盛り上がった。

イベントの最後には世界各国の子役たちと共にフォトセッションが行われ、「僕は世界中を旅するのが夢だったんだ。今回その夢はかなったけれど、まだまだたくさんの夢があるんだよ、これからも応援よろしくね!」(トーマス)、「来年75周年を迎える『きかんしゃトーマス』という歴史ある作品に参加させていただき、本当に嬉しく思いました。僕らも頑張って、あと10年くらいは活躍したいなと(笑)。この作品は、最後にほっこり温かい気持ちになれるメッセージがたくさん詰まっていると思うので、トーマスの大冒険の奮闘ぶりと、自由気ままなエースのやり取りを楽しんでもらえたらと思います」(ISSA)とそれぞれメッセージを送り、会場を後にした。

『映画 きかんしゃトーマス Go!Go!地球まるごとアドベンチャー』
4月5日(金)より、シネ・リーブル池袋、全国のイオンシネマほかにてロードショー
声の出演:比嘉久美子 田中完 青山吉能 佐々木啓夫 ISSA
配給:東京テアトル

【ストーリー】 レーシングカーのエース(声:ISSA)と出会い、世界一周の旅に出たくなったトーマス(声:比嘉久美子)。ソドー島を飛び出して、全速力で五大陸を駆け抜ける。冒険の途中で見たことのない景色や文化に触れ、明るいケニアの女の子の機関車ニア(声:青山吉能)と友だちに。でも、初めての世界には知らないことが多すぎて…。いまだかつてないわくわくドキドキの大冒険に出発だ!!

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