(左から)細貝圭、佃井皆美、蕨(わらび)野友也、山本亨
1993年に発表されて以来、今でも根強いファンを有する、ライトノベル作家・茅田砂胡による冒険ファンタジーシリーズ「デルフィニア戦記」の初舞台化が決定! 主人公ウォル役の蕨野友也をはじめ、リィ役の佃井皆美、ナシアス役の細貝圭、ペールゼン役の山本亨が、ヤマハホールで開催されたデルフィニア音楽祭終了後に、ファンの前で公開製作発表を行なった。
今作のオファーが来たときの感想を聞かれると、マネージャーから「主人公のウォルは、どこか人情味があって少し抜けているところがそっくりで、蕨野さんにしか見えない!」と言われ本作に興味を持ったという蕨野は、「山に囲まれた田舎育ちという共通点から役に自分を重ねていった。“私がウォルです”という気持ちで頑張ります!」と笑顔で回答。
一方、3年前に原作を読んでからシリーズのファンで、リィ役に憧れていたという佃井は「どの役でもやりたかったので、ましてやリィ役に決まって本当に嬉しくて運命を感じた。年齢が半分以下の役柄で身長ももっと低いイメージだったので心配だったけど、蕨野さんの身長が大きくてホッとした」とシリーズへの愛を熱弁。さらに、容姿端麗で剣術に長けているナシアス役の細貝は、「容姿はどうにもならないんで、殺陣は頑張ります!」、敵役の山本は「(敵役を演じる蕨野の)背がすごく高いのでシークレットブーツをはきたいなと思いました(笑)。原作のイメージを壊さないように僕なりに役をつくっていきたい」とそれぞれに意気込みを語った。
そして今回登壇した、蕨野、佃井、細貝はそれぞれ「仮面ライダードライブ」、「仮面ライダー鎧武/ガイム」、「海賊戦隊ゴーカイジャー」に出演、実は山本もかつてある作品の戦闘員を演じており、全員戦隊シリーズに出演経験があるという意外なつながりが。今作で演じる役との違いや共通点について聞かれると、蕨野は「今回は人間です(笑)。どちらも最後まで何かをやり遂げるところは共通点かも」、細貝は「共通点は見当たらない。全部逆、人間だし(笑)。全く違う役柄を楽しんでほしいです」と会場の笑いを誘うと、山本は「戦闘員だからね(笑)。“員”じゃなくて公爵なんで、大出世ですね」と更なる爆笑を巻き起こした。
かつてのJAC、現ジャパンアクションエンタープライズに所属している佃井は「今回はものすごい身体能力を持っている役なので、頑張ってこれまで以上のアクションを見せたい。実は私がスタントに挑戦する姿やプライベートを追ったDVDが年明け発売されますので、そちらも合わせて見ていただけると嬉しいです」と自身のDVDもPR。
最後に座長の蕨野が「原作ファンの皆さん一人ひとりの思い、役へのイメージを超えるというのではなく、シリーズの一つとして楽しんでもらえたらと思います」と締めくくった。
ウォルとリィの舞台版ビジュアルが初公開!
ウォルのビジュアルの感想を聞かれた山本は思わず「負けますね。。」とポツリ。
記者からの質疑応答の際、「東京スポーツの…」と質問をはじめた男性に対して細貝からすかさず「嘘つけ!」とツッコミが。同舞台にガレンス役で出演する須藤公一が飛び入り参加した。
舞台「デルフィニア戦記」第一章実施概要
■公演名舞台「デルフィニア戦記」第一章
■公演期間2017年1月20日(金)~29日(日) ※全12回公演(予定)
■公演会場天王洲銀河劇場
■出演:蕨野友也 佃井皆美 細貝圭 小林勝也 山本亨他
■脚本・演出:児玉明子
■公式HP:http://delfinia-stage.jp
©茅田砂胡(C★NOVELS/中公文庫)・舞台「デルフィニア戦記」製作委員会