【ゲネプロ・レポート】「デルフィニア戦記」アクションも見応えたっぷり!DVD発売も決定!

1月20日(金)から上演される、茅田砂胡によるライトノベルを原作として舞台「デルフィニア戦記」第一章の公開ゲネプロが天王洲 銀河劇場で行なわれ、ウォル役の蕨野友也、リィ役の佃井皆美、ナシアス役の細貝圭、ペールゼン役の山本亨がゲネプロ前の意気込みを語った。
以下はコメント全文。

デルフィニア戦記 囲み

MC:まずは初日を迎えたお気持ちをお聞かせください。では蕨野友也さんからお願いします。

蕨野:ウォル役の蕨野友也です。初日を迎えるにあたりまして、ほぼ初舞台といってもいいぐらいで、この素晴らしい劇場でさせていただくということで緊張感ももちろんありますし、皆さんと一緒にやれることを誇りに思っております。最後まで一生懸命頑張っていきたいと思います。

MC:ありがとうございます。では佃井皆美さん、お願いします。

佃井:ついにきたかという感じで、稽古が1カ月ちょいあったんですけど、本当にあっという間で何か夢みたいですね。

蕨野:うん。

佃井:なんか、本当にきたな、というか、自分でもビックリするくらい緊張しているんですけど、楽しみに来てくださる皆さんのためにも、本当に精一杯やらなきゃなとい気持ちでいっぱいです。

MC:ありがとうございます。細貝圭さん、お願いします。

細貝:佃井ちゃんも今言ってたんですけど、本当に稽古があっという間でですね、ただ今回の座組はキャストがすごく仲が良いんですよ。すごく年齢差はあるんですけれども。そのなかでも皆、年齢を超えて仲良くこの座組として1カ月間、稽古してきたんで早くお客さんの前で演じたいなと思っています。

MC:ありがとうございます。山本亨さん、お願いします。

山本:皆で稽古をしてきたものを、お客様にぶつけたいと思います。本当にケガなく千秋楽まで務めたいと思います。原作のファンの方に喜んでいただけるように、一生懸命演じたいと思います。
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MC:ありがとうございます。本当にもういよいよということで、たくさんの皆さんが待ちかねてらっしゃるこの舞台だと思います。ではここから質疑応答の時間にさせていただきます。まずは私から代表で1問だけ質問させていただきます。それでは改め伺います。原作の「デルフィニア戦記」は、物語の壮大さもさることながら、殺陣、戦いのシーンもすごく魅力的に描かれていると思います。稽古を重ねるなかで苦労した点、もしくは見どころをお聞かせいただきたいと思います。では代表して蕨野さんからお願い致します。

蕨野:見どころは、やはり原作の世界観を演出家の児玉さんが大いに描いてくれている部分ですし、そこはファンの方たちの期待を裏切らないものになっていると思います。ほかにも魅力的なポイントと言えば、たくさん動く、立ち回りが非常に多い舞台となっております。僕自身も、初めて立ち回りということで、動ける先輩方がたくさんいらっしゃるので、色々とご指導いただきながら本日を迎えることができました。そういったところもお客様に楽しんでいただけたらなと思っています。

MC:ではどちらかというと苦労よりも、皆さんとの楽しさが多かったわけですね。

蕨野:そうですね、はい。

MC:期待高まります。ありがとうございます。ではご質問のある方お願いいたします。

Q:稽古中の印象的なエピソードがありましたら教えていただけますでしょうか。特に殺陣の部分で何かありましたら。

蕨野:立ち回りをしたことがなかったので、実際に稽古場でやってみてですね、殺陣氏に教えていただきましてやったんですけれども、もう最初は5回剣を振っただけで立てないっていうようなことがあって(笑)。どうしても食いついていかなければいけないところなのに、そういうところで先月は毎日、筋肉痛で立てないような生活を送っていて、でも先輩方に必死についていかなければいけないっていう。そういうところから僕はこの作品始まっていますので、これからご覧いただく方には、蕨野が成長したというところを見せられると思いますし、僕以外の皆さんもたくさん動いてらっしゃるので、しっかりと見ていただきたいなと思っております。

Q:佃井さんもお願いします。

佃井:印象的だったこと、、なんかいっぱいありましたね(笑)。でもやっぱり、見ていて一番“うわーっ”って思ったシーンは、、あ、でもこれ言っていいのかな。ネタバレになっちゃうのかな。

(と言いつつ蕨野に確認。蕨野「原作を知っている方は分かっているから、言ってもいいんじゃないかな?」)

細貝:付き合ってるの(笑)!?

佃井:ペールゼンさんとウォルが戦うシーンがあるんですけど、そこのシーンはもう本当に手に汗握るようなシーンで、見ていてもう“ファーー”ってなりました。。すみません(笑)!

Q:細貝さんもお願いします。

細貝:今、蕨野君が立ち回りが初めてでとか、舞台はあまり経験がなくてということを言っていましたが、現場ではそんな感じがいっさいなかったですね。あんまり言葉で引っ張っていくタイプではなく、背中を見て僕らがそれに付いていくっていう、本当に素晴らしい座長だなと。立ち回りだって初めてとは思えないぐらい圧倒的な強さで、素晴らしいなと思いました。

Q:山本さんもよろしいでしょうか。

山本:はい。ある日ですね、稽古が進むにつれて蕨野君にすごく無視されて、冷たい感じだったんですね。よく聞いたら、やっぱり親の仇役というかそういうので内面から作っていかれていたみたいで。「あれ?無視された、蕨野~」みたいな(笑)。でもそれはウォルとしての稽古場の佇まいで、段々稽古していくうちに中に入ってきたんだなと思います。それはすごく素晴らしいことだと思いますし、お客さんまで伝わるし、僕もそうありたいなと、はい。それが印象的でした。

Q:今、アクションの方の見どころを伺いましたが、お芝居の方で、それぞれの演じていらっしゃる役柄の一番課題となった部分、あるいは見せどころはどこか教えていただけますでしょうか。

蕨野:僕は、小林勝也さん演じるフェルナン伯爵の最期と言いますか、そこは原作のファンの方たちも投票で1位、2位を争うくらい印象的なシーンということで、僕自身も小説や台本を読んで、力を入れるというか気持ちを込めてしっかりと演じられるようにとやりました。そこが見どころですね。

Q:佃井さんはいかがですか。

佃井:私はもともと原作のファンだったということもあって、リィが本当に大好きで、それを改めて自分が演じるとなったときに、イメージだけではできないことがいっぱいあって、でもイメージだけでやっちゃってたことがあったりして、そこを深く追求していくのが大変だったし、すごい楽しかったですし、リィを通して見る世界が人間だったりとかがものすごく新鮮に感じられるときがあって。それをやったときにうわーって鳥肌が立つような気持ちになって、すごく楽しいなーって思いました。

Q:細貝さんお願いします。

細貝:ナシアスといえば、やっぱり親友であるバルロとの対立が、今まですごく信頼してきた仲間と対立し、戦わなければいけないその、刺し違えて死んでしまうかもしれない、命の取り合いになってしまうかもしれないというところまでいってしまう、ナシアスの気持ちの揺れとかはすごく考えました、どういうふうにつくっていくのかは。

Q:ありがとうございます、山本さんお願いします。

山本:ペールゼンは権力者になりたかったのではなくて、ペールゼンなりの正義があったと思うので。5年間、国を治めてきた人間としての手腕みたいなものがバックに流れて見えれば、そういうふうに見ていただければありがたいなと思います。

MC:ありがとうござました。
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そしてゲネプロがスタート!
タイトルの向こうに透けて見えているのはステージ。
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最初の見せ場は、ウォルとリィが出会うシーン。ジャパンアクションエンタープライズの佃井は、さすが軽い身のこなしで華麗な立ち回りを見せ、殺陣は初という蕨野も見事な剣さばきを見せる。
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ウォルとリィがナシアスのもとを訪れるシーン。ここではリィがナシアスと、彼が率いる騎士団の副隊長ガレンス(須藤公一)と腕試しで剣を交える。
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前半は国王軍結成、そしてフェルナンの最期まで描かれる。
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ちなみに、こちらの舞台版はすでにDVD化も決定! 特別版と通常版の2種が5月10日リリース予定。特別版にはサントラCDが封入される。

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舞台「デルフィニア戦記」第一章
天王洲 銀河劇場にて1月20日(金)~29日(日)上演(全12回)
演出・脚本:児玉明子 原作:茅田砂胡(C★NOVELS/中公文庫) 音楽:未来古代楽団(砂守岳央・松岡美弥子)
出演:蕨野友也 佃井皆美 細貝圭 山口大地 林剛史 須藤公一 綾那 三田村賢二 大原康裕 大沢逸美 小林勝也 山本亨
公式HP:http://delfinia-stage.jp/