【全起こし】高橋一生×斎藤工「最終的に奇跡的なメンバーが集まってくれた」第10回したまちコメディ映画祭in台東『blank13』ティーチインイベント全文掲載!

9月15日(金)から18日(月・祝)まで開催された「第10回したまちコメディ映画祭in台東」。9月16日(土)、浅草公会堂で映画祭のオープニング招待作品である映画『blank13』が上映され、その後のトークイベントに本作を“齊藤工”名義で監督した斎藤工、出演の高橋一生、神野三鈴、金子ノブアキらが登場。さらに、友達枠として、俳優の山田孝之がサプライズ登壇した。今回は本イベントの模様を全文掲載でお届け。(MCは、したコメ総合プロデューサーのいとうせいこう、したコメチーフディレクターの大場しょう太)

※映画のネタバレ的なコメントがあります。ご了承ください。
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いとう:いかがだったでしょうか?

大場:余韻に浸りますよね。歌もしみじみと引っかかりますよね。

いとう:そうそう。自分の家族のこととかいろいろ考えちゃうよね。

大場:タイトルにあるようにね『blank13』の13年間の空白。そこでいろいろ何があったのかを改めて色々な人の気持ちを寄せ合いながら、もう一回その13年をそれぞれの残された子供たちが紡ぎ取っていくというね。通常あそこのお葬式のところでクスッとさせるところもありながら。

いとう:コメディを入れながらっていうね。うまいですよね。

大場:ここからゲストの方に登壇していただいて、お客様の方のティーチインを行いたいと思いますのでご協力お願いします。それではお呼びしたいしたいと思います。盛大な拍手でお迎えください。『blank13』チーム!

(ゲスト入場)

大場:あれ? 一人増えてる。

斎藤:ガンちゃんを連れてきました。

大場:お一方増えてますんでご挨拶いただきたいと思います。

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大水:すみません、眼帯を付けた役で出ていましたラバーガールの大水洋介です。よろしくお願いします。

大場:大水さん明日でしたっけ?水上音楽堂で。

大水:そうですね。明日、水上音楽堂の方で映画ネタグランプリというライブ、映画をテーマにしたネタをやるライブがありましてそのMCを。

大場:台風の中よろしく。

大水:野外なんでどうなるかですけどもしよかったらぜひ来てください。

いとう:その水上音楽堂でまさに去年発表があったところですからね。聖地だからね。

斎藤:そうです。

大場:これから皆さんにティーチインをしていただくんですが、お客さんに観せて、監督としてどんな思いが去来しているんですか?

斎藤:そうですね。最後に写真が出たと思うんですけど、はしもとこうじさんの実話なんですね。その話を聞いたのが以前こちらで『バランサー』という短編を上映させていただいたんですが、『バランサー』の脚本家なんですよ。はしもとさんに3、4年前かな、その話を伺って、はしもとさんは今日も来ていらっしゃるんですけど、バラエティの放送作家をされていて、この物語を僕に面白おかしくお話してくださったんですね。僕も話を聞いて面白いなと思いながらも、他人事じゃないなと思ったんですよ。心当たりのある作品だなって思ったんですね。僕はまだ父も存命ではあるんですけど、そこから始まった製作過程だったので、はしもとさんとお父さんのご家族にまず最も感謝したいなと思いました。

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大場:皆さん、はしもとさんもいらっしゃいますので拍手をお願いします。

いとう:二日前「やりすぎコージー」で会ってるんだもん。「明後日いきます」っていって「あああああ」って。不思議な縁ですね。いろいろね。

大場:それではさっそく皆さん余韻に浸ってる部分ありますが、短い時間ではありますがせっかく集まっていただいておりますんでティーチインを行っていきたいと思いますが、一階二階席はマイクが行くんですが、三階席までマイク行きませんのでどうしてもって方は地声でお願いします。

斎藤:地声ですか。

いとう:生音で届けば答えるかもねっていう。

大場:どうですか、どんなこと聞きたいですか。質問ある方挙手してください。