大泉洋「一生BARにいるし、一生『水曜どうでしょう』を続ける」映画『探偵はBARにいる3』大ヒットはジェダイのおかげ!?

探偵・大泉洋×その相棒・松田龍平。札幌・ススキノを舞台に、その街の裏も表も知り尽くした“探偵”の活躍を描いたシリーズ第3弾『探偵はBARにいる3』が公開中。初日3日間でシリーズ最高の観客動員数を記録し、ファンの高評価で今年の冬映画を盛り上げている。本作の大ヒット舞台挨拶が12月15日に丸の内TOEI1で行なわれ、キャストの大泉洋と松田龍平が登壇した。

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イベントが始まり、観客の前に登場した大泉と松田。満席の会場を見た大泉は「平日の昼間だと言うのに、働かなくてもいい人がいるという」とジョークで客席を笑わせると、そこからはいつもの独壇場。ひとりでしゃべり続けたのち、「本日はありがとうございました!」と勝手に退場しようとして、挨拶も済ませていない松田に呼び止められた。舞台の中央に戻ってきた大泉は「金屏風の前で彼(松田)としゃべっていると、全然しゃべらないツッコミとやってる漫才みたい。来年、M−1に出ようかな」とコメントし、松田を苦笑させた。

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シリーズ通算で観客が200万人を突破したということで、大泉は「すごい。ピンとこない。200万人をTEAM NACSの舞台で入れるとなったら一生かかるんじゃないか」と、自身の所属する演劇ユニットの名を出すと、会場からは大きな笑い声が。また、これから観る人に向けて見どころを聞かれると「結構、ジェダイとかも出てきますから。僕らが一番大事にしているのはフォースであって…」と、全く本作とは関係のない話を織り交ぜ、会場の爆笑をさらった。

その後、東映の代表取締役・岡田裕介からの手紙が、サプライズで2人に読み上げられる一幕も。その内容はシリーズの続投を要請するもので、大泉は「もちろん続けますよ!」と力強く快諾。「私は一生BARにいるし、一生『水曜どうでしょう』を続けます」とコメントすると、会場のファンは大盛り上がり。そんな空気とは裏腹に、松田は「一回持ち帰らせてください」とまさかの発言。大泉はビックリ顔で、「ここまでフワフワした受け応えしかしてないのに、ここだけはハッキリと!お前は事務所の人間か!? マネージャーの常套句だぞ、『一回持ち帰らせてください』は!」とツッコみ、会場は爆笑に包まれていた。

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『探偵はBARにいる3』
監督:吉田照幸 脚本:古沢良太
出演:大泉洋 松田龍平 北川景子 前田敦子 鈴木砂羽 リリー・フランキー 田口トモロヲ 志尊淳 マギー 安藤玉恵 正名僕蔵 篠井英介 松重豊 野間口徹 坂田聡 土平ドンペイ 斎藤歩 前原滉 天山広吉 片桐竜次

【ストーリー】 なじみのクラブで、いつも通りのバカ騒ぎをする探偵(大泉洋)のもとに舞い込んだ依頼。依頼主は高田(松田龍平)の後輩=原田(前原滉)で、突然失踪した恋人の麗子(前田敦子)を探してほしいというもの。暇つぶしにと軽い気持ちで依頼を受けた探偵は、麗子が“ピュアハート”というモデル事務所を装った風俗店でアルバイトしていたことを知る。そしてその店のオーナーと名乗る美女=岬マリ(北川景子)と偶然すれ違い、かすかな既視感を覚える探偵。ほどなくマリが、屈強な男たちを引き連れて探偵と高田の前に現れる。店を嗅ぎまわっていたことがばれ、ボコボコにされる2人。これまで無敗を誇る高田ですら、波留(志尊淳)という青年を前に完敗し、事態は一気にただならぬ様相を呈する。それでも懲りずに調べを続ける探偵は、昔なじみのヤクザの相田(松重豊)や、新聞記者の松尾(田口トモロヲ)というおなじみのメンバーから、“ピュアハート”のバックには、札幌経済界で頭角を現している北城グループの社長=北城(リリー・フランキー)という黒幕がいることを聞き出す。マリは北城の愛人だった。そこでマリと以前に会っていたことを、ようやく思い出す探偵。なじみの元娼婦・モンロー(鈴木砂羽)がかわいがっていた、今にも倒れそうに震えていた若い女性の姿――。「あれか…?あれが、マリか…?」不審に思いながらも、マリの巧妙な罠に落ちる探偵は、北城のサディスティックな拷問を受け文字通り死にかける…が、高田と共になんとかピンチを切り抜け生還。しかし今度はマリ共々、北城に追われるハメに。そんな探偵にマリはある依頼をする。それはマリのすべてをかけた切なすぎる依頼。そして、探偵と高田の“別れ”の時が近付いていた――。

(C)2017「探偵はBARにいる3」製作委員会