ハリウッドとの驚愕の格差コラボレーションで話題の『DCスーパーヒーローズvs鷹の爪団』が、10月21日（土）より公開。同日、本作の初日舞台挨拶、東京・新宿ピカデリーにて行われ、出演者の山田孝之、知英、安田顕、監督のFROGMANがバト田とスパ田を引き連れて登壇した。
イベントでは先日の絢爛豪華な完成報告会見とは打って変わって、スーツやドレスの衣装代も捻出できなくなり、極力費用を抑えるためにタイトル題字をあしらったオリジナルTシャツで登壇したキャストたち。
本作でバットマンの声を演じた山田は、監督と一畳のスペースにこもって声を収録したという。「（監督が）どんどん声を録りたがるんですけど、しばらくすると『…ごめんなさい、（扉を開けて）暑い！』って（笑）。冷房もなしでした」とコメント。続けて知英も「私もそこでやりました。一回目は広いところでやったんですけど、２回目はそこでした（笑）」と話すと、続けて安田は「僕はすっごい快適なところでやらしていただいた」とコメント。するとすかさず監督から「なんでそれ言っちゃうんですか！？」と突っ込まれ、壇上は微妙な空気が漂い、会場は大爆笑。山田が「僕が与えられたスペースは60センチくらいですよ？」と愚痴ると、監督は「次の話にいきましょう」とMCに別の話を振るように促した。
ジョーカー役の安田が、役作りについて聞かれると「『水曜どうでしょう』っていう番組に出演させていただいたときのシロ塗りで巻物を読んでいるシーンがあったんですけど、監督にそれをやってくれと言われて。こっちはジョーカーができるってワクワクしてたのに」と苦笑い。監督は「怪優しかジョーカーはできないと思い、僕の中で思いを巡らせたら『やあ、やあ、やあ！』が浮かんできて（笑）」と、『水曜どうでしょう』の安田のキャラを真似ると会場は大爆笑。安田は「笑ってる方と全くわからない方がいますね」とコメントし、会場をさらに盛り上げた。
自身の予算崩壊の話を振られた山田は「僕はすごく慎重に計画的に動くので、あまりない」と言いつつも「酒ぐらいですね。昨日も、今日は舞台挨拶があるので2時までって思ってたんですけど、いや3時までいけるかな？と思って、結局寝たのは6時過ぎだった」と昨晩の行動を告白。また、好きなシーンを聞かれた山田は「タイムマシーンのくだりですね。ドナルド・トランプの声ができるって、なかなかないですから（笑）」と笑顔で答えると、映画を観た観客から拍手が沸き上がっていた。
『DCスーパーヒーローズvs鷹の爪団』
2017年10月21（土）より、新宿ピカデリーほかロードショー
監督・脚本・原案：FROGMAN
声の出演：山田孝之 知英 安田顕 鈴村健一 松本梨香 浪川大輔 中井和哉 高木渉
配給：ワーナー・ブラザース映画
STORY 2017年、東京。なぜかシェアハウスに住むジョーカーとハーレイ・クインを訪ねる男、ペンギン。彼らの目的は鷹の爪団だった。彼らの仲間、天才博士レオナルドが開発した秘密兵器を奪い、汚くお金を稼ぎ、その資金で映画を作ろうとしていたのだ。映画の主人公は、兵器で身長600メートルに巨大化されたシン入社員！！無駄な動きが多いシン入社員が暴れ始めたら街は壊滅する。ジョーカーたちを追ってきたスーパーマンやワンダーウーマンなどが所属するスーパーヒーローチームのジャスティス・リーグと共闘して戦うことになった鷹の爪団。しかし、ジャスティス・リーグの派手なアクションシーンは、途端にバジェットゲージが蒸発し、画面が雑になる問題が発生！このままでは、ジョーカーたちを倒せない。こうなったらジャスティス・リーグの仲間たちから離れアメリカにいるあの金持ちで暗いヒーローに資金援助してもらおう！そう、バットマンだ！果たして気難しいバットマンの説得は成功するのか？日和見なDXファイターや新キャラ“吉田ジャスティス・リーグ”も交えて物語はクライマックスを迎える。予算の都合で途中で終わり、次回作に持ち越してしまうのか、巨大シン入社員は撃退できるのか？ハリウッドのDCスーパーヒーローズと日本でも独自路線を行く鷹の爪の史上空前のプロジェクトが今、始まる！
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