2018年6月、Twitterに突如現れ、今ではテレビやラジオ出演、そして漫画や書籍も出版されている“レンタルなんもしない人”の“なんもしない”仕事ぶりを、増田貴久主演でドラマ化する「レンタルなんもしない人」が、4月8日よりテレビ東京系にて放送開始される。このほど、第1話に志田未来、第2話に岡山天音がゲスト出演することが発表され、併せて、ポスタービジュアルがお披露目となった。
「なんもしない人(ぼく)を貸し出します」、「ごくかんたんなうけこたえ以外、なんもできかねます」、“何かすること”が求められ続ける現代において、そう堂々と宣言しながら誕生した“レンタルなんもしない人”による不思議なサービス。本作は、そんな“レンタルなんもしない人”の“なんもしない”仕事ぶりを描いていく。
ゲスト出演者として、第1話の「東京最後の一日に付き合ってほしい」という依頼者・大宮亜希役に志田未来、第2話の「出社についてきてほしい」という依頼者・城戸隆志役には岡山天音が扮する。亜希は夢を抱いて上京し、一人前の雑誌編集者になるために必死に励んできたものの、会社から一方的に契約を切られ田舎へ帰ることに。東京最後の一日を“レンタルさん(増田貴久)”と過ごす。一方、隆志は大きなプロジェクトの担当に抜擢され、気合十分で挑むも、四方八方から板挟み状態に。会社に行く事が怖くなり、朝の出社についてきてほしいと依頼する。第1話、第2話はともに「人生の壁」「挫折」「ストレス」がテーマになっている。立場が違っても、程度が違っても、すべての人たちが共感できるはずだ。
■志田未来(大宮亜希役) コメント
Q:主演・増田貴久の印象。
“レンタルさん”としてそこにいてくださったので、私も亜希として自然と現場に入れました。ご一緒させていただく日が一日だけしかなかったので最初は緊張していたのですが、気さくに話しかけてくださったり、寒いロケのシーンのときに温かいコーヒーを買ってきてくださったりと優しくしていただき、楽しく撮影させていただきました。
Q:依頼者として“東京最後の一日に付き合ってほしい”とレンタルさんにお願いする役どころを演じられましたが、いかがでしたか?
台本を読ませていただいたときに感じた、東京や仕事に対する憧れや自分への不甲斐なさを表現できたらと、現場ではあえて考えすぎないように演じました。演じながらも時々切なくなるセリフなどもありましたが、亜希を通して私自身、最後は“レンタルさん”に救われました。観てくださる方々に亜希の葛藤や想いが伝われば嬉しいです。
Q:レンタルさんに実際に依頼してみたいこと。
お一人様一つまでの限定品を買うとき一緒に来てほしいです!何種類かランダムで配られる映画の特典が欲しいときも一緒にきてほしいです!考えれば考えるほど、“レンタルさん”に依頼したいことが出てきます…(笑)。
■岡山天音(城戸隆志役) コメント
Q:主演・増田貴久の印象。
増田さんがステージ上で魅せる華やかさとただ街に佇んでいるレンタルさんとの猛烈なギャップが興味深かったです。一人の人の中にこんなにも開いた二面性が存在するんだ…という事がとても印象的でした。
Q:依頼者として“出社についてきてほしい”とレンタルさんにお願いする役どころを演じられましたが、いかがでしたか?
ただ「なんもしない」を謳っているレンタルさんにしか埋められない、人の孤独というものがあるんだな、という実感が湧きました。
Q:レンタルさんに実際に依頼してみたいこと。
怪談を聞きに行くのについて来て欲しいです。
ポスタービジュアルには、トレードマークでもあるキャップとグレーパーカーをまとい、必須ツールのスマホを片手に立つ“レンタルさん”を収める。街に馴染む姿は、“なんもしない”けど依頼者の心にスッと溶け込むような“レンタルさん”を表現している。
「レンタルなんもしない人」
4月8日(水)より、テレビ東京系にて放送開始
毎週水曜 深夜0時12分~放送
監督:草野翔吾 タナダユキ 棚澤孝義 進藤丈広
原作:レンタルなんもしない人「レンタルなんもしない人のなんもしなかった話」
脚本:政池洋佑 本田隆朗
出演:増田貴久 比嘉愛未 葉山奨之 松川星 古舘寛治 志田未来(第1話) 田中幸太朗(第1話) 岡山天音(第2話)
【第1話ストーリー】 一人分の人間の存在だけが必要なシーンで利用でき、ごく簡単なうけこたえ以外なんもしない…。そんな「レンタルなんもしない人」というサービスを始めた森山将太(増田貴久)の元に大宮亜希(志田未来)から「東京最後の一日に付き合ってほしい」という依頼が舞い込む。亜希は出版社の編集部員だったが、契約を切られ、故郷の栃木に帰るのだという。東京で何の爪痕も残せなかった…と涙を流す亜希に“レンタルさん”は…。