ブルース・ウィリス、俳優業を引退へ「失語症と診断された」元妻デミ・ムーアらが発表

『ダイ・ハード』シリーズで知られるブルース・ウィリスが、失語症と診断され、俳優業を引退することを発表。妻でモデルのエマ・ヘミング、元妻で女優のデミ・ムーアがそれぞれのインスタグラムを通じて明らかにした。

▼ブルース・ウィリス デミ・ムーアのインスタグラム(demimoore)より

3月30日(現地時間)、ブルースの現在の妻エマと元妻のデミが親族の連名で声明を発表。「ブルースを応援してくれている皆さんへ、私たちは家族として、ブルースはいくつかの健康上の問題を抱えており、最近になって失語症と診断されたことをお知らせします。この病気は、彼の認知能力に影響を与えています。この結果を受け、じっくりと考えた上で、ブルースは彼にとって大きな意味を持つキャリアから離れることになりました」

複数の医療メディアによると、失語症は、言語をつかさどる脳の部分の損傷によって生じ、言葉を“聞く”、“話す”、“読む”、“書く”ことが困難になる。

エマ&デミは「これは私たち家族にとってとても困難な時期で、皆さんの継続的な愛と思いやり、そしてサポートに心から感謝しています」と続け、「ブルースがいつも『思い切り楽しもう』と言っているように、私たちも一緒にそうしていきます」と伝えている。

▼2018年に公開されたアクション映画『デス・ウィッシュ』の米国版予告編

現在67歳のブルースは、1980年に『第一の大罪』で映画デビュー。アクション映画『ダイ・ハード』(1988)の大ヒットで一躍スターとなり、同作はシリーズ化され『ダイ・ハード/ラスト・デイ』(2013)まで全5作品で主演を務めた。このほか『パルプ・フィクション』(1994)、『12モンキーズ』(1995)、『フィフス・エレメント』(1997)、『アルマゲドン』(1998)、『シックス・センス』(1999)、『アンブレイカブル』(2000)などの話題作に出演し、『RED/レッド』(2010)、『エクスペンダブルズ2』(2012)などの人気アクションシリーズでも活躍。近年は『デス・ウィッシュ』(2018)、『ミスター・ガラス』(2019)などに出演した。

また、複数の新作映画の撮影を終えており、ジョン・トラボルタ共演の新作アクション『Paradise City(原題)』などがリリース予定。

私生活では1987年にデミと結婚し、1988年に長女のルーマー、1991年に次女のスカウト、1994年に三女のタルーラを授かった後、2000年に離婚。2009年にエマと再婚し、2012年に夫婦にとっての長女マーベル、2014年に次女エヴリンが誕生している。