【全文掲載】松坂桃李「なかなかのポンコツ」錦戸亮「あんなに堂々と生きれたもんじゃない」役とのギャップに戸惑い!?

MC:では宮藤さんと大石さんにお伺いします。まず宮藤さんから、本作は交換日記のように交互に脚本を書き継いでいくスタイルで作り上げられたそうですけれども実際の制作現場というのはどういう感じだったんでしょうか?

宮藤:だいたいどんな話にするかっていう、筋書きはどっちかが書いて、できたところでプロデューサーの磯山さんがじゃあここは大石さん、ここは宮藤くんっていう風に分けて割り振ってくれた。赤いところ大石さん青いところを僕みたいな感じだったんですよ。だから大井さんが3ページ書いたらメールで送ってくれて、それ読んでこの先の3ページを僕が書いて送ってっていうのをずっとやってましたよね。

大石:そうだったなと思って。本当に交換日記のようにちょっとずつ書き足していって。で、面白いことをここで一言入れたいんだけど思い浮かばないから「宮藤さんお願いね」と書いておくと、次のが帰ってきた時私のパートのところに面白いことを宮藤さんが埋めといてくれたりして。「うわ素敵!」とか思って、そういう感じでずっと。古田さんの登場のところなんか、もうすっごい宮藤さんがノッてるので、行替えもないみたいな見たことないような本で、弁護士なのに意味不明な登場で、それでLINEで「ちょっと意味がよくわかんないんですけど」って言ったら電話で説明してくれたりして。でも宮藤さんノッてる時は行替えもしないし、すごいですよ、天才とはこういうもんなんだなと思って。本当にもう、ヘンリーのところは意味不明です(笑)。

宮藤:すいません、全部僕です。本当に申し訳ないです(笑)。でも色気ダダ漏れのとこはほとんど大石さんですから。「もうそこは入ってこないで」みたいな感じで大石さんが書いてますから(笑)。

大石:「どこがいいんですかね?」みたいな(笑)。「全然わからないです」みたいな感じでした(笑)。

宮藤:だって東大出てパチプロなんですよ?わからないですよ(笑)。

MC:ありがとうございます(笑)。続きまして本日は作中でも何度かありました討論会をこんな形でご用意しました。題しましてYES、NOで答える生公開討論会。私が作品にちなんだYES、NO二択の質問をしますので、ステージにご登壇の皆様はYES、NOのフリップでお答えください。まず1問目。大志は秘書に何度も「絶対にするな」と言われますが、人にダメと言われるほど反対のことをしたくなる。YES or NOでお答えください。まず松坂さんはNOですが。

松坂:絶対にするなって言われてるんで、それを破った後のことを想像すると…、平和に行きたいなと思うんで僕はNOでしたね。

MC:板谷さんはYESですね。

板谷:言われれば言われるほどやりたい方です。反抗したいというか、ダメって言われるといいことあるに決まってるやんと思っちゃうんで、そっちに行きたくなっちゃう。

MC:さあ、続いての問題に行ってみましょうか。

錦戸:はい!…ごめんなさい、すいません(笑)。

MC:…お聞きしましょうか?

錦戸:NOなんで、いらないです、ごめんなさい。マイク持って相槌しちゃったんで(笑)。

MC:(笑)。では続いての問題参りましょう。2問目、作中のゆいと恭二のような運命的な出会いを信じますか?仲さんはNOですが。

仲:NOに決まってますよ。運命は自分で作るんです。そんな奇跡みたいなことは起きないし、努力です。自分の努力次第で全て時は回ってるんです。