【全文掲載】のん、中村倫也の声は「とっても良い声」林遣都は駐車場で暴走!?

MC:ありがとうございました。そして劇中でみつ子は脳内相談役Aにたくさんのお悩みを相談するんですけど、のんさん、もしAがいたらどんな悩みを相談したいですか?

のん:私はすごく話下手なんですけど、初めて会った方でも、今日あったんだよね?というぐらい一瞬で仲良くなれるにはどうしたら良いかを相談したいです。

A:(突然、会場にAの声が響き渡る)あなたの悩みに私がスッキリ回答いたします。もうすでに答えは出ているんじゃないですか?ゆっくりと下手を見てください。次に上手を見てください。ね?分かりましたね?ということで、スッキリ答えたところで、ご来場の皆様、いきなりびっくりさせてすいません。脳内相談役Aの中村倫也でございます。こんにちは。今までずっと口止めされていたんですが、口止めの意味あったんかいと思いながら口止めされていたんですが、今日こうやって解禁できてうれしいです。

MC:なんか全然スッキリしない解決方法だったんですけど…(笑)。今日からAの正体が解禁になったんですが、中村さんは今日音声のみの登場となりますが、出来上がった作品はいかがでしたか?

中村:とっても楽しく拝見させていただきました。女性だけじゃなく、僕もこういうときあるなと、僕自身の中にも脳内相談役Aはいるなと思いながら。寄り添う気持ちで観させていただきました。

MC:ありがとうございます。ちなみAの外見はいかがでしたか?

中村:ちょっとね、違う倫也がいたぞと(笑)。おや?むっちり白肌の…、そこは共通なのかな?むっちり白肌の倫也がいたぞと。そこは非常に笑わせていただきました。意外だったんじゃないでしょうか、皆さんも。ということで、皆さん、この作品面白ければぜひS、N、S、などでどしどし拡散していただけるとプロデューサーがにんまりいたしますので、メディアの皆さんもぜひぜひアゲ記事をお願いいたします。と、私のコメントは締められました。では皆さんの締めコメントももらいます、どうぞ!

MC:はい(笑)。ありがとうございました。それでは最後に大九監督に締めのご挨拶をお願いいたします。

大九:Aもようやく解禁されまして、やっと私も中村倫也という方の素晴らしさをみんなに吹聴して回ることができるので、ホッとしております。ダブル倫也ということで、私としては海に登場する倫也の方も、脳内の倫也もどちらも等しく愛しております。この映画は2020年に上映することが決まっていたので、“皐月”には炭鉱のカナリヤみたいな最前線で敏感にモノを感じ取ってしまう女性を演じていただきました。まだまだ世の中、ウィルスなんて七面倒臭いものに振り回されて、いつまでこんな暮らしが続くんだろうと苦々しい思いではありますけれど、せめて映画館に足を運んでいただいた時は、ほっこり、ゆったり、良い気持ちで楽しんでいただく2時間であるといいなと祈っております。本日は、どうもありがとうございました。

MC:ありがとうございました!

『私をくいとめて』
12月18日(金) 全国ロードショー
監督・脚本:大九明子
原作:綿矢りさ「私をくいとめて」
音楽:髙野正樹
劇中歌:大滝詠一「君は天然色」
出演:のん 林遣都 臼田あさ美 若林拓也 前野朋哉 山田真歩 片桐はいり 橋本愛
配給:日活

【ストーリー】 30歳を越え、おひとりさまもすっかり板についてきた黒田みつ子(のん)。みつ子がひとりきりでも楽しく生活できているのには訳がある。脳内に相談役「A」がいるのだ。人間関係や身の振り方に迷ったときはもう一人の自分「A」がいつも正しいアンサーをくれる。「A」と一緒に平和なおひとりさまライフがずっと続くと思っていたそんなある日、みつ子は年下の営業マン多田くん(林遣都)に恋をしてしまう。きっと多田くんと自分は両思いだと信じて、ひとりの生活に慣れきってしまったみつ子は20代の頃のように勇敢になれない自分に戸惑いながらも、一歩前へふみだすことにする。

©2020「私をくいとめて」製作委員会