【全起こし】よゐこ有野、本格的な初演技に「本格的二枚目俳優を目指す」ゲームセンターCXの映像もサプライズ公開!

映画『トモシビ 銚子電鉄6.4kmの軌跡』5月20日の公開に先駆け、5月8日(月)新宿武蔵野館にて、完成披露プレミア上映会を実施。キャストの松風理咲、植田真梨恵、有野晋哉(よゐこ)、監督の杉山泰一が舞台挨拶に登壇しトークを繰り広げた。以下、全文掲載でお届けする。

↓左から杉山泰一監督、植田真梨恵、松風理咲、有野晋哉(よゐこ)、升毅IMG_0168

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MC:本日はお忙しい中、映画『トモシビ 銚子電鉄6.4kmの軌跡』完成披露上映会にお越しいただきまして誠にありがとうございます。私、本日の司会を務めます、フリーアナウンサーの田野辺実鈴と申します。私事ではありますが、最近仕事の都合で千葉に引っ越してきました。朝、新聞を読んで地域欄を開きますと、かなりの確率で「銚子電鉄」という文字を目にするようになりました。本当に地元の方やファンの方に支えられている温かい電車だなと、鉄道だなと感じております。今日は、そんな銚子電鉄を題材にした映画に微力ではありますがご協力することができ、大変光栄です。どうぞ最後までよろしくお願いいたします。さて、この度、今年95歳を迎える銚子電鉄を舞台にした映画『トモシビ 銚子電鉄6.4kmの軌跡』が5月20日(土)より劇場公開となります。先日、5月6日にはロケ地となった銚子と、千葉幕張で先行上映会が行われましたが、本日は完成披露上映会ということで豪華なキャストの皆さんと監督のご登壇が実現いたしました。さっそく皆さまにご登場いただきましょう。どうぞ盛大な拍手でお迎えください。

(会場の拍手に迎えられて、キャストと監督が登壇)
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MC:主人公の杏子を演じました松風理咲さん。主題歌も担当されました植田真梨恵さん。運転士役・磯崎を演じました有野晋哉さん。磯崎の上司を演じました升毅さん。そして本作でメガホンを取りました杉山泰一監督です。今日はどうぞよろしくお願いいたします。

まずは、本作で映画初主演を果たしました松風さんですが、本日は松風さんが6代目受験生応援キャラクターを務めていらっしゃることから、ネスレさんのご厚意によりご来場の皆さまに「KitKat」をお配りしていただきました。それでは松風さん、ご挨拶をお願いします。

松風:本日はお越しいただきありがとうございます。椎名杏子役をやらせていただきました松風理咲です。よろしくお願いいたします。

MC:よろしくお願いいたします。続きまして、本作で映画初出演となりました植田さん、お願いします。

植田:はい、本日は皆さんどうもありがとうございます。キミエ役を演じさせていただきました植田真梨恵です。よろしくお願いいたします。

MC:よろしくお願いいたします。続きまして、俳優として本格的な初演技を披露されました有野さんお願いします。

有野:はい、あれ?マイクはいってんの?(笑)。はい、えー、磯崎役をやらせていただきました、本格的二枚目俳優を目指しております。(会場爆笑)有野です、よろしくお願いいたします。

MC:よろしくお願いいたします(笑)。そして磯崎の上司として独特な存在感を放ちました升毅さんお願いします。

升:こんばんは。えー二枚目上司役の升毅です(笑)。よろしくお願いいたします。

MC:よろしくお願いいたします(笑)。そして本作が『の・ようなもの のようなもの』から一年ぶりの監督作となりました杉山監督お願いします。

杉山:皆さんこんにちは。杉山です、本日は大勢お集まりいただきましてありがとうございます。ぜひ、この新鮮な顔ぶれの演技を楽しみにご覧になってください。よろしくお願いいたします。

MC:今回は初出演の方、初主演の方が3人もいらっしゃいます。撮影現場もフレッシュな雰囲気だったのかなと想像しますが、まずは松風さん、撮影現場はどんな雰囲気でしたか?

松風:そうですね、今回初めて主演やらせていただくということで、すごくドキドキしながらクランクインしたんですけど、現場の方が本当に優しい方ばかりで、すごく明るい現場で、いい意味でリラックスして撮影に臨めたと思っています。

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MC:実は先に映画を拝見したんですけど、今日の松風さんの初々しい雰囲気と作品がすごくあっているなと。そして植田さんは今回が初演技と伺っております。個人的にすごく楽しそうに見えたのですが演じてみていかがでしたか?

植田:そうですね、楽しかったんですが、本当に自分自身で演技ができるのか?というところがずっと不安で。私はセリフもちゃんと覚えているのかなあと、本番が始まるまでずっとドキドキしていたので出来上がりを観て、私も「おお~。。」と思いました(笑)。

MC:歌声が何度か出てきますが歌を歌う時というのは、本来の自分が出てくるというか、リラックスできるものなのですか?

植田: そうですね、歌っている時がいちばんリラックスしていたかもしれないです。はい。

MC:その本格的な歌が何度も登場しますのでお楽しみください。そして。有野さんは、これまで映画ですとかドラマにはご出演ありますけども、本格的におひとりで俳優として出演されるのは初めてと伺いましたが。役が決まった時はどんなお気持ちでしたか?

有野: そうですね。あのー、去年の夏ぐらいやったんですけど、僕、その当時ちょっとグレてまして、パーマとツーブロックだったんですよ(笑)。でも40越えているモテない男役というのを聞いたので、監督にお会いした時に「パーマとツーブロックやめたほうがいいですか?」って聞いたら、「そぉーーですね」って言われたんで(笑)。翌々日ぐらいにバッサリいきました(笑)。

MC:そうだったんですね(笑)。

有野:これが役作りか、と思いました(笑)。

MC:(笑)。運転士役は初めてですよね?

有野:初めてですね。

MC:コントなどでも?

有野:コントは……、そうですね。バスガイドの役はありますけど。運転士はないですね。あ、電車のコントは一回作ったことあります。

MC:なんか不思議なんですが、以前観たことがあるかのような、すごくハマっていて(笑)。

有野:電車の扉が閉まるところの「圧迫感が大好きだ」っていうお客さんの役はやったことあります(笑)。

MC:(笑)すごくマニアックですね。

有野:かなりシュールなことをやってました(笑)。

MC:観返すことはできるんですか?

有野:YouTubeにあるかもしれなですね(笑)。

MC:探したらあるかもしれませんね(笑)。そして、そんな初挑戦の皆さんを、温かく見守った升さんに伺います。

升:僕は”初”はないんですか(笑)?

MC:”初”は…ないですね(笑)。

升:皆さんと初共演です(笑)。

MC:升さんは有野さんとのやり取りのシーンが多かったんですけど、伺った話ですと、プライベートでも有野さんと親交があるとお聞きしましたが。

升:いや、プライベートではないですね。

有野:全然ないです(笑)。

MC:あれ!?(笑)。

有野:僕が二十歳ぐらいの時、25年前ぐらいの時に、レギュラーが一緒で。

升:同じ番組に出演していたという。

有野:絡みはその当時もなかったですね。

升:そうですね。

MC:それ以来?

升:本格的に初共演です(笑)。

有野:初共演です(笑)。ありがとうございます(笑)。

MC:いかがでしたか?有野さんの演技、運転士役をご覧になって。

升:はい、とても自然な演技で、「こんな運転士さんいるよなあ」みたいなね。とてもお似合いでした。

MC:これから有野さんが、俳優として演技の幅を広げていくには、どうしたらいいかアドバイスなどはありますか?

升:いやあ、そんな恐れ多い。ま、がんばれよ(笑)。

有野:(笑)はい、頑張ります!(笑)。
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MC:ありがとうございます(笑)。それでは監督に伺います、初挑戦の方が多い現場ですと、まとめるのは監督の腕の見せどころといったイメージがありますが、他の作品と比べて力が入るものでしょうか?

杉山:いえ、僕自身ユルイですから(笑)。皆さんに演技もお任せで。有野さんは、”ありのままで”お願いしますという(笑)。あとは関西弁だけ喋らないでくださいっていう(笑)お願いだけでした。

有野:不思議な現場でしたよ。松風さんには、「こういう役柄で、このテンションで」とか細かく言うんですけど、「有野さんはそのままで」って。標準語で、もっとゆっくりで、もっとボソボソしゃべって、噛んでもいいです」って。難しかったですね。かえって難しかったです(笑)。

MC:(笑)、でも監督、完成版を観てみたら、やっぱりそれが良かったと思うんですよね。

杉山:そうですね。なんか気になったのは劇中で「よいしょ」が多かったですね。セリフの中でね。「よいしょ、よいしょ」って(笑)、やたらね(笑)。あれは役作りだったんですか?

有野:(爆笑)、そうですね(笑)、あれが役作りだろうと思ったんですけども。

杉山:ちょっと映画観る前に言っちゃいましたけど(笑)。

MC:そこも注目しながら、ここかな?なんて(笑)。松風さんには、細かく演出はされたんですか?

杉山:理咲ちゃんに関しては、自分の等身大でやってもらいたいというのがあったので、高校生の友達と一緒に、とにかく友達関係をね、ともかく友達になってもらうというのが、まず大事かなと。特別はないですね。

MC:今日はいらっしゃっていない、他の共演者の方と自然な関係を?

杉山:そうですね。

MC:松風さん、その辺りは意識されたんですか?

松風:そうですね、事前に何回かは会ってはいるんですけど、もともと仲が良い人達という訳ではないので、その中でいつも一緒にいる駅伝のメンバーってことで、仲良くするっていうのは、やっぱり難しかったので。でも駅伝のメンバーの方は年上の方ばかりだったので、皆さん優しくて、すぐに溶け込んで仲良くなったっていう感じでした。

MC:他の友だちとの距離感というのも、淡い青春時代を思い出して、すごくいいなあと感じました。植田さんは、感情豊かな、喜怒哀楽がたっぷりな女性でしたよね。普段の植田さんと比べると似ている部分はありますか?

植田:そうですね。普段、私は感情型シンガーソングライターとしてやっているので(笑)。感情豊かに観えたのであれば、とても良かったなと思うんですけど、キミエ自身も歌を歌っている役で、自分と似ているなというところと、「私は絶対こうは言わないな」っていうところと、ありましたね。面白かったです。

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MC:その辺を咀嚼しながら、やられたわけですね。で、やっぱり注目となるのが駅伝のシーンですけども、監督、その撮影の現場ですごく苦労されたと伺ったのですが。

杉山:銚子電鉄に全面協力してもらって、臨時列車を出してもらうんですけど、それにしても、ちゃんとダイヤに沿って運行しないと。もう一台は在来線で、ちゃんと運行しているので。それとぶつかっちゃいけないんだよね(笑)。ちゃんとその時間にのっとって走らせているんですよ。ですから撮影もですね、次から次に、ここを撮ったら次の駅に移動ってね、本当に撮影も電車と追っかけっこしながらやっているような感じでした。理崎ちゃんなんか、本当に何度も時間に併せて芝居しなきゃいけないから、初めて演技するっていうのに、輪をかけて(大変で)、そっちも時間が迫ってきますから。その辺の二重のプレッシャーもあったんじゃないかなあと思います。

MC:例えば、そこでNGテイクが出てしまうと、また大分時間が…?

杉山:そうなんですよね、一回電車が行って帰ってくるのに一時間かかるので、まだどの場面とは言いませんけど(笑)、理崎ちゃんがひとりで駅のホームにいて、乗り込む場面があるんですけど、その時に、こちらの手違いでドアが開かなくて(笑)、結局そのまま我々のNGのせいで、一回理崎ちゃん置いて行っちゃって(笑)。そのままホームで一時間待った上で、また電車が着たところで本番やったりね。そんなこともありました。

MC:夏に撮ったんですよね?

杉山:9月ですね。

MC:結構暑い中、おひとりで、大変でしたね(笑)。

松風:はい(笑)。

MC:そうですか(笑)。お話は尽きませんけど、実はですね、今日は記念すべきこの日に併せて、サプライズをご用意しているんです。有野さんのレギュラー番組、「ゲームセンターCX」さんの許可をいただきまして、見事な運転士ぶりを披露した映像をご覧いただきます。お願いします。

有野:お、おう(笑)。一回、よける? まず、映画見たほうがいいんじゃない(笑)? (会場爆笑)

※スクリーンに「ゲームセンターCX」の映像が流れる。おなじみ有野課長が「電車でGO!64」に挑戦し、見事クリアした暁には、残り秒数分だけ映画の宣伝ができるという番組企画。果たして有野課長はクリアできるのか!?

有野:急に終わりましたね(笑)。

MC:(映像では)荒い運転で…(笑)。0点って(笑)。

有野:5月18日に放送分なんですけど(笑)。あんまり覚えてないんですよ(笑)。

MC:(笑)。あの、松風さん、(ゲームで)杏子ちゃんに会えなかった有野さんに一言お願いします。

松風:そうですね、ちょっと残念…(笑)。でも、いつもこんな(荒い)運転している磯崎さんの電車に乗って通学していると考えると、ちょっと怖いですね(笑)。

MC:そうですね(笑)。

有野:もう、「(乗ってる)お客さんはいいかあ」って言ってたもんね(笑)。ATSって飛ばし過ぎた時に自動でブレーキかけられるやつをしょっちゅうやってた(笑)。

MC:有野さん、ゲームお得意なのに運転に関してはあんまりなんですか?

有野:ゲームはね、お得意なんじゃなくて、好きなんですよ。

MC:あ、好きなだけ(笑)?

有野:上手くはないんですよね(笑)。

MC:良く分かりました(笑)。この映像は、5月18日(木)の24時から放送される「ゲームセンターCX」より特別にご提供いただいました。皆さんぜひ、放送の方もお楽しみください。

有野:でも映画の方は、ちゃんと安全運転ですから(笑)。

MC:はい(笑)。まだまだお話を伺っていたいのですが、お時間残り少なくなってしまいました。ここでマスコミの皆さんによる、フォトセッションを行います。

↓ムビッチカメラ「課長、ガッツポーズください」に快く応えてくれた有野課長だが、升の顔に拳がかぶるというアクシデントも。有野「こういう写真、離婚したら使うんでしょ? 『浮気現場、とったどー!』って(笑)」

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MC:では最後に、松風さんと監督にご挨拶をお願いします。

松風:今回の『トモシビ』という作品は、温かい作品になっていて、人と人とのつながりがすごく感じられるとても素敵な作品になってますので、皆さん、ぜひ楽しんでいってください。今日はありがとうございました。(会場拍手)

杉山:この映画の主役が、もうひとり。銚子電鉄なんですけども、ぜひ鉄道好きの方も見にこれるように宣伝してください。それで皆さん、映画を見終わったら銚子の街とか、銚子電鉄にも乗りに行ってみてください。よろしくお願いいたします。(会場拍手)

MC:ありがとうございました。

『トモシビ 銚子電鉄6.4kmの軌跡』
2017年5月20日(土) 新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
監督:杉山泰一 出演:松風理咲 前野朋哉 植田真梨恵 有野晋哉 富田靖子 井上順

©2017 トモシビパートナーズ