「北斗の拳」ラオウの声優・内海賢二の偉業を追ったドキュメンタリー『その声のあなたへ』9月公開

「北斗の拳」のラオウの声などで知られる声優界の大御所、内海賢二の偉業を追ったドキュメンタリー『その声のあなたへ』が、9月30日より公開されることが決定した。併せて、第1弾出演キャストが発表された。

日本のカルチャーの代表ともいえる”アニメーション”。その現場を支える職業として、“声優”は注目を浴びている職業のひとつだ。現在、声優志望者数は30万人とも言われており、近年の人気職業ランキングの上位に入っている。そんな声優業界の歴史の中で、数多くの名作・名言を世に残し、声優業界を黎明期から強烈な個性と演技力で引っ張ってきた大御所中の大御所、内海賢二。「北斗の拳」のラオウや「Dr.スランプアラレちゃん」の則巻千兵衛、「鋼の錬金術師」のアレックス・ルイ・アームストロングなど、常に第一線で活躍し続けたが、2013年6月に惜しまれながら亡くなった。彼が亡くなったことは、ファンや声優界のみならず、各界に悲しみと衝撃を与えたことは記憶に新しく、その知らせは大きなニュースとして報じられた。そしてこの度、伝説の声優・内海賢二の仕事、また、その偉業を追ったドキュメンタリー映画が完成した。

本作は、主人公の新人ライターが、内海賢二を生前からよく知る声優陣たちの証言を通して「内海賢二」について、そして声優という職業の変遷を辿っていくドキュメンタリー。豪華声優陣によるインタビューパートとドラマパートで構成されており、多くの声優から語られる言葉たちは、歴史の証言のようでもあり、一方で現在にも響く“生の声”という二つの側面を持っている。

本作に証言者として出演するのは、柴田秀勝、羽佐間道夫、野沢雅子、神谷明、戸田恵子といった豪華声優陣。“声優”という仕事の礎を築き、活躍してきた世代、そしてそれを拡げ繋いでいったレジェンド達。そんなレジェンド達が語る言葉は、ただ過去を懐かしむものではなく、声を通して画に命を吹き込む“声優”という仕事の魅力、声優業界の黎明期における知られざる苦労の数々など、心が揺さぶられるものとなっており、「好きな事を無心にやり続けることの尊さ」を感じさせてくれる作品となっている。

監督は榊原有佑。フィクション・ドキュメンタリー問わず創作を続ける若き次世代監督が、優しい目線でメガホンをとった。本作はアニメ関連情報配信サイト「アニメイトタイムズ」の全面協力。メディアから生まれた全く新しい映画となっている。

『その声のあなたへ』
2022年9月30日(金)より、全国公開
監督・脚本:榊原有佑
配給:ナカチカ/ティ・ジョイ

©映画「その声のあなたへ」製作委員会