國村隼、永瀬正敏、成田凌ら豪華俳優陣が出演!クリープハイプも劇中で演奏!池松壮亮 × 伊藤沙莉『ちょっと思い出しただけ』

『バイプレイヤーズ〜もしも100人の名脇役が映画をつくったら〜』や『くれなずめ』と2021年も注目作を発表し続ける松居大悟監督が、主演に池松壮亮と伊藤沙莉を迎え、初のオリジナル脚本で贈るラブストーリー『ちょっと思い出しただけ』が、2022年春に公開される。このほど、追加キャストとして、國村隼、永瀬正敏、成田凌ら豪華俳優陣とクリープハイプが出演すること、そして本作が第34回東京国際映画祭2021コンペティション部門に選出されたことが発表された。

クリープハイプの尾崎世界観が自身のオールタイムベストに挙げるジム・ジャームッシュの名作映画『ナイト・オン・ザ・プラネット』に着想を得て書き上げた新曲「ナイトオンザプラネット」。本作は、松居大悟監督が本楽曲を受けて、初となる完全オリジナルラブストーリーとして書き上げた。怪我でダンサーの道を諦めた照生(てるお)とタクシードライバーの葉(よう)。二人を中心に関わる登場人物たちとの会話を通じて、都会の夜に無数に輝く人生たちの機微を繊細かつユーモラスに映し出す。年に一度訪れるある1日を、現代を反映させつつ描いた松居監督独自の物語を完成させた。

新たなキャストとして、國村隼が演じるのは、照生(池松壮亮)と葉(伊藤沙莉)の行きつけのバー「とまり木」のマスター・中井戸。親身に相談に乗り、悩める若者たちの心の拠り所となりつつも、自身も恋愛相談を葉にするなどお茶目な一面も見せるバーのマスターをコミカルに演じる。永瀬正敏は、公園で妻を待ち続ける男・ジュンを、神野三鈴はその妻として、夫婦役で出演する。永瀬演じるジュンは、1989年に公開されたジム・ジャームッシュ監督作『ミステリートレイン』で演じた役名と同じだ。そしてクリープハイプが劇中で演奏するバンド役としても出演し、ボーカルの尾崎世界観は劇中の重要な場面で登場する。また、中井戸のバーの常連であるフミオ役の成田凌や篠原篤、実力派俳優・菅田俊も出演する。

34回目を迎える東京国際映画祭(TIFF)は、日本で唯一の国際映画製作者連盟(FIAPF)公認の国際映画祭であり、今年はメイン会場を六本木ヒルズから東京ミッドタウン日比谷に移動して開催される。松居監督が熱望した東京国際映画祭コンペティション部門に初選出され、受賞にも期待がかかる。

『ちょっと思い出しただけ』
2022年春 全国公開
監督・脚本:松居大悟
主題歌:クリープハイプ「ナイトオンザプラネット」
出演:池松壮亮 伊藤沙莉 國村隼 永瀬正敏 尾崎世界観(クリープハイプ) 成田凌 菅田俊 神野三鈴 篠原篤
配給:東京テアトル

【ストーリー】 怪我でダンサーの道を諦めた照生(池松壮亮)とタクシードライバーの彼女・葉(伊藤沙莉)。めまぐるしく変わっていく東京の中心で流れる、何気ない7月26日。特別な日だったり、そうではなかったり…でも決して同じ日は来ない。世界がコロナ以前に戻れないように、二度と戻れない愛しい日々を、“ちょっと思い出しただけ”。

©2022『ちょっと思い出しただけ』製作委員会