【全文掲載】池松壮亮「あの話、していい?」、伊藤沙莉「私の本性?」車中の会話が驚愕の展開に!

『バイプレイヤーズ〜もしも100人の名脇役が映画をつくったら〜』や『くれなずめ』と2021年も注目作を発表し続ける松居大悟監督が、主演に池松壮亮と伊藤沙莉を迎え、初のオリジナル脚本で贈るラブストーリー『ちょっと思い出しただけ』が、2月11日より公開される。このほど、1月23日にヒューマントラストシネマ渋谷にて東京プレミア上映会が実施され、キャストの池松壮亮、伊藤沙莉、そして尾崎世界観、松居大悟監督が登壇した。ここでは、本イベントの模様を全文掲載でお届けする。

MC:まずは、照生を演じられました池松壮亮さんです。

池松:こんばんは、池松です。お寒い中、わざわざありがとうございます。雪が降るらしいですから、早めに帰ったほうがいいと思います。宜しくお願いします。

MC:続きまして、葉を演じられました伊藤沙莉さんです。

伊藤:こんばんは、伊藤沙莉糸です。こういうご時世の中、そして寒い中、足を運んでくださって本当に本当にありがとうございます。映画を撮って本当にあっという間でしたけど、こうやって皆さんに届く日が迎えられてとっても嬉しいです。今日はよろしくお願いします。

MC:そしてミュージシャン役、主題歌も担当されています、尾崎世界観さんです。

尾崎:こんばんは、尾崎世界観です。今日は寒い中、本当にありがとうございます。こういう場に出ることがあまりないので緊張しています。宜しくお願いします。

MC:そして脚本も務められています、松居大悟監督です。

松居:こんばんは。松居大悟です。今日から多分この映画がたくさんの人に、こうして観られていくんだろうなと思っているので、その初日に立ち会っていただいてすごく嬉しいです。そして、照生と葉、尾崎さんと、並んで舞台挨拶するのが初めてなので嬉しいです。楽しい時間を過ごせたらなと思ってます。よろしくお願いいたします。

MC:まず松居大悟監督。いよいよ2月11日公開ですが、どんな思いが込み上げてきていますか?

松居:遠くの人に深く刺さりそうな気持ちがしていて、このまま行けと思いつつ、とにかく全員健康で、誰も捕まらず無事に早く初日を迎えてほしいという、何も起きないでくれという気持ちがすごく強いです。

MC:松居監督と池松さんと尾崎世界観さんは、そもそも10年来のお付き合いだと聞いたんですけど、この作品の成り立ちは、どう始まっていったんですか?

松居:2年前の春に尾崎くんから曲が送られてきて、その曲を聴いたときに、それまでは送られてきてからミュージックビデオを考えたりとかしてたんですけ、「ナイトオンザプラネット」という曲なんですけど、尾崎くんがジム・ジャームッシュ監督の『ナイト・オン・ザ・プラネット』という映画を観て、バンドをやろうと思って「クリープハイプ」というバンド名したことも聞いていたから、すごくバンドにとって大切な曲なんだってことを感じて。自分もそのくらい強い覚悟でこの曲に応えたいと思って、長編映画を作ろうと思ったのが最初です。