第93回アカデミー賞国際映画賞のインド代表作品として選出されたスリラー・パニック映画『Jallikattu(原題)』が、邦題『ジャッリカットゥ 牛の怒り』として7月17日より公開されることが決定した。併せて、ポスタービジュアルがお披露目となった。
本作は、映画評論サイト「ロッテントマト」にて驚異の95%フレッシュを獲得し、批評家からも絶賛される牛追いスリラー・パニック。
舞台は、南インドのジャングルに位置するとある村。さえない肉屋の男アントニが一頭の水牛を屠ろうと鉈を振ると、牛は怒り狂い、全速力で脱走、村の商店を破壊し、タピオカ畑を踏み荒らした。アントニは恋心を寄せるソフィに愛想を尽かされたが、一番はじめに牛を捕まえて汚名を返上しようと奮闘する。一方、かつて密売の罪で村を追放された荒くれ者クッタッチャンが呼び戻されるが、彼は、かつてソフィをめぐっていがみあい、自分を密告したアントニを恨んでいた。やがて牛追い騒動が、いつしか人間同士の醜い争いへと大きくなっていく。
監督は驚くべき視覚的トリックと、奇想天外のアイデアでインドにおいてカルト的な人気を集めるリジョー・ジョーズ・ペッリシェーリ。最新作である本作は本年度アカデミー賞インド代表作品に選ばれ、国内の賞レースを席巻する。またこの映画の主役とも言える水牛は、ほとんどCG技術を使わず、実物の牛とアニマトロニクスを駆使して、圧倒的な恐怖と躍動感をもたらしている。
『ジャッリカットゥ 牛の怒り』
7月17日(土)より、シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開
監督:リジョー・ジョーズ・ペッリシェーリ
配給:ダゲレオ出版
【ストーリー】 舞台は、南インド・ケーララ州最奥のジャングルに位置するとある村。さえない肉屋の男アントニが一頭の水牛を屠ろうと鉈を振ると、命の危機を察した牛は怒り狂い、全速力で脱走する。ディナー用の水牛カレーや、婚礼用の料理のために肉屋に群がっていた人々が、慌てて追いすがるも、まったく手に負えない。暴走機関車と化した暴れ牛は、村の商店を破壊し、タピオカ畑を踏み荒らす。アントニは恋心を寄せるソフィに愛想を尽かされたが、一番はじめに牛を捕まえて汚名を返上しようと奮闘する。農場主や教会の神父、地元の警察官、騒ぎを聞きつけた隣村のならず者らを巻き込み、村中は大パニック。一方、かつて密売の罪で村を追放された荒くれ者クッタッチャンが呼び戻されるが、猟銃を携えた彼は、かつてソフィをめぐっていがみあい、自分を密告したアントニを恨んでいた。やがて牛追い騒動が、いつしか人間同士の醜い争いへと大きくなっていく…。
© 2019 Jallikattu