信州の自然を舞台に、人間が死んでいくこと、最後まで生きぬくことの意味を、中村梅雀と津田寛治のダブル主演で描いた映画『山中静夫氏の尊厳死』が、9月21日より長野・佐久アムシネマにて先行公開、2020年に全国順次公開されることが決定した。
本作は、「限られた人生をどう生きどう死ぬか」を未来への希望とともに描く感動ドラマ。自宅がある静岡の病院からの紹介で、医師である今井(津田寛治)のいる信州の病院にやって来た肺癌患者の山中静夫(中村梅雀)。紹介されてきた資料によれば、山中は腰の骨と肝臓に転移のある肺癌で、明らかに末期の状態だった。付き添う家族の負担を考え、今井は山中に今まで通り静岡の病院での治療をすすめるが、「どうせ死ぬんだったら生まれ育った信州の山を見ながら楽に死にたい」と山中は最期の願いを口にする。
原作は「ダイヤモンドダスト」「阿弥陀堂だより」などで知られ、現役の医師でもある南木佳士の「山中静夫氏の尊厳死」。監督・脚本は『しあわせになろうね』『育子からの手紙』の村橋明郎。主題歌「老いの願い」は、自身も癌の闘病経験がある小椋佳が書き下ろした。本作は、撮影地である長野県佐久市にて先行上映される。
『山中静夫氏の尊厳死』
9月21日(土)より長野県・佐久アムシネマにて先行公開、
2020年、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開
監督・脚本:村橋明郎
原作:南木佳士「山中静夫氏の尊厳死」(文春文庫刊)
主題歌:小椋佳「老いの願い」
出演:中村梅雀 津田寛治 高畑淳子 田中美里 浅田美代子
配給:マジックアワー スーパービジョン
【ストーリー】 「私は肺癌なのです」。患者の名前は山中静夫(中村梅雀)。自宅がある静岡の病院からの紹介で、医師である今井(津田寛治)のいる信州の病院にやって来たのだ。紹介されてきた資料によれば、山中は腰の骨と肝臓に転移のある肺癌で、明らかに末期の状態だった。付き添う家族の負担を考え、今井は山中に今まで通り静岡の病院での治療をすすめるのだが、「どうせ死ぬんだったら生まれ育った信州の山を見ながら楽に死にたいと…」。それが余命を宣告された山中の最期の願いだった…。
©2019 映画『山中静夫氏の尊厳死』製作委員会