小野花梨「難産だったからこそ愛おしい」女子高生がSNSでニッポンを世直し!?シスターフッドムービー『プリテンダーズ』10月公開!

「右にならえ」「空気を読め」を美徳とするニッポン社会に、二人の女子高生がSNSを武器に次々と型破りなドッキリを仕掛け、フィクションの力で世界を変えようと突き進む、小野花梨主演の緊張と興奮のシスターフッドムービー『プリテンダーズ』が、10月16日より公開されることが決定した。併せて、場面写真がお披露目となった。

本作は、社会からスルーされ続けた「ゴッホ」に自らを重ね、社会に反抗する17歳の花田花梨が主人公の物語。妻を失った父と歳の離れた妹と暮らす花梨は、半ば引きこもりの日々を過ごしていたが、父との言い争いをきっかけに、親友・風子の家へ転がり込む。ある日、電車内で病人に席を譲ったときの得も言われぬ感覚が、花梨にひらめきをもたらす。“現実+フィクション=ファンタジー…からの世界平和!?”。風子の協力を得た花梨は“プリテンダーズ”を結成。武器は“アイデア”と“SNS”のみ。満員電車での諍いを喜劇に変えたり、ゾンビを街に出現させたり…次々と型破りなドッキリを仕掛け、フィクションの力で世界を変えようと突き進むJK二人。プリテンダーズは協力者を増やし、RTされ、ついにバズる。しかし、二人を待っていたのは、“社会”からのしっぺ返しだった…。

監督は、自主映画『珈琲とミルク』がぴあフィルムフェスティバル/PFFアワード2005にて審査員特別賞・企画賞・クリエイティブ賞を受賞、長編初監督作品『パーク アンド ラブホテル』が、第58回ベルリン国際映画祭にて日本人初となる最優秀新人作品賞を受賞した熊坂出。テレビドラマなど活躍の場を広げていた熊坂出監督が「映画を撮りたい!」と一念発起。原点回帰し製作された本作は、9月11日から9月25日にわたり国立映画アーカイブにて開催される第43回ぴあフィルムフェスティバル・クロージング上映作品に選出され、9月23日にプレミア上映される。

主人公・花田花梨を演じるのは、2021年後期のNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」への出演が決定している注目の若手女優・小野花梨。本作が長編映画初主演となる。そして親友・仙道風子には、今年放送されたNHKドラマ「きれいのくに」に出演するなど注目される若手女優・見上愛。さらに、熊坂監督の作品ならばと出演を快諾した古舘寛治、奥野瑛太、吉村界人、柳ゆり菜、佐藤玲、加藤諒、浅香航大、村上虹郎、津田寛治、渡辺哲、銀粉蝶などの豪華キャストが友情出演する。

▼スタッフ&キャスト コメント

■熊坂出(監督・脚本・編集)
1999年の夏にPFFと出会い僕は映画作りを始めました。原点でお披露目できる事に深く感謝します。これは、フィクションで世界を変えていこうとする少女の青臭い物語です。小野花梨さんを筆頭に、無二のスタッフキャスト一人一人のお力を丸ごと尽くして作りました。皆さんへこの映画が深く到るよう、力を尽くします。

■小野花梨(花田花梨役)
撮影真っ只中で世界が変わって撮影が出来なくなり、再開の目処もたたなかったあの頃を思い出すと公開出来る事が奇跡のように思えます。この作品に出演することで、一つの映画に沢山の人の思いや人生が詰まっていることを改めて教えて頂きました。難産だったからこそ愛おしいプリテンダーズが、大好きな熊坂さんの原点PFFでお披露目できることが堪らなく幸せです。一人でも多くの人に愛が届くように祈っています。

■見上愛(花梨の親友・仙道風子役)
コロナで撮影がストップし、撮り終えられるかも不安だった作品が、皆様にやっと届けられるということで、とても嬉しいです。クロージング作品に選んで頂いたということで、『プリテンダーズ』が、第43回PFFの素晴らしい締めくくりになりますよう、願っております。○○っぽい、とか、○○風、なものが増えている中で、この作品は『プリテンダーズ』でしかないものになっているんじゃないかなと思います。特に、生きづらさを感じている、あなた、に観て欲しい作品です。

『プリテンダーズ』
10月16日(土)より、渋谷ユーロスペースほか全国順次公開
監督・脚本・編集:熊坂出
出演:小野花梨 見上愛 古舘寛治 奥野瑛太 吉村界人 柳ゆり菜 佐藤玲 加藤諒 浅香航大 村上虹郎 津田寛治 渡辺哲 銀粉蝶
配給:gaie

©︎2021「プリテンダーズ」製作委員会