水野美紀、田辺誠一、眞島秀和、倍賞美津子らが出演!柴咲コウ 主演「連続ドラマW 坂の途中の家」予告編

「紙の月」、「八日目の蟬」といった代表作で知られる角田光代の“家庭に潜む究極の心理サスペンス”と賞賛された小説を、柴咲コウ主演で映像化するヒューマンサスペンス「連続ドラマW 坂の途中の家」の放送開始日が4月27日に決定し、このほど、水野美紀、田辺誠一、風吹ジュン、光石研、高畑淳子、伊藤歩、眞島秀和、倍賞美津子ら出演キャストが発表された。併せて、予告編がお披露目となった。

本作は、子育てに葛藤と悩みを抱える母親たち、そしてその周りに生きる人々に対し、“家族愛とは”“母性とは”“生きるとは”という、普遍的だが心に突き刺さるテーマを投げかけるヒューマンサスペンス。無意識に3歳の娘の子育てにストレスを感じていた専業主婦の山咲里沙子は、わが子を虐待死させた女性・安藤水穂の裁判に補充裁判員として参加することになる。最初は嫌悪感を抱く里沙子だったが、裁判を通して自らの人生と被告の人生を重ね合わせいく。

柴咲演じる主人公・里沙子の心に浸食していく被告・安藤水穂役を水野美紀が熱演し、里沙子の想像の世界で対極ともなる2つの人格を見事に演じる。裁判に参加するようになり平常心を失い始めた里沙子を心から心配する夫・陽一郎役には田辺誠一。日常生活の何気ない一言が刃となり、知らぬ間に妻を傷付けてしまうなど、夫婦間のリアルを見事に表現。柴咲との息の合った掛け合いにも注目だ。

さらに、里沙子の義理の父母となる里子役と和彦役に風吹ジュンと光石研。舅と姑としての優しさやアドバイスは、知らず知らずのうちに里沙子のプレッシャー、ストレスになっていく。また、里沙子の実の母親・三沢富路子役には高畑淳子。社会問題ともなった実の母娘であるが故の関係性の難しさを見事に表現している。さらに、里沙子と同じく裁判員に選ばれた出版社の編集長・芳賀六実役に伊藤歩。被告の水穂の心の闇に気づかず我が子を失ってしまった悲劇の夫・寿士役に眞島秀和。法廷で最愛の孫の命を奪った被告に詰め寄る義母役に倍賞美津子。このほか、桜井ユキ、松澤匠、西田尚美、佐藤めぐみ、滝沢沙織、利重剛、酒井美紀ら実力派が集結した。

「連続ドラマW 坂の途中の家」
4月27日(土)より、WOWOWプライムにて放送開始(全6話)
毎週土曜よる10時~放送 ※第1話無料放送
監督:森ガキ侑大
原作:角田光代「坂の途中の家」(朝日文庫刊)
脚本:篠﨑絵里子
音楽:山口由馬
出演:柴咲コウ 田辺誠一 伊藤歩 眞島秀和 桜井ユキ 松澤匠 松本笑花 西田尚美 倍賞美津子 高畑淳子 佐藤めぐみ 滝沢沙織 利重剛 酒井美紀 光石研 風吹ジュン 水野美紀

【ストーリー】 山咲里沙子(柴咲コウ)は、三歳の娘・文香と夫・陽一郎(田辺誠一)と三人で平穏な日々を送っていた。そんな時、裁判所から刑事事件の裁判員候補者に選ばれたという通知が届く。対象となる事件は、里沙子と同じ年頃の専業主婦の母親・安藤水穂(水野美紀)が、生後八ヶ月の娘を浴槽に落として虐待死させたという衝撃的な事件だった。裁判所での面談を経て、里沙子は、裁判員の誰かが急病などで欠席せざるを得ないとき、代わりに裁判員を務める「補充裁判員」に選ばれた。同じ子供を持つ母として、我が子を殺めた水穂に嫌悪感を抱く里沙子だが、裁判の開廷後、徐々に安藤水穂という被告自身の境遇に自らの過去の記憶を重ねていくことになる。家庭という密室で、夫婦、そして親子の間で交わされた言葉は、時に刃物のように突き刺さることがある。里沙子はやがて自身の心に眠っていた混沌とした感情に惑わされていく―。

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