中村梅雀「楽に死ぬのは難しい」、津田寛治「“安楽死”と“尊厳死”は違う」『山中静夫氏の尊厳死』予告編&ポスタービジュアル

信州の自然を舞台に、人間が死んでいくこと、最後まで生きぬくことの意味を、中村梅雀と津田寛治のダブル主演で描いた映画『山中静夫氏の尊厳死』が、2020年2月上旬に公開される。このほど、本作の予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。

本作は、浅間山を望む信州の地を舞台に、人が死んでいくこと、最期まで自分らしく生き抜くことの意味を未来の希望と共に描く感動作。

予告編には、小椋佳が本作のために書き下ろした主題歌「老いの願い」が流れ、ダブル主演を務める中村梅雀と津田寛治のほか、田中美里、浅田美代子、高畑淳子など豪華キャスト陣の姿が収められる。ポスタービジュアルのコピー「わたしには、やっておきたいことがあるのです。」とあるように、余命わずかと診断された末期がんを患う主人公・山中静夫(中村梅雀)が「自分らしい最期を迎えたい」という願いのもと、生まれ育った信州・長野県佐久市の浅間山を望む病院を訪れるところから映像は始まる。山中の最期の願いとは、故郷に自らの墓を造ること。担当する医師・今井(津田寛治)は、その思いを遂げさせようと決意するが、これまで職業柄多くの死を見つめてきた彼は自らもうつ病を患ってしまう。患者と医師、そして彼らを支える家族がたどり着いた、それぞれの命の在り方とは…?

『山中静夫氏の尊厳死』
2020年2月上旬、シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー
監督・脚本:村橋明郎
原作:南木佳士「山中静夫氏の尊厳死」
主題歌:小椋佳「老いの願い」
出演:中村梅雀 津田寛治 小澤雄太 天野浩成 中西良太 増子倭文江 大島蓉子 石丸謙二郎 大方斐紗子 田中美里 浅田美代子 高畑淳子
配給:マジックアワー スーパービジョン

【ストーリー】 「私は肺がんなのです」。山中静夫(中村梅雀)の告白に、医師の今井(津田寛治)は面食らう。余命わずかと診断された山中は、生まれ育った信州・浅間山を望む地で死にたいという。そして、自分の最期を迎えるために、妻にも内緒で自らの墓を故郷に造りはじめる。今井はその思いを遂げさせようと決意するが、これまで職業柄多くの死を見つめてきた彼は自らもうつ病を患ってしまう。患者と医師、そして彼らを支える家族がたどり着いた、それぞれの命の在り方とは…。

©2019 映画『山中静夫氏の尊厳死』製作委員会