『JUNO/ジュノ』、『インセプション』などに出演したエリオット・ペイジが、上半身裸の水着姿を自身のインスタググラムで公開した。
▲エリオット・ペイジのインスタグラム(elliotpage)より
昨年12月初め、トランスジェンダーであることを自身のインスタグラムで公表したエリオット。今年3月には、乳房切除手術を受けたことを米誌「TIME」のインタビューで明らかにした。
赤のスイムパンツ姿で、手術を受けて以来、初めて上半身裸姿を披露したエリオットは、「トランスジェンダーの初めてのスイムトランクス」と投稿。笑顔でプールを楽しんでいる写真のキャプションには、「トランスの喜び」「トランスは美しい」というタグも付け加えている。
エリオットは「TIME」のインタビューで、「手術をして私の人生は完全に変わった」「この体で完全に自分自身になった今、演技をすることにワクワクしている」と語っている。
また、オプラ・ウィンフリーが司会を務めるApple TV+のトーク番組「The Oprah Conversation(原題)」では、手術を受けたことを公表した理由について、「手術は私の人生を変えただけでなく、命を救ってくれるものであり、多くの人にも当てはまるということを知ってもらいたい」とコメント。「トランスジェンダーのヘルスケアに対する反発も多い」ことも理由の一つで、「治療を受けられないこともあり、トランスジェンダーの中には病院に行きたがらない人もいる」と、トランスジェンダーたちが直面する状況についても説明していた。
現在34歳のエリオットは、1997年からキャリアをスタートさせ、2002年に『Marion Bridge(原題)』でスクリーンデビュー。SFアクション『X-MEN:ファイナル ディシジョン』(2006)に出演後、『JUNO/ジュノ』(2007)で予期せぬ妊娠をした女子高生役を演じ、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。以降も、ドリュー・バリモア監督の『ローラーガールズ・ダイアリー』(2009)、クリストファー・ノーラン監督の『インセプション』(2010)、Netflixのドラマシリーズ「アンブレラ・アカデミー」(2019〜)などの話題作に出演している。
そのほかの出演作は、『ローマでアモーレ』(2012)、『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)、『ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気』(2015)、『フラットライナーズ』(2017)など。私生活では、2018年にダンサー&振付師のエマ・ポートナーと結婚し、今年1月に離婚を発表した。