MC:公開直前なのでね!楽しみにしていただきたいと思います。続いて市川さんは、撮影中に秘密にしていた、隠していたことはありますか?
市川:さっきも言っていたんですけど、雨が降って、その日がもう撮影ができなくなって空き時間ができたんですよ。みんなでどうする?っていう話をしていて、僕、ホテルの枕が硬くて高い枕で寝られないなと思って、1回東京の自分のぺしゃんこの枕を取りに帰ろうと思って帰ったんですよ。
加治:まさか自分の枕じゃないと寝られない人?
市川:寝られなかったみたいで(笑)。
小関:結構遠かったですよ、地方で。
市川:茨城あたりで遠かったんですけど…終電で帰ろうと当時思っていたんですけど、僕、寝ちゃって!(笑)。それで、次の日が朝からだったから…始発は間に合う時間だったんですよ。でも始発って何かあったらと思って焦るじゃないですか。結局、枕も持ってこず…。
(会場爆笑)
市川:テンパっちゃって(笑)。それで、次の日みんなが「このへん、何もないね」って、小関くんとかが「何もないですよね」って言われて、僕、いなかったから周りの状況はそんなに知らないんですけど「そうだねぇ!」って言っていて(笑)。本当は東京にいたんですけど。実は1回東京に帰っていたという。
小関:えー!そうだったんだ!
市川:枕も忘れて…でも意外と寝れたっていう、ホテルの枕で(笑)。
(会場爆笑)
市川:よくわかんない行動をして(笑)。無駄に交通費と時間だけ消耗して終わりましたね。
MC:大丈夫だったんですね。福士さんも初めて聞きましたよね。
福士:全然知らなかったですね。しかも、帰って朝来てるから、枕もういらないんだもんね。
市川:そうね!そうなるんだよ(笑)。
MC:寝に帰ったみたいな感じになったんですね(笑)。結構な事件起きていますね!ありがとうございます。加治さんはいかがですか?
加治:僕はこう見えて夜も朝もシャワーを浴びたい人なんですけども。意外と夜だけとか…(お客さんの反応を見て)そういうふうにあまり見えてないみたいだね?(笑)。まぁいいんですよ。ホテルに大浴場があって、僕は大浴場が好きなので、朝、大浴場に入ろうと思って、人がいなかったんですよ。人がいなくて、一人だとものすごい泳ぎたい衝動に駆られてしまって「大人だし絶対やっちゃいけない!」と思いながら、一平泳ぎだけしました(笑)。というのを今バラします!(笑)。
MC:誰にも見られなくて良かったですね(笑)。本当に1回だけですか?
加治:1回、2回です(笑)。行って、戻って(笑)。「もうだめだ!大人だし。大人なんだからちゃんとしよう!」と思ってシャンプーやって出ました(笑)。
MC:大浴場は皆さんも使ったんですか?
中山:耀人が一番みんなとお風呂に入ってるんじゃない?
若山:僕、結構皆さんとお風呂に…桐山さんも。
加治:耀人がみんなに「入ろう!」って誘いに行くんだよな?
若山:そうなんですよ。一人が嫌いなので「お風呂に行きましょ」って。
桐山:オファーが多くて、耀人さんからの(笑)。まだ連絡先も知らなくて、僕のほうが撮影が終わるのが遅かったんですね、耀人のほうが早くて。お風呂に入りましょうっていう口約束だけだったので、俺のほうが終わったのが全然遅いし、待ってないかなぁって、口約束だけかなって思って、それで自分の部屋の廊下に行ったら、廊下で待ってるんですよ。子犬のように(笑)。「待ってました!行きましょ!」「じゃあ行こうぜ」って(笑)。背中を流し合いましたね。
MC:廊下で待ってるとキュンとしちゃいますよね。
桐山:そうですね。子犬のようでしたね。
MC:ありがとうございます(笑)。若山さんはありますか?
若山:僕は、それこそ皆さんと連絡先を全然知らない状況で、お風呂とかにも誘いたかったんですけど、皆さんに「連絡先も交換したほうがお風呂とかも約束しやすいから、連絡先交換しようよ」っていろんな方に言ってもらって、そのときに僕、「ごめんなさい。このロケの期間に家に携帯を置いてきてしまって…」っていう事情をずーっと伝えていたんですよ。実は違って、撮影に集中するということもあり、学生なので母に携帯を取り上げられていまして。それを自分の中で言えずに、「母に預けてあるんです」っていうのを言えずに、「すみません!家に置いてきちゃいました!」ってごまかしていました。
MC:「家に置いてきちゃったなんて、そんなわけあるかい!」って思わなかったですか?
中山:教えたくないんかなと思って…。
若山:そんなことはないです!(笑)。そんなことはないんですよ!
MC:実は集中するためだったと。
若山:そういう場面で母に預けていました。
MC:かっこいいですね!ありがとうございます。そして、この作品で福士さんが演じています天火は、“どんな時でも笑っていられる強い男になれ!”というのが信条なんですけれども、皆さんが目指している、思っているかっこいい男の信条ですとか、これだけは譲れないというポリシーを、それぞれズバッと教えていただきたいです。天火役の福士さんはどうでしょうか?
福士:僕が思うのは“守れる男”かなって思いますね。“強い男”、それこそ天火の言葉通りなんですけど、強くて守れる男がすごくかっこいい男だなって僕は思いますね。
MC:守れることが強いことに繋がるんですね。ありがとうございます。中山さんはいかがですか?
中山:難しいですけど…やっぱり余裕がある人じゃないですか。何でも受け入れるというか、一度すべてを受け入れるという余裕のある人。
MC:見ていて「この人、余裕があるなぁ」という人はどんな振る舞いの人なんですか?
中山:口数も少なく、背中で語るんじゃないけど、昔のお父さんみたいなイメージですね。
MC:ありがとうございます。桐山さんはいかがでしょうか?
桐山:完全に僕もそうなんですけど、やっぱり余裕がある男はすごく憧れるし、いかなる状況においても「あぁ、それね」「あぁ、わかったわかった、OK」みたいな。こういう仕事をしていると、いろんな場所に行ったりいろんな人に会ったり、すごくお偉いさんに会ったりとか、いろんなことが毎日変わって起きるけど、どういう場においても、ちゃんとそういう余裕ときちんと礼儀がある、そんな男になりたいなぁって思います。
MC:桐山さんがそうなんじゃないかと思うんですけれども。
桐山:そういうふりをしているだけです(笑)。余裕があるふりをしているだけです。そういう男になりたいです。
MC:ありがとうございます。小関さんはいかがですか?
小関:僕はハンカチを持っている男性は、いろんなところまで神経が行き届いているんだなぁというのがかっこいいなぁと思います。
MC:たしかに行き届いている感じがしますもんね。普段から持っていらっしゃいますか?
小関:持つようにしました、それに気づいてから。
MC:ちなみに、どんなタイプの、何色のハンカチを?
小関:薄っぺらーいやつを、すっごい畳んでポケットに入れています。正方形とかじゃなくて長方形に。
加治:握りしめるサイズね。
小関:握りしめサイズ(笑)。
MC:ありがとうございます。市川さんはいかがですか?
市川:僕は、多くを語らないといいますか、前もあったと思うんですけど、蒼汰が撮影中に怪我をしていてもその時に言わないという。僕はもうすぐに「痛い!痛い!痛い!」って言っちゃうので(笑)。
(会場爆笑)
桐山:肋骨にひびが入っている疑いで…。「痛い痛い痛い」って。
加治:毎回笑う度に「痛い痛い痛い!笑わせないで!痛い痛い痛い!」ってすぐ言う!
市川:だからそういう男は嫌ですね。なっちゃったから変わります。
MC:誓いを込めてということですね(笑)。ありがとうございます。加治さんはいかがでしょうか?
加治:いろいろ考えたんですけど、かっこいいというか僕の目を惹いてしまうのは、入りの時とか俳優さんが「おはようございます」って入ってくる時に、持ち帰りのホットのコーヒーを持ちながら入ってくる人にどうしても目が惹かれてしまう。かっこいい独特な眼鏡をかけながら、「おはようございます」みたいな(笑)。「何?このカップ?来るときに寄っていったんだろうな」って。余裕に繋がるのかな?かっこいいというか色っぽいなって。僕は絶対できないんで!やってもいいんだろうけど、狙ってる感が出ちゃうので(笑)。「おはようございまーす(笑)」ってやっちゃうので、僕にはできないなぁと思ってすごく目が惹かれちゃいます。
MC:これを言っちゃうとまた狙ってる感が出ちゃいますもんね。
加治:これで僕が持っていたらね!
小関:公開日、ちょっと楽しみにしています(笑)。
加治:壇上にコーヒーを(笑)。
MC:劇場さんに怒られそうですけどね(笑)。
加治:チャンスがあればやりたいなと思います(笑)。
MC:ありがとうございます。若山さんはいかがですか?
若山:僕はさりげなく気遣いができる人というか、例えば電車とかでも優先席に譲るときに「どうぞ!どうぞ!どうぞ!」って感じよりは、サラッとやって「どうぞ」とか。いろいろ考えたんですよ、エレベーターのときとかも女性がいる中で「先にどうぞ」っていう、ちょっとした気遣いがサラッとできる人はかっこいいんじゃないかなぁと思いますね。
MC:この中でその気遣いをされていた方っていらっしゃいますか?
若山:加治さんを抜いて…。
加治:抜いて!?
中山:監督!
加治:いや、監督じゃねぇわ!
(会場爆笑)
若山:でも、僕、福士さんにそれこそエレベーターを譲ってもらったことがあって、ホテルで同じエレベーターだったんですけど、福士さんですかね。
福士:ありがとうございます。