MC:男性のお気持ちもそういうものなのかと学びがあったんですけれども、結婚式には今は様々なスタイルがあるとお二人はご存知でしょうか?
佐藤:なんとなく(笑)。
MC:挙式ではチャペルや神社で神様に結婚を誓うというのがベーシックですが、最近では“人前式”というものがありまして、その名の通り、人の前で誓う式なんですけれども、式に列席してくださるゲストに対して永遠の愛を誓うというものがあるそうなんです。
本日は映画『8年越しの花嫁』大ヒット記念といたしまして、ここからはスペシャルイベントを執り行っていこうと思います。題して、「『8年越しの花嫁』プレゼンツ サプライズ人前式」でございます!実はこの会場のお客様のなかに、結婚を間近に控えたカップルがいらっしゃるんですね。そして彼女さんにはどのような企画があるのか内緒になっております。今からお二人の結婚を祝福すべく、奇跡のカップルを演じられた佐藤さんと土屋さん、そして本日ご来場の600人の皆様に結婚の承認になっていただきまして祝っていこうじゃないかという企画でございます。今日はクリスマスですからぴったりの企画だと思います。佐藤さん、土屋さん、お二人のお名前を読み上げていただきたいと思います。
佐藤:責任重大だ。わかりました。では、お呼びします。高田宗幸さん、そして…。
土屋:伊藤恵理香さん、舞台までお越しいただけますか?
(二人が舞台へ)
MC:…お二人に登場いただきました。
佐藤:彼は知っているという状態ですね。彼女さんは本当に何も知らない状態ですよね?
恵理香さん:待って、何?
佐藤:「待って、何?」ですよね(笑)。そうなるよね!
MC:恵理香さん、今の状況は理解できていますか?
恵理香さん:意味がわからない(笑)。
佐藤:でしょ?!どうしたらいいのかわからないでしょ(笑)。
MC:お話を伺っていきましょうか。宗幸さん、お二人はいつからお付き合いをされているんですか?
宗幸さん:高校一年生の時。それで一昨日で8年記念日を迎えました。
佐藤:すげぇ!
MC:8年間お付き合いされていて8年越しということですけれども、佐藤さん、恵理香さんがすごく戸惑っていますけれどもどうすればよろしいですかね?
恵理香さん:すみません(笑)。
MC:今日は宗幸さんからどう誘われたんですか?
宗幸さん:社会人なので仕事があったんですけど、上司が映画関係の人と知り合いということで行ってくれないかと。
MC:代わりにチケットをお二人に渡されたということですね。
宗幸さん:はい。それで僕が彼女に「上司に言われたから今日は来てくれないか」と。
MC:恵理香さんはその理由は信じていらっしゃった?
恵理香さん:はい。普通に信じていましたね(笑)。
佐藤:映画も観ていただいてね。ありがとうございます。
恵理香さん:すごく感動しました。ありがとうございます。
MC:土屋さん、恵理香さんの緊張が止まらないのでほぐしてあげていただいてもよろしいですか?
土屋:大丈夫だよー!
恵理香さん:すみません(笑)。
MC:恵理香さんにはサプライズでお越しいただいたんですけれども、先ほど宗幸さんの話にもありましたように、お二人は8年間お付き合いをされているということで、今日は恵理香さん、何の日でしょう?
恵理香さん:クリスマス。
MC:そうですよね。クリスマスにはプレゼントがつきものですよね。ということで、宗幸さんから恵理香さんにどうしても伝えたい言葉があるということですけれども、よろしいですか?
宗幸さん:はい。その前に、皆さん貴重なお時間を割いていただきまして本当にありがとうございます(笑)。このような素敵な場を設けていただきまして感謝しております。
今日は恵理香と僕にとっての大きな分岐点になると思いますが、話を聞いていただきますか?一昨日で付き合って8年記念日だね。時間はあっという間に経過したけど、一つひとつがかけがえのない時間です。今もそう。嬉しいことも辛かったことも、共にいてくれたのは恵理香でした。恵理香は責任感が強くて、自分の身を削ってでも誰かのためにやろうとするけど、もう無理しなくてもいいよ。大丈夫。僕がいる。恵理香に気づかされたことは一つある。何だと思う?本当の愛を教えてくれた。それと強い願望も。恵理香を幸せにしたい。恵理香と幸せになりたい。ヨボヨボになってもずっと一緒にいたい。これから僕の夢の一つであるプロポーズ、それも叶えたい。今から一生涯一度しか言わない言葉、あと渡すものがあります。もし断っても僕は誰にもこの言葉を伝えません。本当にどうしようもない僕だけど、たとえ何があっても絶対に守る。幸せにする。笑顔にさせる。だから、僕と結婚してください。あなたが大好きです。僕でよければ、この指輪のひもをほどいてください。もし指輪を受け取ってくれるなら、これが誓約書となります。お願いします。
恵理香さん:ありがとうございます。
(会場拍手)
佐藤、土屋:おめでとうございます!