【全文掲載】北村匠海「正気か、この人!?」阿部寛の“効果不明な配慮”に驚愕!?

累計60万部を超える重松清の大ベストセラー小説を、阿部寛、北村匠海共演で初映画化する『とんび』が、4月8日に公開される。このほど、2月17日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて完成披露舞台挨拶が行われ、キャストの阿部寛、北村匠海、薬師丸ひろ子、杏、安田顕、大島優子、麻生久美子、そして瀬々敬久監督が登壇した。ここでは、本イベントの模様を全文掲載でお届けする。

MC:まずはご挨拶いただこうと思います。本作の主人公、日本一不器用な男、ヤスこと市川安男役を演じられました阿部寛さん、お願いします。

阿部:皆様、本日はお集まりいただきありがとうございます。ヤス役をやらせていただきました。撮影は去年だったんですけど、岡山というすごく人が温かい場所で、みんなでこの作品に全力を尽くしてやってました。親子の話なんですけど、まちぐるみで1人の子供を育てている大きな家族の話でもあるんでね、是非今日はゆっくり観て楽しんでいただきたいと思います。よろしくお願いします。

MC:続いて、芯の通ったヤスの息子、アキラこと市川旭を演じられました北村匠海さんです。

北村:市川旭を演じました北村匠海です。アキラという人間は、この映画を通して小さいアキラから大きいアキラまで、どんどん移り変わっていくので、役者としてもすごく挑戦的でした。いろんな年代の一瞬一瞬を切り取っていくっていう中で、本作に描かれている温かさや愛に満ちた話が、現場がまんま体現していて、きっとそれがスクリーンに映って皆さんの元に届くと思うととても嬉しい気持ちでございます。今日最後まで楽しんでください。よろしくお願いいたします。

MC:ヤスのお姉さん的な存在で、小料理屋の女将、たえ子役を演じられました薬師丸ひろ子さん、お願いします。

薬師丸:皆さんこんばんは。今日はようこそお越しくださいました。以前、瀬々監督と『8年越しの花嫁』という作品で岡山でロケをさせていただいて、その時に皆さんに本当に良くしていただいて、とてもいい思い出があって。また今回も岡山のロケだという風に伺って、ぜひ行きたいと思って参加いたしました。想像以上に街の皆さんに温かく迎えていただいて、そんな皆さんが実際に生活している場所をお借りして、私たちが作品に取り組んだ作品の内容、またそれ以上に街の空気が皆さんに伝わったらいいなと思います。阿部さんとご一緒する場面が非常に多かったんですけれども、私は阿部さんと同い年なんです。20年ぐらい前ですかね、ご一緒させていただいた時も阿部さんのお芝居の熱量に圧倒されたんですけれども、それから数十年経ってもそれが何倍にも膨らんで、今回も本当に演技に真正面から向かっていく阿部さんの姿に、私も引っ張ってもらいました。最後まで楽しんでご覧いただけたらと思います。ありがとうございます。

MC:続いてはアキラの婚約者、由美役を演じられました杏さん、お願いします。

杏:本日はよろしくお願いします。原作を読んで泣いて、台本を読んで泣いて、撮影をして泣いて、できた映画を観て泣いて、もう何度泣いたかも分かりません。これからこの作品が世に出て、ヤスさんのトラック何台分、何千台分の涙が日本中で流されるんだろうと思うと、みんなでこの温かい涙を共有していきたいなと思います。短い時間ですが今日はよろしくお願いいたします。

MC:ヤスの幼なじみでアキラに我が子のように接する住職の照雲役の安田顕さん、お願いします。

安田:どうもよろしくお願いいたします。照雲という役をやらせていただきました安田顕と申します。住職なんですけれどもリーゼントという一風変わった見た目のお坊さんなんですけれども、ロケ地が本当に素晴らしいロケーションで、ちょっと小高いお寺の上から見た瀬戸内海が本当に綺麗だったんですけれども、その海のように大きな愛に包まれた映画になっております。ぜひ皆さん、ご覧になった後にお友達だったりご友人お知り合いの方ご家族の方、またSNS等で良かったと思われた方は拡散をお願いいたします。本日はよろしくお願いします。

MC:照雲の妻でアキラにお母さんのように愛情を注ぐ幸恵役の大島優子さんお願いします。

大島:こんばんは。お越しいただきましてありがとうございます。2020年の12月頃に撮影をしていて、とても寒い時期だったんですけれども、撮影の時の記憶としてずっと阿部寛さんが裸足に下駄で走り回ってたのがすごく蘇ってきて(笑)。でも今日はですね、その隣に息子のように可愛がってたアキラがいるんですけど、今日は「北村匠海だ!」と思いまして(笑)。映画では全然違う姿なので(笑)。改めて今回はこういう豪華な共演者と並んでいることに、とても嬉しく思っております。撮影していた時もコロナ渦だったんですけれど、今日この日をどうやって迎えるのというふうに思っていまして、でもこうやって劇場にお客さんが入っていることをとても嬉しく思っております。少しでも楽しんで帰ってください。よろしくお願いします。

MC:続いてはヤスの妻、アキラの母親、美佐子役を演じられました麻生久美子さんです。

麻生:こんばんは。今日はお忙しい中、こんなにたくさんの方に集まっていただけてとても嬉しく思います。私は今回アキラの母親というとても大切な役をいただきまして、出演シーンとしてはそんなに多くないんですけど、ワンシーンワンシーン丁寧に大事に演じていけたらなと思ってやらせていただきました。先日完成した映画を拝見したんですけれども、本当に面白かったです。笑って泣けて、家族の絆だったり愛をすごく感じる本当に素晴らしい映画が出来上がったなと思います。今日は皆さんに少しでも楽しんで観て帰っていただけたらと思います。今日はよろしくお願いいたします。

MC:そして最後に瀬々敬久監督です。

瀬々:瀬々です。今日はどうもありがとうございました。この映画についてはですね、自分たちで作っていて言うのもなんですが、また初めてこういう言い方をしますけど、間違いなく面白いです!保証します!期待して観てください。ありがとうございます。