【全文掲載】阿部寛「親父がたまに言う意見を大事に」、北村匠海「“初めて”だと思ったら楽しい」人生で背中を押された言葉とは?

累計60万部を超える重松清の大ベストセラー小説を、阿部寛、北村匠海共演で初映画化する『とんび』が、4月8日に公開初日を迎えた。同日、初日舞台挨拶がTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて行われ、キャストの阿部寛、北村匠海、杏、安田顕、大島優子、そして瀬々敬久監督が登壇した。ここでは、本イベントの模様を全文掲載でお届けする。ここでは、本イベントの模様を全文掲載でお届けする。

MC:それでは早速、ご挨拶をお願いします。

阿部:皆さん、本日はありがとうございます。ヤスを演じました阿部寛です。あの名作「とんび」が映画のクオリティになって帰ってきました。岡山でずっと撮影していたわけですけども、岡山の瀬戸内海の穏やかな中で、町の人々の温かい協力もあり、その素晴らしい雰囲気が映画の中に刻まれたと思います。素晴らしい作品になったと思いますので、よろしくお願います。

北村:アキラ役の北村匠海です。この時代にすごく届けるべき作品だなと今公開を目の前にしてとても心の底から思いますし、自分達の手から離れて『とんび』という作品が羽ばたいていく寂しさもあるんですけど、こうやってたくさんの方が観に来てくれて、そして僕らが現場で感じた温かさを皆さん一人一人が受け取って笑顔にしてくれるんだなというのを想像すると、とても嬉しく思います。今日は最後までよろしくお願い致します。

杏:杏と申します。本日はよろしくお願い致します。お話をいただいてから4年近く経ったかな、そして撮影してからも2年ぐらい。ようやくこれが世に出て皆様とこの涙を共有できるということが、とてもこれから楽しみです。本日はどうぞよろしくお願い致します。

安田:安田顕と申します。ほっこりと温かい気持ちで笑えて、じんわりと涙ぐめる、いつの時代でも感じることのできる人間性あふれた素晴らしい作品に参加できて本当に光栄でございます。本日はありがとうございます。

大島:皆さん、こんばんは。大島優子です。今日はお越しいただきましてありがとうございます。ここに来るとき、私は瀬々監督のTwitter を見て、瀬々さんが「こんなに初日に緊張するのは久しぶり」ってつぶやいていたんですよ。それを見た瞬間に、私も「そうだ初日だ」ってすごいドキドキして。でも、今日私の父と祖母も初日の朝一で観に行ってくれたんですよね。「感想どうだった?」って聞いたら、「祖母はずっと泣きっぱなしで感動していた」って父から聞いたので、瀬々さん、大丈夫ですよ!って(笑)。私も勇気をもらえました。皆さんが心温まるような映画ができたと思いますので、これがどんどんもっと日本中に広がっていけばいいなと思っております。今日はよろしくお願いします。

瀬々:監督の瀬々敬久です。そうですね、なんでこんなに緊張してるんだろうと自分でも不思議なぐらいなんですけど、一つはですね、自分で言うのもなんですが、いろんなところで言ってるんですけど、この映画、すごい面白いです。ですが「今の時代に昭和かよ」とか思われるのがすごく不安なんですね。お客さんは来てくれるだろうか、ずーっとこの1週間そのことばっかり考えてました。今日は本当にここに駆けつけてくれて皆さん、本当ありがとうございます。匠海くんのプラカードを持っている人たちがいっぱい入ってですね、匠海の字に海があると。これが素晴らしいと(笑)。本当プラカードも作って来てくれてありがとうございました(笑)。ぜひこの映画を応援してください。引き続きよろしくお願います。