【全文掲載】山田涼介「軽くても良かったんじゃない!?」撮影現場での無茶振りを暴露!

MC:そんな西田さんはいかがでしたか?

西田:無茶振りはなかったですねえ。やっぱり、西田敏行という俳優の大きさでしょうか? そういうものが監督をビビらせたのかなという感じでおりましたけど。ただ、撮影中に監督の動きをよく見ていると、本当に熱心に情熱を持って次の画を考えていて。いつも考えている人なんだなっていうのが、僕の中での印象がありますね。この本をいただいた時に、大怪獣の中にいろんな隠し味があるんだなと感じました。現代に戻ってみると、ミャンマーでも大怪獣と市民が戦ってるし、ウクライナに思いを馳せるとやっぱり戦ってるし、日本は大怪獣と戦い終わったけどでっかい死体が残っている。誰が始末をつけるのか分からない状態で。そんなことを考えながら総理大臣をやらせていただきました。

MC:監督はいかがでしたか?

三木:本当にプレッシャーでしたよ(笑)。西田さんにもすごい考えてもらって。芝居がすきな役者さんたちと一緒に監督ができるって、すごい贅沢ですよね。皆さんも機会があれば監督をやってみると良いと思いますけど、日本を代表する役者さんがそれぞれ考えて目の前で動いてくれて、こんな贅沢して良いのかなって思いますよね。

MC:さて、ここからは、こちらで用意した大怪獣に見立てた巨大バルーンのあとしまつをしていただき、初日をお祝いしたいと思います。山田さんにバズーカで、あとしまつをしていただきます。参りましょう!3、2、1、どうぞ!(山田がバズーカでみごとバルーンを破壊)ありがとうございます!あとしまつ成功です!山田さん、いかがでしたか?

山田:こんなに簡単に後始末できたら良いなと思いました。映画ではメチャクチャ苦戦しますから(笑)。

MC:初日は特別な日ですからね。

山田:そうですね。特別なイベントを開けるのは初日ならではだなと改めて感じております。

MC:さあ、ここでお時間です。最後に皆様からご挨拶をいただきたいと思います。

三木:いろいろな感じ方ができる映画になっていると思います。皆さんが思ったこと、いろいろあったら、周りの方に伝えてもらったり、SNSで広げてもらえると我々一同励みになると思いますので、どんなことでもいいので、感じたことを広げてもらえると非常に嬉しいです。よろしくお願いいたします。ありがとうございました。

西田:僕は小学生の頃、昭和29年かな、初めて『ゴジラ』を観たんですよ。夜に家に帰って、トイレが外にあったので、外に出ると街の明かりが白白と見えるんですね。そこにもしかしたらゴジラが立っているんじゃないかと思って、あの恐怖を今だに覚えているんですよね。たしかにあのとき、ゴジラは死んだんですけど、今思えばあの時のゴジラのあとしまつは誰がしたのかなと思いますね。そこに着眼して、この映画を考えた監督の発想力に敬服してます。面白い映画になりました。ゆっくり御覧ください。どうもありがとう。