MC:本作は巨大怪獣の死体処理という、ある意味倒すよりも難しい無茶振りを課された人々の奮闘が描かれます。そこで、皆さんにとって現場で、これは無茶振りだったというエピソードをお話しいただきます。山田さん、いかがですか?
山田:ポスターとかで背負っているロケットがあるんですが、本編ではそれを2個背負って走ったり、作業をするシーンもあるんですね。あれ、本当に重くて。一個10キロは言い過ぎかもしれないけど、それを2つ持って「走ろうか」と言われたときは、「軽くても良かったんじゃない!?」と内心では思ってやってましたね(笑)。たぶん質感とかリアルさは、この重さでないと表現できなかったんだろうなと思いながら納得してやってましたけど。
三木:リアリティーですから(笑)。正直、重いものが揺れるのと、軽いものが揺れるのとでは、画として違うんですよね。それを山田さんはいとも軽くってことはないですけど、アクションにつなげていく身体能力の高さは本当に素晴らしいですよね。俺はできないです(笑)。20キロぐらいあるんですけど、ジャンプしたりするんですね。すごいなって。やらせておいて、「すごいな」はないんですけど(笑)。
山田:あれは大変でしたね(笑)。数時間でしたからね。
MC:疲れもたまりましたか?
山田:そうですね。楽屋でずっとソファーの肘当てに、首をグリグリ押し当てるぐらい、こりましたね。頑張りました(笑)。
MC:土屋さんはいかがでしたか?
土屋:予告にも有るように、ユキノが草むらを走るシーンがあるんですけど、だいたい特撮のヒロインって草むらを走るんですよ(笑)。台本を読んだ時に「来た!」と思って、すごく嬉しくて。現場に行って、「よし、走るぞ」と思ったら、草が生えすぎてて進めないんですよ(笑)。なおかつ、時期が冬だったので、草が固いし刺さるんですよ。その時は、「きゃー」と言いながら走ってるけど、本当に「きゃー!嫌だー!」っていう気持ちで走ってました(笑)。本当に痛くて(笑)。でもスタッフさんたちが草を切ったり、踏んでくださったりして、傷が一個ぐらいで済みました(笑)。
MC:濱田さんはいかがですか?
濱田:無茶振りをされたわけではないんですが、僕は総理秘書官役で、国家機密の内容を扱っていますから、総理役の西田さんと0距離で密談をするところがあるんですね。その場合、「釣りバカ日誌」という番組であれば、100%チューしていい距離なんです(笑)。でも今回は総理大臣と秘書官ですから、絶対チューはダメで。だから非常に悶々とした、ムラムラした思い出があります(笑)。