直木賞作家・佐藤正午による実写化不可能と言われていた同名小説を、藤原竜也主演で映画化する『鳩の撃退法』が、8月27日に公開初日を迎えた。同日、新宿ピカデリーにて行われた舞台挨拶に、キャストの藤原竜也、土屋太鳳、風間俊介、豊川悦司、タカハタ秀太監督、サプライズゲストとして堀込高樹（KIRINJI）が登壇した。ここでは、本イベントの模様を全文掲載でお届けする。

MC：皆様から一言ずつご挨拶をいただきたいと思います。まずは、天才作家、津田伸一を演じました藤原竜也さんです。

藤原：よろしくお願いいたします。ようやく公開初日を迎えられて嬉しく思います。客席が半分という制限があるのは寂しい感じはしますけど、来ていただいてありがとうございます。今日はよろしくお願いいたします。

MC：続きまして、津田の担当編集者、鳥飼なほみを演じました土屋太鳳さん、お願いします。

土屋：鳥飼なほみ役を演じさせていただきました土屋太鳳です。本当に難しい状況の中、観客の皆様、そして報道陣の皆様と封切りの日をご一緒できたことを本当に感謝しております。この作品は、謎解きのエッセンスが凝縮されたような、濃厚なちょっと辛口なクセになる作品となっています。観れば観るほど、語れば語るほど伏線が湧いてくる物語です。どうか末永く、津田さんが解き放った謎を楽しんでいただけたらと思います。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

MC：続きまして、読書好きのBARのマスター、幸地秀吉を演じました風間俊介さんです。

風間：風間です。本日は公開することを迎えることができたことを本当に幸せに思っております。BARのマスター役ということなんですけども、本当にBARのマスターかどうかということすら疑っていただけるような、観る方によって物語の感じ方が全然違う作品となっております。観終わった後は是非とも人と話していただいて、「私はこう思う」、「いや、こうだ」と、皆さんなりの結末を見つけ出していただけたら幸いと思っております。本日はよろしくお願いします。

MC：そして、本通り裏のドン、倉田健次郎を演じました豊川悦司さんです。

豊川：どうもこんばんは、豊川です。今回は、本当にしびれるような良い役をいただきまして、毎日毎日演じるのがとても楽しい撮影の日々となりました。それを皆さんに感じていただければと思っております。映画館では、万全の対策をして皆さんをお待ちしております。今日は猛暑の中、コロナ渦の中、来ていただいて大変嬉しく思います。ありがとうございます。よろしくお願いします。

MC：最後に、本作のメガホンをとられました、タカハタ秀太監督です。

タカハタ：今日はありがとうございます。タカハタでございます。このところの感染状況を見ておりまして、ほんとに公開初日を迎えることができるのかと数時間危惧しておりました。でも無事に初日を迎えることができまして、皆さん、足をお運びいただきましてありがたく思っております。ありがとうございます。今日はよろしくお願いします。