MC:ありがとうございます。2作品についてお話しを伺ってきました。さあここからはキャストの皆さんに事前に募集した国内外からの「るろ剣愛」あふれる動画をいくつかピックアップして紹介させていただきます。御覧ください。
(動画がスクリーンに映し出される)
MC:あふれる愛!どうでした健さん。
佐藤:子供に真似されるっていうのは、ひとつの僕の憧れで、僕も子どもの時にアニメの『るろうに剣心』を観て、傘で遊んだりとかしてたので、まさか自分を見てそんなことしてくれるなんて、幸せですね(笑)。
MC:武井さんはどうでした?
武井:グッときちゃいますね。公開延期っていうこともありつつ、待っていてくださる方がいたんだと、目の当たりにして大変うれしく思いました。
MC:ここからは、ファンの方から質問をもらおうと思います。(質問者が画面に登場)
質問者1:『るろうに剣心』を作って、人生がどのように変わったのですか?
佐藤:まるっきり変わったと思います。当時、僕は22歳で、抜擢だったと思うんですけど。これだけの大きなものを主演を僕でやるのはギャンブルというか。そういう立場だったと思うので、チャンスを与えてくださった作品であり、それ以降に頂いているオファーも変わってきたと思うので、きっかけを与えてくれた、大切なターニングポイントとなる作品です。
武井:私は当時17歳で、公開のときにはフィリピンに行かせていただいて、その時に現地の人に声をかけていただいた時に、すごい作品に参加できたんだなと思いました。
青木:この作品と出会えて、国内もそうですけど、外国の方とこの瞬間につながっているのがうれしいですよね。すごい海外でも人気で。本当にありがとうー。
土屋:この作品に出会うご縁があって、それで今ここに立つことができているので、操として生きることができて、ここにいる皆さんと出会えることができて嬉しく思います。公開に際しては厳しい状況の中、皆さんと一緒に乗り越えたから、映画の中にいる剣心たちも幸せなんじゃないかと思います。
質問者2(子供二人):佐藤さんと新田さんに、撮影の時にあったハプニングや面白かったことを教えて下さい。
佐藤:マッケンは、こういう話が得意ですよ(笑)。
新田:あまり大きい声では言えないんですけど、アクションシーンでちょっとしたハプニングがありました。あんまり面白くないんですけど、歩けなくなりした(笑)。観てもらうと分かるんですけど、すごく激しいんです。身体が耐えきれなかったみたいで。一瞬歩けなくなりましたね。今はスッキリ治ってます。
MC:佐藤さんはなんかございますか?
佐藤:おもしろエピソード…。やばい。ちょっとみんなで力をあわせて、仲間の絆を…。おもしろエピソードないはずはないんだから!半年以上撮ってますから。我々、和気あいあい撮ってますから。楽しかったんだよ、みんな仲良しだから。
大友:崇くん(青木)もあったよね、過呼吸?
青木:ちょっと呼吸がしにくかったかな(笑)。
新田:あと、撮影中に平成から令和になりましたよね。
佐藤:そうなのよ。撮影中になった。
新田:ちょうど最後のアクションシーンを撮影しているときに、僕と健さんがいて。
佐藤:「次の元号は令和です!」を助監督の田中さんから聞きましたもん(笑)。現場で聞いたんですよ。発表を。
大友:あと景気づけにあるものを壊したよね。セットをね。映画を観てもらえば。
MC:大丈夫かな?最後に言いたいことある?
質問者2(子供二人):「おろ?」って言って欲しい(笑)。
佐藤:何回でも言わせてください。(首を傾げて)「おろ?」(子供が反応せず)反応してくれ~(笑)。
MC:ありがとうございました(笑)。
質問者3:大友監督に質問です。『るろうに剣心』のアクション動画を自分で撮ってるのですが、剣心みたいに感情があふれるような動画が作れないんです。何が足りないんでしょうか?
大友:正直言って俳優もですけどスタッフの思い入れもめちゃめちゃすごいんですよ。みんなのテンションが重なっちゃってるかな、抽象的ですみませんけど、やっぱり映画ってあるんだよね不思議と。集団作業の魅力で、やっぱり全員が工夫に工夫を重ねてやってるんですよ。アクションチームはアクションチームで、もう今まで見たことがないアクションを見せてやろうと思ってるし、俳優部は俳優部で一手一手にどう感情を込めるか、つまり立ち回りの形を覚えるだけじゃなくて、そこに感情を乗せていきながら芝居してるんですよ。だからここで止めてここでセリフを言いたいとか、こういうふうに言いたいとかやっぱり自分たちで動いてるから、どんどんそういう意見が出てくるんで、それを乗せて乗せていきますから、周りがカメラでそれをより増幅するように撮り、ライティングもドラマチックにやり、壊れるところは、セット壊されるのって美術部って嫌なんだけど、『るろ剣』の場合は壊されるためにセットがある。最後に壊して撮影が終わるぐらいの感じになる。そのためにずっと準備してるんですよ。映画の集団芸術性ってそこにあると思うんですよね。一人のアートではなくて10人のアートの方がもしかしたら強いかもしれない。僕の脳みそで考えたイメージを遥かに越えていくんです。やっぱりそういう力っていうのは、僕が映画作りに取り憑かれていることなんですね。だから500人くらい集めてやってみたら、500人分のエモーションが良いものができるかもしれないですね。