【全起こし】松坂桃李、超個人的なニュース発表に後悔「もうやめたい…(笑)」『新聞記者』初日舞台挨拶レポート 全文掲載

MC:ありがとうございました。最後になりますが、北村有起哉さんはいかがでしょうか?

北村:僕はちょっと勘違いをしてまして、完全にフェイクニュースになりました。「謎の粒子飛散、ネット環境崩壊」。映画を観ていて、ネット環境が全部無くなったら、どうなっちゃうのかなと思って。完全にフェイクニュースなんですけど(笑)。でも、内調(内閣情報調査室)の人とかがね、カチャカチャやる必要がなくなるわけでしょ?

松坂:そうですね(笑)。

北村:後は、LINEで夫婦のやりとかもできなくなっちゃうし、あとふざけて書いたわけでもないんだけど、新聞がたくさん売れると思うんですよ。そうすると新聞記者がすごく忙しくなるし、そんなふうに巡ってくるんじゃないかと思って。絶対僕も困ると思うんだけど、数十年前は全然なかったわけですからね。だからどれだけパニクるかっていうのをね、味わうっていうのも楽しいんじゃないかな。すいません、無責任なノリで昨日酔っ払って考えました。すいませんでした。ありがとうございます(笑)。

MC:ありがとうございました(笑)。それでは最後に、代表してメッセージをいただきたいと思います。シムさんからお願いします。

シム:また緊張しちゃいました(笑)。いろいろな情報があふれている時代、どうやって頑張って自分の道を切り開いて生きていくのか、この映画を通して、それぞれが伝わるメッセージがあると思いますが、その真心で感じてくださるとありがたいと思います。今日は本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

MC:ありがとうございました。では、松坂桃李さんお願いします。

松坂:はい、本日は皆さん、本当HPがパンクしてしまうくらいに、皆さんの感想が書き込まれて、それぐらいこの作品を通して、皆さんの観ていただいた熱量がすごいんだなと改めて実感しております。なので、皆さんの言葉で、その言葉をつないでいって、ぜひともこの作品のことをいろいろな方に届けてもらえると我々一同、本当に嬉しいです。どうか最後まで、この作品のことをよろしくお願いします。ありがとうございました。

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『新聞記者』
6月28日(金)新宿ピカデリー、イオンシネマほか全国ロードショー
監督:藤井道人
企画・製作:河村光庸
主題歌:OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND「Where have you gone」
出演:シム・ウンギョン 松坂桃李 本田翼 岡山天音 郭智博 長田成哉 宮野陽名 高橋努 西田尚美 高橋和也 北村有起哉 田中哲司
配給:スターサンズ イオンエンターテイメント

【ストーリー】 東都新聞記者・吉岡(シム・ウンギョン)のもとに、大学新設計画に関する極秘情報が匿名FAXで届いた。日本人の父と韓国人の母のもとアメリカで育ち、ある強い思いを秘めて日本の新聞社で働いている彼女は、真相を究明すべく調査をはじめる。一方、内閣情報調査室の官僚・杉原(松坂桃李)は葛藤していた。「国民に尽くす」という信念とは裏腹に、与えられた任務は現政権に不都合なニュースのコントロール。愛する妻の出産が迫ったある日彼は、久々に尊敬する昔の上司・神崎(高橋和也)と再会するのだが、その数日後、神崎はビルの屋上から身を投げてしまう。真実に迫ろうともがく若き新聞記者。「闇」の存在に気付き、選択を迫られるエリート官僚。二人の人生が交差するとき、衝撃の事実が明らかになる。

©2019『新聞記者』フィルムパートナーズ