日本を代表する映画評論家・佐藤忠男の人生を描いたドキュメンタリー映画『佐藤忠男、映画の旅』が、2025年11月1日(土)より新宿K’s cinemaを皮切りに全国順次公開されることが決定した。寺崎みずほ監督のデビュー作となる本作は、60年以上にわたり映画批評に身を捧げ、アジア映画の発掘・紹介に尽力した佐藤忠男の軌跡を追う。
佐藤忠男は、独学で映画評論の道を拓き、日本映画史を体系化した功績により映画評論家として初めて文化功労者に選出された第一人者。庶民の目線から多彩に映画を論じ、150冊を超える著作を残した。さらにアジア映画の魅力を日本に紹介し、国際的な映画交流や後進の育成にも力を注ぎ、韓国やフランス、モンゴル、ベトナムから勲章を授与された。
寺崎監督は2019年から佐藤への密着取材を開始。戦争体験、映画との出会い、伴侶・久子との人生、そして1万本以上を鑑賞した末に「世界で一番好きな映画」と語ったインド映画『魔法使いのおじいさん』(G.アラヴィンダン監督)への想いまでを丹念に記録している。世界の映画人による証言や生前のインタビューを交え、観客は“佐藤のたからもの”を探す旅へと導かれる。
今回公開されたポスタービジュアルには、穏やかな表情を浮かべる佐藤の姿と、その周囲を彩るアジアの風景や人々の姿が収められている。中には、アラヴィンダン監督と浴衣姿で語らう貴重な写真も含まれており、映画への愛と交流の歴史が凝縮された一枚となっている。
■作品情報
タイトル:『佐藤忠男、映画の旅』
英題:Journey Into SATO TADAO
監督:寺崎みずほ
撮影:大久保千津奈(JSC)
録音:姫井信二
編集:遠山慎二
プロデューサー:川井田博幸
出演:佐藤忠男、秦早穗子、イム・グォンテク、シャージ・N・カルン ほか
制作・配給:グループ現代
2025年/日本/98分/カラー/DCP/ステレオ
公開:2025年11月1日(土)より新宿K’s cinemaにてロードショー、全国順次公開
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